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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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なんとなくつぶやいています。



手持ち無沙汰に一コマゾンビつぶやき
「TWITTER OF THE LIVING DEAD」
などと気がむいたらやってたり(苦笑)
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kindleでも読めます
(18歳未満の方は購入できません)
→「」/→「妹小屋
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「エロ美ちゃんオーバードライブ」

元ヤン総長エロ美ちゃんが
エロにマシンに仁義に大奮闘!!
「ゾンビと暮らす。(仮)」
☆自作ゾンビ物語
[portrait of the dead]
めざせ!! ゾンビ小説家!!

ゾンビが好きすぎて自作のお話なんか
拵えております。興味のある方は寄って
みて下さい。とは言え、なにぶん素人の
書く物語なので大目にみて下さいね〜。
ひとまず秘かに裏道へと進みます。
ブログ内検索。
ジョージ・A・ロメロ監督作。
☆ゾンビ新時代到来の息吹を最後に…
ロメロ監督の思惑は果して…?!



当ブログ的ロメロゾンビ考察一覧

☆2017年7月16日に肺ガンで
他界されてしまいました…
この世にゾンビを放ってくれて
ありがとう・・・
新着ゾンビ小説紹介。
☆「ゾンビ百人一首」
作者の青蓮さんのご厚意で拝読中です。
百人一首から紡ぎ出される
ゾンビ物語の数々。
一節が非常に短くちょっとした合間に
読めるので、育児の傍らにも最適(笑)
簡易ギャラリー的ブログ紹介。
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和製インディーズゾンビムービーの傑作発売から2年…ついに「地獄の血みどろマッスルビルダー完全版」となってWHDジャパン・フォワードレーベルから正規版DVDが発売中です!!
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日本に於けるゾンビ映画に新風を
吹き込む気鋭doragodonさんが挑む
和とゾンビの融合!!!!
当ブログの感想はコチラに。

予告編1予告編2

doragodonさんのブログはコチラから。
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「生ける屍対赤児/目次」
「産まれて間もない赤児」と
「死して間もないゾンビ」との比較検証。
最新コメント。
☆コメントは承認後公開となります。
「プラナリア・プログラム」
☆続篇思案中にて。
切っても切っても分裂・再生を繰り返し
てしまう特殊な肉体を持った女性を
描こうとショート漫画と連作イラストの
シリーズ化目指し展開中。

血が多いので表立っては反転で投稿。
15歳以下は画像クリック不可です。



第1話(2P漫画)はコチラに。
イラスト展開はコチラからご覧下さい。
「すろ〜ぺ〜す・ぞんび君」
☆めざせ、ゾンビ漫画家!!
▼現在第4話(番外編)まで完成。
↓第2話はR-15なので
15歳未満の方はご遠慮下さい。

→第1話はコチラから
15歳以上の方は第2話をドウゾ
第3話第4話(番外編)

▲新キャラゾンビの
「カワナシノカオくん」
いつの日かぞんび君と対面します。
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☆漫画やイラスト等を描いています。
↓ゾンビ布教フリーペーパー
「Cafe of the Dead」ver2.0

↑表紙&本文1ページ漫画掲載。
ゾンビカフェ委員会様HPで電子版閲覧可

↓特製予告漫画

南瓜金助参加コミックス全目録
参加同人誌紹介。
☆駕籠真太郎先生企画監修
うんこ100選
〜世界がもし100個のうんこだったら2〜

1頁うんこ漫画「美女内臓カレー」を
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受け付けています。
興味のある方は是非お手にどうぞ!!
「ゾンビカフェ委員会」
☆ゾンビカフェ実現を目指して

↑ゾンビ布教フリーペーパー
「Cafe of the Dead」を発行されています
「ゾンビカフェ委員会」様のHPです
プロフィール。
HN:
死霊の南瓜金助
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
自己紹介:
ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
私的暫定ゾンビランキング(〜2014)

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管理人DM様/「ポップでライト」なゾンビ
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ゾンビと戦う事にスリルや興奮を感じる
仲間を募集中との事。因に↑設置バナー
は私(カボチャスキ)が納品致しました。
最古記事。
ゾンビと歩こう…


ゾンビ、ぞんび、ZOMBIE…
ゾンビの事だけ考えて暮らして
みたいなぁ(笑)。…でも年に
一度のカボチャイベントは
外せないけれど(苦笑)

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>画像、捕獲DVDより。

凄いよ、面白かったよ、アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ監督至極感服。「スパニッシュ・ホラー・コレクションDVD-BOX」 第3作目の「36 PASOS」。キャピキャピする水着女子達のキャピキャピ感とは逆ベクトルの現実。これ暫くリピート必至間違い無し。水着女子とチェーンソーといきなりバイオレンスのブレンドはいわゆるソリッドシチュエーション・ホラー的演出の枠を軽く越え、狂気と狂乱の禍々しい世にも珍しい水着だらけの恐怖大会(ポロリどころじゃないよ)を築き上げてしまいました。

◆女の子達が別荘のような長閑な場所に水着で集まっている。一見楽しそうに見えるこの居住区は、実はあるルールによって成り立っていた。なにがあっても指示に従う事。それさえ守っていれば事件は起こらないと思われたが、盗みに違反に部品の配布と積み重なる異質に少しずつバランスがくずれてきて…

☆以下、内容に触れています。

久々に身の引き締まるスプラッター・ホラーを観た気がしました。個人的には最高傑作です。

ソリッドシチュエーション・スリラー等で割と描かれるのは極限状態で死を免れるために逃げ惑う姿や殺し合う状況が主だとすれば、本作では殺されない為に“楽しく過ごさなければいけない”と言う指示で至極斬新。

ルールを破れは即刻殺されてしまうわけですが、踊りの練習やらパーティの支度にプールでは大はしゃぎと一見すると楽しそうな絵面は他のソリッドシチュエーション・スリラーではなかなか見受けない印象で非常に恐ろしく面白かったです。内容的には復讐譚にみえますが、凶器となるアイテムをそれぞれの娘に小刻みに個々に配り、最終的に凶器が完成する時点で大暴走させる切っ掛けを与え、女の子達の歯止めが利かなくなるといった念の入れよう。巧い。自分を蔑ろにした者達を殺し合わせる復讐は気のふれた女の子達で大波乱を巻き起こす。全員いかれている大団円の見事さに感服。

スパニッシュ・ホラー・コレクションBOXのアドリアン監督作全てに言える事ですが、殺人鬼のいきなり襲って来る感じが素晴らしい。これですよ、この唖然とする異質感が個人的にはツボ押されまくり。それに加えポップなニュアンスと殺伐な演出の見事な合致。こんな楽し怖い作品を待ってました。


個人的には、足を怪我していて小指を切り取られ終いには口を破壊され恐怖に我を忘れてしまった怒りの権化と化したエミリアが素晴らしく凄いかと。血飛沫を浴びチェーンソーを猫背で構え息も絶え絶えな凄まじさは今まで観て来たホラーヒロインを軽く凌駕した存在感。思春期にキャリーの血まみれ大暴走観た時と同じときめきを感じてしまった。可哀相な幸薄い娘さんなんだけど過去に他人を蔑ろにしたせいでこんな目に…惨いし痛々しいし悲しいしショックだったけど、そんな悲しいエミリアが好きになってしまった。エミリアとチェーンソーを私は一生忘れられないでしょう。

当ブログ的にも直接的なゾンビはいないものの、毒飲まされて具合悪くなった女の子がなかなかにゾンビテイストだったり、最後は腐乱死体の参列気違いパーティ開幕で存在する死人的雰囲気が漂い恐ろしく凄まじく魅力的な印象でした。


アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ監督作の邦盤DVD化は今の所5本みたいだけどショート6本を含めるとこれまでに17本くらい撮っているんですね。まずは未消化の「ザ・ヘル ネクストステージ」「NITRO ニトロ」を観てはみるけど他の活躍など気になります。どんな方向から攻めているんだろうか…今動向が一番気になる監督さんになりました。

スパニッシュホラーコレクションBOX特典の短編「Policlinico Miserable」ですが、こちらはアドリアン・ガルシア・ボグリアーノ共同脚本のラミロ・ガルシア・ボグリアーノ監督とのクレジット。ご兄弟でしょうか?POPな気配のアドリアン監督3作とは違う重々しい雰囲気と堅実な演出で12分の独特の世界観でありながら見応え充分。それで全てアドリアン監督作ではないのでスパニッシュホラーコレクションBOXなんでしょうかね?しかしBOX捕獲大正解でした。素晴らしい商品。全部面白い。






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>衛星より受信。

WOWOWにて「トーチウッド 人類不滅の日」が突然の放送開始。突然というのは「ドクター・フー」のスピンオフにして「秘密情報部トーチウッド」の第4シーズンが1〜3の放送なく開始となったからです。私を含め全くの知識なし視聴者はどう捉えるのか若干心配ではありましたが、元々謎多い組織ですから謎だらけでもそう違和感なく(笑)、見始めた第1話での掴みは見事でした。大掛かりな大爆発で1話を締めくくった強引な力技は大それた出発地点、まず面白かった。

当ブログ的にはやはり死ななくなった人類を“いわゆるゾンビ”と当てはめる事が出来るのか否かに刮目しつつ鑑賞しました。第4シーズン全10話見終えたわけですが、死んでいてもおかしくない状態の人間が死なないと言う凄まじさはご覧になって頂いた方がわかりやすいですが、これはこれで“いわゆるゾンビ態”を凌駕してしまいそうな存在感はあるかと。これには至極感服。“死んでいると言う事はその体に宿す様々な弊害をもたらす”という“いわゆるゾンビ”作品ではそう見受けられないニュアンス。生ける屍は存在するだけで爆弾になりうると言う描き方。私はゾンビ映画に精通する程作品を観ているわけでは無いので、そう言った設定を踏まえたゾンビは現時点では思い出せず。“いわゆるゾンビ”に食人のみならずそれらの要素を組み込んだら増々恐ろしい存在にレベルアップしそうだと感じ非常に興味深かったです。

☆以下、内容に触れています。

ゾンビニュアンスの記録として物語の順を追いながら記してゆきますと、まずは「人間が死ななくなった世界の違和感の発生」…個人的にゾンビ態としてダメージ体ゾンビが最も恐ろしいビジュアルなのですが、死んでいてもおかしくない状態の人間が動いているのはやはり相当に凄まじい。初めて「サンゲリア」を観た時に次ぐ驚異の再認識かも知れないと言えるかも。

次は「人間が死ななくなった事により巻き起こる弊害が露呈」…“生ける”屍たちの驚異が発覚する。伝染病などのウイルスや細菌が死者の体の中で増殖しまくるらしい。これは死者を細菌兵器として適地に送ると言ったニュアンスでも語られ、相当とんでもない存在。死者が蘇り人を喰らう“いわゆるゾンビ”とは相反する喰らわない動き回らない物静かな存在感ながら“死んでいる筈の人間が生きている人間を蝕む”と考える事も出来、ゾンビニュアンスは高まりを見せてきました。

やがて死者は死者と「生者は死んでいる筈の人々を拒絶し始め、生ける屍への驚異をあからさまにする」…激痛、苦悩、保菌、不治の病への異様な不安。襲っては来ないけれど存在しているだけでも襲いかかるこの驚異…ニュアンスは“いわゆるゾンビ”作品と増々重なり感慨深い展開に。この時点では生者に憤る“死者”の逆襲は起こるのかと期待をしてしまう程。

根本的な医療のあり方もひっくり返る。放っておいても死なないので治りそうな人から優先して治療といった診察順位の逆転。さらに「死んでいる筈の人間が死なずに存在するだけで驚異を感じ巻き起こる騒乱」…生者も相当まいって来ています。増え続ける圧倒的な“生ける屍”達を手に終えなくなった一部の国の政府がやり始めた隔離そして焼却処理。とうとう行き着く所へ行き着いてしまいます。頭を打ち抜くなどして動かなくなった“いわゆるゾンビ”に対する焼却と言う最終的手段を、ある者は意識もあり痛みを感じるであろう状態で焼却処理。苦しみながら焼かれる火焔地獄とはまさにこの事でしょうか…死の線引きが出来なくなった世界で政府の決めた死者達の無害化の線はあまりにも痛烈でした。

しかしながら物語はゾンビ態に固執しているわけでは無いので、展開も終盤になれば人類不滅の究明に向かう様で、「生者VS生ける屍」の様子は殆ど描かれなくなってゆき、蔑ろにされた生ける死者の反乱は描かれず個人的には残念ではありましたが、“いわゆるゾンビ”と照らし合わせて観た事で「生ける屍達が生者に及ぼすであろう影響」の考察が広がり当ブログには大収穫の内容でした。

個人的に他に特筆したいエピソードは最終回の大流血の件でしょう。物語の要となるのはもともと“不老長寿”だった(シリーズ4内では詳細は不明/他シリーズは未確認)主人公キャプテン・ジャック・ハークネス。世界が不死となった際に彼自身も生体が逆転してしまい、なんとこの世でたった1人の“死ぬ人間”になってしまう(!)のですが、その辺りも強引な解釈で最終回に見事に回収。不死の世界を直すため、プログラムを変えるが如くある場所に死んでしまう人間の血を記憶させなければならないのですが、その方法が死ぬ人間の体中の血液をぶちまけると言うなかなかのぶったまげ展開で非常に満足。死んでしまう人間の血を巡ってトリッキーでどえらい保管方法をかますのですがこれも物凄く好きな解釈で感動しました(笑)。


突然のシーズン4からなので細かなキャラ設定や組織構造等は理解出来ていないのですが、それを補ってありあまる強引SFも非常に気持ち好かった。何より不死となった人間の世界を垣間みた気になれ物語を堪能出来ました。相当面白かったです。ゾンビの好きな方は参考までに御覧になるのも一興かと。








>画像、捕獲DVDより。

アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ監督の「スパニッシュ・ホラー・コレクションDVD-BOX」捕獲で「ルームズ・フォー・ツーリスト」から順当に観てこれで2作目ですがツボ押されまくりオープニングから何故かハズレる気配を全く感じずそして興奮のうちに幕が下ろされました。

◆いたずらに霊と交信してしまった女の子。その娘の通う学校では以前男子生徒の自殺事件が起きていた。やがて殺戮が始まり、いつしか女の子の不審な行動が浮かび上がって来る…

あっけらかんとした日常を過ごす女の子達に襲いかかる暴力のいきなりで強引な様。映画として個人的には「ルームズ・フォー・ツーリスト」同様これも秀作と言ってしまいそう(笑)。登場人物の父親の気持ち悪い行動や畳み掛けるラストのつじつま合わせなど少しばかり疑問符なエピソードはあるものの、これはもう“それ”すらひっくるめて“歪”に足を踏み入れてしまっている女の子達の最悪の事態と観れば恐ろしさに体も震えて来ます。

個人的に思った事ですが、前作「ルームズ・フォー・ツーリスト」で真っ暗闇の中での女の子の悲鳴が印象的だったのに対し、この「スクリーム・アット・ナイト」では更にその暗闇の中に潜む恐怖心を白日の下にさらすべく、暗視カメラを使って真っ暗闇の中でさえ女の子を剥き出しにしてしまおうと言う考えでもあったのではと勘ぐってしまう程にその映像に至極サディスティックなニュアンスを感じてしまいました。演出としての暗視カメラに頼った映像って珍しくないでしょうか?暗視カメラの映像って“暗視カメラで撮っています”って絵面になるので暗視カメラを劇中に登場させてから切り替わる的暗視カメラありきな使い方が主だと思っていたのですが、流石はと言ってしまいそうな(笑)怖がる女の子に拘っていそうなアドリアン・ガルシア・ボグリアーノ監督の貪欲さを観た気がしました。闇の中で浮き彫りにされる女の子達の恐怖…そう観てしまっても非常にユニークな演出。

☆以下、内容に触れています。

ラストも畳みかけももの凄く好きです。大惨事からのヘソピ感覚の和みに更に飛び越えての三者三様の狂気の沙汰。取り憑かれ殺人、友達の腹ぶっさし恐怖、強引で不衛生な堕胎…悲鳴は悪夢か悪夢を伴った現実か…残酷な女の子陥れワールド。ガーリー・スプラッターの秀作。

お次ぎは3作目の「36 PASOS (36パスオーエス)」の感想をば。続く未見の「ザ・ヘル ネクストステージ」「NITRO ニトロ」にも期待が高まる。BOX特典のおまけDVDもあるし♪






私事で恐縮ですが…皆様こんにちは。南瓜金助です。

Twitter上で時折投稿しています「TWITTER OF THE LIVING DEAD」ですが、いくつかコアマガジン刊廉価版コミックスで執筆した際の漫画から一コマ抜粋してゾンビ仕様にして投稿しておりまして、当ブログの方では告知も兼ねましていくつか紹介させて頂きます。


[通達・死者の皆様へ〜
本日付けを以まして死んだらゾンビです。]


(コアマガジン刊「まんがテレビが隠したやりすぎバラエティの真相 」より一コマ抜粋してゾンビ仕様を作成)

先日、朝目が覚め起きると脳裏にこんな声が響きました。 「今日から死んだらゾンビです」。 いつもゾンビの事ばっかり考えているせいだと思うのですが、寝起きだった事もあり 「え?マジ?」と何の疑いも無く外を眺め普通に人が歩いているのを確かめTVを点けて異常が無いのを確認し幻聴だったのかと一安心(笑)。画像では実はこっそりとゾンビ映画に見受けられる世相を風刺している感じを匂わせてみたりして(笑)


[最近悪魔憑き認められちゃってるから生きてる人間に取り憑くのやめてんだけど…死体を動かしてるってのはまだ巷には浸透してねぇよな?]

(コアマガジン刊「まんが触れてはいけない世界のタブー」より一コマ抜粋してゾンビ仕様を作成)

いつからエクソシストが公に認められたのでしょうか。私の子供だった頃は否定している態だった記憶があるのですが、最近では育成教育にまで及んでいるようで幅広く求められている様子。それだけ奇怪な事件やらと悪魔の力が強くなって来ている証なのかも知れませんね。凄まじい世界…


[仮説・ゾンビはお尻を
拭きたがっているのかもしれない。]


(コアマガジン刊「まんがマスコミが報道しない世界のタブー」より一コマ抜粋してゾンビ仕様を作成)

上の画像はオイルショックでトイレットペーパーを奪い合っているイメージからの一コマですが、それをゾンビに置き換えてみたらゾンビ達はこうなるのかもしれないとふと思いつきました。ゾンビ最大の謎“食べたものの排泄はどうなっているのか”ですが私は腹の中で腐って垂れ流される説を推したい所です(笑)。2012年2月2日にも同じようなニュアンスで「TWITTER OF THE LIVING DEAD」の投稿をしていまして

[ゾンビは垂れ流しなのだろうか…出てしまったらトイレットペーパーで拭かなきゃっていう記憶は残っているのだろうか…]


と記していました。


オリジナルの廉価版コミックスの方も興味をお持ち頂けましらお手に取っにてご覧なってみて下さい。宜しくお願い致します。






>借りて来たゾンビ。

劇中に出て来る警戒標識の意味を調べてから改めて感想を書こうと思っていてすっかり忘れ(笑)ていました「コリン LOVE OF THE DEAD」。先日Twitterで本作の話題が出まして思い出しました。セルDVDを捕獲して監督コメンタリー等を聞く前にひとまず初見で感じていた事を羅列しておこうと思います。劇場公開及びDVD発売から随分と経っていますので、出揃っている感想でしたらご容赦下さい。

物語は単純。死者が蘇った世界でゾンビになってしまったコリンの、友達の家らしき場所から恋人の下へと赴くロードムービー的仕様。個人的にはなかなかよく出来た秀作に思えました。ゾンビを主軸に取り巻く環境や立場等目新しい部分も見られユニークでした。

☆以下、内容に触れています。

当ブログ的に特筆したい所はコリンが落ちた地下倉庫にいた数名の女性ゾンビが監禁している男を恐れている様子でしょうか。ゾンビを捕獲して地下倉庫に匿うとはちょっと考えられないので、彼女達が生前どれだけ惨い仕打ちをされて息絶え、それが行動に出る程深層に入り込んだのか…連続監禁殺人鬼だとするとゾンビ禍の事態も構わずそれを続けているイカレ野郎。「パキスタン・ゾンビ」とはまた違ったニュアンスで恐ろしい気違い人間ではないでしょうか。その監禁女性ソンビ達は視力の弱そうな者もいてどうやら暗闇など見えない様子で視覚に頼っている感じも興味深かったです。ゾンビの頭を水につけるとおとなしくなると言う態も気になりました。

家族が記憶を蘇らせようとする様子ももの悲しいシチュエーションで好みでしたし、とある家の中に押し寄せたゾンビ達とその中にいた人間達のぎゅうぎゅう詰めの攻防が目新しく感じすばらしかった。処理部隊が咬まれた人間を生きたまま処分する雰囲気も強烈で世界観が引き締まっていてその辺りもよかったと思います。

さて主人公のコリン、悲しきゾンビ。
旅の途中では心無い人間に靴を盗まれそうになったり、袋被せられて捕まったり、変な地下倉庫に落ちてしまったりと、思うように動かせない体で歩き続け、最後は処理部隊の投げ込む爆弾にさらされてしまい、顔半分はずる剥けになってしまいますが、そうなってまでもただひたすら進む彼女の家に何があるのでしょうか…

彼女にかかって来た電話の相手は?
彼女の気持ちはコリンに向いていたのだろうか?
ダミアンに会いに行った理由は?

本編を見終えて振り返る。途中、道路の警戒標識を見つめるコリン。印象に残る横向き矢印が二本別の方向を指している警戒標識。調べてみると、どうやらこれは“2車線道路と交差”の意らしい。彼女とダミアン二人の間に割って入るコリンの状況か?さらに彼女の家では矢印が立て向きが二本別方向を指す警戒標識が。こちらは“前方対面通行”の意らしい。すれ違うように描かれた矢印はコリンと彼女の状態か?

ゾンビに咬まれた彼女に「蘇らせないで」と頼まれたコリンだったけれど手をくだせず彼女をゾンビにしてしまった事/どうしてすぐに言われた通りにしてあげなかった?/ゾンビになった彼女に咬まれてしまい彼女を仕留めようとした時に躊躇したがトドメをさしてしまった事/自分もゾンビとなるのが決定しているのにも関わらずなぜその時点でとどめをさせた?/咬まれた事でコリンも死にゾンビとなったけれど彼女への思いが消えなかった事/ゾンビ化したコリンが動かなくなってしまった彼女の傍らで何を感じていたのか?…

とどめをさした事への、失った何かへの馳せる思い?
愛するがゆえか、あるいは後悔の念か…

言葉を失いました。

同じゾンビになってまでもすれ違い続けるベクトルの
壮絶にもどかしい様…
絶望の中の更なる絶望…

コリン、どれだけ悲しいんだよ、お前。
動かなくなった彼女の傍らでどうしたいんだよ…


ラストにたたみかける不穏感は巧かったです。斬新さに感心しました。

これでDVD捕獲した時の準備は出来ました。私のもった感想にニュアンスの近いものなのか、答合わせが出来るか…さて、コメンタリーを聞く日を楽しみにしておきます。









私事で恐縮ですが…皆様こんにちは♪ 南瓜金助です。

三ヶ月程前になりますが長田ノオト先生の編集されました随時更新電子書籍「月刊 退廃トラウム」に掲載して頂きました4ページゾンビ漫画「BEAUTY OF THE DEAD/けれども僕は死の覚悟もって彼女を愛す。」(R-18)のお話をさせて頂こうと思います。

イラストなり1ページ漫画なりと当ブログでこまごまと描いて来ましたが、私にとってはなんと4ページもある初の漫画らしいゾンビ漫画です(笑)。血肉に溢れる残酷描写はないのでそちらがお好きな方には不向きですが一応ゾンビなのでゾンビ漫画としておいて下さい(苦笑)。

自作ゾンビ物語(現在進行中)の中で“ゾンビに咬まれないようにする為にゾンビにエリザベスカラーをはめてみる”行があるのですが、物語内では不向きと断言したものの絵面のシュールさが頭に残っていて、いつか使おうと思っていました。世界規模でゾンビにエリザベルカラーが使われたらおかしな世界が出来上がりそうだなと。そこで誰かゾンビに使っていないだろうかとネットで検索してみましたらゾンビではありませんでしたが人間用を着けてみた方が数名いらっしゃってビックリ(笑)。見た感じ充分咬む事が出来そうにない絵面を確認出来てエリザベスカラーゾンビ採用となりました。どこかの映画なりで既に使われていましたらご容赦ください。

そんなエリザベスカラーゾンビですが、着けたまま街を徘徊するのですからそれなりの色があった方が面白そうだと当初は上部投稿イラストのイメージを想像していました。黄色と黒のストライプいわゆる危険を知らせるタイプ。しかし耽美漫画にする絵面ではないと考えた所、次は赤いロードコーンが浮かんで来まして被せた所“花っぽい”じゃないですか(笑)。危険も知らせる事が出来そうだし、赤ロードコーン色採用です。後は“ゾンビを縄で緊縛してみたらどうなる?”とか“ゾンビと性交したくなる人間もいるだろうか?”と言った、個人的な疑問をぶち込んで自分なりの耽美フィルターにかけたらあんな感じに出来上がりました。新機軸(?)シュール系ゾンビ漫画、宜しければ御覧になってみて下さい。

掲載して頂き長田ノオト先生には感謝の気持ちが絶えません。個人的には非常に楽しんで描かせて頂きました。ありがとうございました。

月刊 退廃トラウム」では拙作の耽美ゾンビイラストも2点ほど掲載して頂いておりますのでそちらも合わせて宜しくお願い致します。他の作家陣のパトスがモノスゴイので気後れしていますが(汗)。なお「月刊 退廃トラウム」では執筆者も随時募集中との事です。

ロードコーンで思い出しましたが、以前ロードコーンを見ていて思いついた事を題材に漫画を描いておりまして(笑)、ついでに別ブログの方に載せておきました。これといって取り留めのない普通の漫画ですがこの機会に便乗投稿です(笑)。興味を持って頂けましたら御覧になってみて下さい。

未発表初出しです(笑)









突如蘇った死体達が人々を次々に喰い殺し始めた。喰われて死に至った者も同様に蘇り食人を繰り返し、原因は全く解らないまま人々は建物に逃げ込んだ。しかし建物に避難した人々をこれまた何処からともなく突如現れた巨大怪獣が建物ごと踏みつぶして行く。からくもの建物から逃れた人々は夜の闇にまぎれ大地を焼き尽さんとする未確認奇行物体の姿を見た。これら一連の騒ぎは地球侵略を目論む地球外生命体の仕業だったのだ!! どうなるのか人類!! 我々に生き残る術は有るのか!!!



…と騒々しく始まりましたが(笑)

私事で恐縮ですが皆様こんにちは♪ 南瓜金助です。

先達て発売となりましたコアマガジン刊廉価版コミックス「まんがTV生放送事件簿60年の真相」にて、テレビ画面上に突然映し出される“静止画面”いわゆる「しばらくお待ち下さい」を題材にした原作からの漫画を掲載して頂きました。こう説明しても一体何の事かよくわからないと思いますが、私もこういった漫画は始めての経験で原作を頂いた時はあまりにも斬新な切り口に面喰らいまして感心してしまった程です(笑)。

投稿した画像はそんな内容の漫画に突如現れる一コマです(笑)。

以前、ゾンビ・ビデオの恐怖〜にてゾンビ態を借りた漫画を描かせて頂きましたが一コマとは言えあからさまにゾンビをぶっ込んだのは初です(笑)。おまけにUFOと怪獣まで出せてとにかく楽しませて頂きました一コマでした。興味を持って頂けましたら是非お手に取ってご覧下さい。


まんがTV生放送事件簿60年の真相(amazon)

因にコチラ↓が「ゾンビ・ビデオ」の告知用に拵えた漫画です。







>画像、チラシより。劇場にて鑑賞。

面白かった。新たな謎だらけだけど(笑)

初めて「エイリアン」を観た時の“なんなんだこれは!!”がいっぱいあって大興奮していました。個人的に地球既存生物のイメージをあまり思い起こさせないような怪物の方が見ていて驚愕するのでかなりよかったかと。まさか「エイリアン」で登場するあの惑星(も)がそんな状態にあったとは!! 攻撃的な完全生命体エイリアンに起因する態も可能性の域ながら納得がいきました。人類が何故誕生したかも描かれていたと思えたし、ワームグニュグニュ触手ウネウネ多種多様生物人間ハチャメチャえじきも凄まじくモンスターホラーとしても非常に楽しめました。こんなの作ってくれて感激お帰りなさいリドリー・スコット監督(笑)

「エイリアン」で着陸した惑星とは異なるナンバー表記という事なので、ノストロモ号事件の発端となった惑星とは別の場所と考えられはするものの、謎の宇宙船は「エイリアン」で登場したものと非常に似ている外観なのは確か。巨人の宇宙船が何故そこに在るのか、何をしていたのか、など描かれ「エイリアン」へと展開する位置付けも納得でき、謳い文句の人類起源から、「エイリアン2」以降全否定も憶測出来てしまいそうな設定まで用意されていそうで、ボリューム満点、サービス心旺盛、スロットル全開の超娯楽スペースオペラ的SF大作の印象でした。

私はエイリアンシリーズに詳しくはなく語る程の情報も持っていないので、以下の書き込みはシリーズ一通り観ただけの人間がある事ない事想像した戯言としてお読みください。のちに監督インタビューを聞いたり読んだ場合あるいはプロメテウス続篇で明らかになる設定等あれば改めますのでご容赦ください。また、訂正箇所などご意見情報がありましたらお知らせください。

☆以下、内容に触れています。(エイリアンシリーズにも言及しています)

驚いたのはあの“エイリアン”をはじめ劇中登場した怪物達は生物兵器だったと言う説で表した点。私は“エイリアン”のフェイスハガーからチェストバスターに至るまでの一端取り付いて別の生命体が現れる遠回しな一連のプロセスに何か意味があるのかと気になっていてずっと考えてきましたが、“エイリアン”が生物兵器だと仮定すると、フェイスハガーが顔面に取り着き産みつけた生命体(チェストバスター)に取り付かせた生物(人間)のDNAを記憶させその種だけを滅ぼすように仕組まれた生物兵器を誕生させていたのかもしれないとも思えて来ました。

…となると「エイリアン2」での繁殖能力を持つクィーンは兵器コントロール不可能で厄介だから考えられないし、「エイリアン3」で犬に取り付いて犬型化したエイリアンは人を襲わないだろうし、「エイリアン4」での共食いも考えられなくなりそうだしと、「エイリアン2」以降全否定も成立してしまいそうで、いくらなんでもそれはないかとも考えたり(笑)。…そう言えば「エイリアン」では猫は殺さなくて人間だけ襲ったし、デザイン的にはエイリアンのあの長い頭の先端にはドクロ型の骨格のようなものも見られ人に取り付いたから人型説もその辺から起因していそうだし、と第一作目擁護的考えもちらほら。とは言え、2以降もエイリアン自体が環境に合わせDNAが変化したなんだかんだと説明はつきそうですけれど。

その辺は「エイリアンDC版」で追加された“船長が生きながら繭にされていたシーン”が単なる餌として捉えられたのか、卵を産んでフェイスハガーに与えるためなのか、そもそもクィーン無しで繁殖出来たのかとか、次なる「エイリアン2」で描かれた繭と若干ニュアンスが違い混乱した状況にも似ていて興味深いです。まさかの全否定説あり得るか否か?(笑)…そうなれば一大事だし第一作制作見地からしたらさりげなくそうあっても不思議はないのかも知れません。「プロメテウス」本編で見られた、“ここまで来て無駄だった間違いだった”と登場人物に全否定させた意味合いが非常に印象に残り「エイリアン2」以降のエイリアン多様化全否定にも通じてしまうんじゃないかと心配にもなってきました。…考え過ぎでしょうけれど(笑)

今回の要はどうやら、人類はどうして産まれたのか…何の目的で産み出されたのか、の様。壁画が“招待状”と考えられるなら何故その場所へ誘う必要があったのか。人類起源を描いていると思われるオープニング映像、作品を見終えた感じこの場面で登場し黒い液体を飲んだ巨人が人類誕生の鍵ではありそうです。“新生命体誕生へと導く”、“とある惑星の存在を記す”の二つが示す事を考えてみると一つの可能性見えて来ました。液体を飲んだ巨人と惑星で邪悪な兵器を拵えている巨人達とはなにかしらのいざこざか考えの違いで敵対していて、間違った兵器開発を止めようとして追い立てられ遥か離れた地球を探し出し、その地で生まれた次世代生命体を邪悪な巨人達に挑ませたいと言う思いを託していたのではないかという考えです。だとすると、人類を邪悪な巨人達まで導いて一矢報わせたプロメテウス号は計画通りの働き。地球に向かって飛び立とうとする邪悪な巨人の宇宙船の人類を滅ぼそうとしたような行為にも理由を見い出せた気がします。果して真相は如何に。

当ブログ的には、何かを飲まされ体に変調をきたし炎で焼かれ死んだように思えたクルーの1人が再び立ち上がり襲い来る場面にゾンビニュアンスを感じ、巨人たちのこのテクノロジー(生物兵器)が地球にたどり着いたらゾンビパニックが起こるんだろうなと、頬を緩ませたりもしていました…(笑)

生き残った博士とロボットが向かう次なるステージは何が待ち受けているのか、壁画を描いたのは誰でどんな思いがあったのか…そして「エイリアン2」以降の全否定はあり得るのか?(笑)…続篇で描かれるであろう謎解きに胸躍らせ期待したい所です。


30年ぶりに挑んだSFはリドリー・スコット監督自作の「エイリアン」に馳せた思いの集大成か。脚本作りにどれだけ関わっていたのか解りませんが脚本も含めこれだけの“エイリアン”的“なんなんだこれは”要素をぶち込んで来た作品の出来映えには感服。見事なエイリアン前日譚は舌を巻くばかり。大満足でした。






 



amazon→レイプゾンビ LUST OF THE DEAD [DVD]

STACY」「ゾンビ自衛隊」「君はゾンビに恋してる」…数々の和製ゾンビを輩出し続けるの友松直之監督が送る本格的“世も末”ムービーの決定版。

◆突如男たちが女性をレイプする暴徒と化した事件が各地で勃発。頭を切り落としても心臓を撃ち抜いても死なず、チンポ切り落とすかタマを打ち抜かなければ倒す事が出来ず、射精する毒液を膣内に受けてしまうと女性は死んでしまう。事態をかいくぐりとある寺に逃げ延びた女性4人だったが、その内の1人に異変が起き…

今回嬉しい事にTwitter上にて友松監督とお話しさせて頂く事が出来、それを踏まえて、感じた事等まとめさせて頂きました。

かたや女の子ばかりがゾンビ化する「STACY」そして今回描くは男ばかりがゾンビと化す「レイプゾンビ」。共通点とニュアンスの合致は両作観た方はお解りになっていると思いますが、貪欲にも両極を極めんとする友松監督流アンチテーゼ。監督自身も「STACY」は特別な作品と仰るくらいで本作のシナリオを書く際にもずっと念頭にあったそう。当ブログでも邦画ゾンビN0.1推し「STACY」の同監督が産み落とした姉妹編とくれば推さないわけにはいかないでしょう。

「STACY」へのアンチテーゼと記したもののお話を伺えば、監督が高校生時代に“食欲を伴い人を喰らうロメロゾンビから転じて性欲から殺すゾンビ像”を思い浮かべたそうで、何十年も経て本当に作るとは思っていなかった様子でしたが、そうこうして世に放たれた「レイプゾンビ」はズボン半分降ろして向かって来る呆れるほどバカ状態にも関わらずその淀みない気違い沙汰が甚だしく絶望的絵面。しかも劇中の若い女性の会話の中でチンポ/サキッチョだけ/中出し/公衆便所と耳にすれば世界観は“世も末”の雰囲気が滲み出るものだなと気付かされ目から鱗です。これほど絶望的絵面で世も末な作品はまず思い当たらないでしょう。完璧過ぎる終末の出来上がり。食欲から喰い殺すかわりに繁殖行為で毒殺するゾンビ態は一考すべき対象。喰らう態よりもおぞましく酷い害獣度は当ブログ的には新たなゾンビホラー要素として歓迎したい所。「レイプゾンビ」予告編にロメロ激怒的な煽りもありますが、本編でも“有害な放射線云々”と語られ「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を思い起こすその曖昧な基本設定はいちゾンビ好きとして嬉しく、ワクワクした所でもあります。

☆以下、内容に触れています。

何故、世界中の男性半数以上が女性を犯すゾンビと化したのか…蔓延する凄まじい怪物どもの「レイプゾンビ」せしむる起因はどこにあるのか…。性交せずに身籠る受胎告知から天の岩戸伝説と“女性”に念頭を置いた伝説復古、女性中心で世界が成り立っているという思想を絡め、果ては環境変動から進化する生命体の繁栄をぶちこめば、友松監督流終末が描き出され振り幅広いながらのひとまとめに感服しきり。そして物語は男性を死体と化し女性を死滅させる世に放たれた息吹きを伝えてくる。なんらかの意志か単なる自然のなせる技か…“そうまでして”何故死滅させるのか…終わりと始まり…進み行く故の淘汰は正解のないまま歩み続けるのかもしれないと、そんな気にさせてきました。

ミサイルぶちこまれチキュウすら陵辱、男性は死して害獣、女性は死して臨終、みんなみんなオカサレル“世も末”ゾンビ禍叙事詩。友松監督でなければなし得なかったと言いきれそうな崩壊世界“世も末”終末観は貴重な気配でしょう。当ブログ的には非常に見応えあり見甲斐のある作品でした。

「レイプゾンビ2」を製作中だそうなので、次なる一手とその手腕に期待は高まります。肯定派否定派入り乱れ物議を醸し出し続ける問題作「レイプゾンビ LUST OF THE DEAD」セル&レンタル中です♪








>衛星より受信。

マニアの方も多く、語り部も沢山いらっしゃるので、そこまでマニアックな話題もできない当ブログではこれと言って取り上げては来ませんでしたカーペンター監督作…しかし個人的には今だドクター・ルーミスを心から尊敬し、スネーク・プリスキンに計り知れなく憧れ、マイケル・マイヤーズに漲るほど興奮し、にわかカーペンター熱に犯された思春期を経て今有るのは確か。同時に私に映画の面白さ楽しみ方を教えてくれた、私にとってはなくてならない存在と言いきれる、そんなジョン・カーペンター監督の10年ぶりの新作日本劇場公開が作品がこんなにもツボに嵌る作品だったとなれば、当ブログなりにカーペンター監督の不屈史として少しばかりお話しさせて頂こうと思いました。以降、あくまでも当ブログなりの解釈としてお読み頂ければと思います。

「ザ・ウォード 監禁病棟」素晴らしかったと言わせて頂きます。

脚本もよくぞカーペンター監督を射止めたと思う程好み。個人的にはカーペンター監督作では“不屈”を感じたい私には充分満足のいく内容。1966年と言う時代背景を軸に怪奇ニュアンスと稀な解釈を詰め込んだ奇抜さは秀逸。悲劇の中“隔離病棟”を舞台に殺しに死者が蘇り防衛と復讐と新参者が入り乱れ…。その結果がカーペンター監督作の不屈史に新たな1本が加えられる歴史的逸品だったとは。

◆精神不安定で監禁病棟へと送られたクリステン。そこへ収容されている少女4人と出会う。記憶をほとんど失い不安を抱えたまま過ごしているクリステンは、ある夜、病棟の廊下を歩く足音と部屋の窓から覗く恐ろしい形相をした少女の姿を目撃する。何か得体の知れない存在がいる…一人ずつ消えていく監禁病棟の少女たち…真実に直面した時、クリステンは…

☆以下、内容に触れています。

不屈である。主人公クリステンの頑な不屈。カーペンター監督作で描かれて来た数々のキャラクターがそうであったように彼女も素晴らしい不屈。最後の最後まで自分を取り戻そうとする姿も見事に不屈。そして不屈が襲いかかるラスト!! そこを真髄と見ている私は始終不屈で満足のままエンドロールを向かえ充実の域。

そんな不屈を描き込んだ環境が斬新。想像の産物と片付けるのはもったいない程の世界観…5人の人格が結託して1人の人格を殺し、殺された人格がゾンビのように蘇り復讐を開始する!! そこへ新たな要となる不屈の人格が現れ戦いを挑む!! 残酷な現実から産み出されてしまった実在と認識する個人の脳内人格殺し合い奇天烈エンドレスバトルは考えてみても恐ろしい…悲劇が悲劇を招いてしまう終り無き凄まじい展開を持つ物語。脳内で殺された人格がゾンビになって蘇り復讐をして回るなんて素晴らしく奇抜、B級センス抜群の傑作でしょう。

それを
自身の遜色なく描き抜いた監督の力技…強引に投げ飛ばされるも着地点は監督ならではの心地よい安心感を誘い、個人的にはたまらなく大満足。これぞカーペンター監督の集大成的作品ではと言いたい程の秀作でした。変わらずに見事でした。カーペンター監督、流石です。DVD収録の監督コメンタリーにも興味が湧いて来ます。









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