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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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なんとなくつぶやいています。



手持ち無沙汰に一コマゾンビつぶやき
「TWITTER OF THE LIVING DEAD」
などと気がむいたらやってたり(苦笑)
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プロフィール。
HN:
カボチャスキ(死霊の南瓜金助)
性別:
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職業:
自称ゾンビ画家
趣味:
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自己紹介:
ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしましたが現在休業しております。今はいつの日か訪れるであろうゾンビパンデミックを懸念しのちのちゾンビを介護しなければならない時期が来ると見越して介護職に就き日々ゾンビの介護を念頭に考察しております。
私的暫定ゾンビランキング(〜2014)

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☆相互リンクさせて頂きました。




管理人DM様/「ポップでライト」なゾンビ
ファンサイトを目指し備忘録的にゾンビ
ワールドを紹介。ゾンビ愛好家ではなく
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は私(カボチャスキ)が納品致しました。
最古記事。
アクセス解析。


ゾンビ、ぞんび、ZOMBIE…
ゾンビの事だけ考えて暮らして
みたいなぁ(笑)。…でも年に
一度のカボチャイベントは
外せないけれど(苦笑)


>衛星より受信。

当ブログではパスカル・ロジェ監督作品の「MOTHER」と「マーターズ」に共通する因子として“姿を見せていないがはじめから存在する真の主人公”説を見出し(笑)、映画界の「パスカルの原理」と位置付け勝手に注目しているわけですが、監督作第3弾はなんと子取り鬼"トールマン"という謎の存在が巻き起こす神隠しの物語と知り、まさに題材からして“姿を見せない主人公”説を提示していて非常に注目していたのですが、今回もそんな仮説がぴったりとはまる出来で個人的に頬が緩みっぱなしでした(笑)

◆鉱山閉鎖で急速に寂れ生気を失った炭鉱町コールド・ロックから次々と幼い子供たちが消えてゆく。行方不明の子供は18人を数え、事件を恐れ人々は子取り鬼を疑い"トールマン"と名づけていた。町で診療所を切り盛りする看護師のジュリアは、突如自宅内で何者かに連れ去られた子供を追い求め、負傷ながらも町はずれのダイナーに辿り着くのだが、そこに集う住人たちが不穏な動きを示し始める。全てが明かされたとき"トールマン"はその真の姿を現しはじめるのだが…

物語の切り返しの妙が巧みな印象。始まりは街の荒んだ現状とその中で跋扈するトールマンという子取り鬼の紹介以外情報を一切与えず進み、まんまと監督の術中にはまっていました。唖然としてしまうほどの衝撃ではなかったにせよ、その警鐘的な含みは1歳を迎えた愛娘のいる私には息のつまる所業。個人的に我が子を育てる事に120%依存している生活なので、もし自分の“娘の身”に起きてしまったらと考えると「恐ろしい」としか言いようがないです。トールマンは映画の中の話に留まらず現実に存在している可能生はあると思われますので、行く末を左右されてしまう不安感は現実的で寒気がしました。

◆以下、内容に触れています。

当ブログ的に考察しますと、その子供にとって生活環境がよくは無いと判断し、そう言った子供たちを誘拐しその子供によりよい生活環境を与えてみる“謎の組織”が作品に内包されていた“姿は見えないがはじめから存在する主人公”といった解釈になり「パスカルの原理」が当てはまりそう言った意味では満足の感。「マーターズ」で強烈な謎の組織が描かれていたのでそちらと比べてしまうと存在感は弱い雰囲気ですが、個人的には愛娘誕生といったタイミングで本作に触れる事になって、実際に子育てに関して居住している市区町村から、子供の成長や両親の環境に不安や悩みなどを事細かに状況を調べにくる職員さんが派遣されて、相談させて頂いたりしていているのですが、その中には当然「子供の生活環境調査」も含まれていると考えられるので“トールマン”と被り本作がフィクショッンとは思えない感覚に捕われ非常に複雑な気分を味わってしまった作品でした。愛娘が誕生していなければここまでシビアに感じる事無くまた違った感想になったかも知れませんが、子供の立場から発せられた最後の言葉が最も重要な意味と思えた事はきっと私自身子育て以前にも感じられたと思うので、非常に考えさせられる話として良作としたいと思います。

余談になりますが、ホラー映画を見ていて最近思う事は、自分に子供が出来て“ホラー映画がより怖く思えるようになったのではないか”という感覚です。ホラー映画ファンとして怖く思える状況が増えた事は個人的には非常に嬉しいと感じられる反面、今まではホラー映画の恐ろしさを自分を照らし合わせる事で考えさせられて来ましたが、もし我が子が恐ろしい状態に陥ったらと照らし合わせ考える事の恐ろしさの負荷がかなりの重圧で驚いています。この“感覚”は個人的にはホラー映画が与えてくれる大切な事柄として心得たいと思いました。今後もホラー映画に感謝しつつ恐れたいと思います。







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>衛星より受信。

当ブログでは「蝋人形の館」、「エスター」で注目しておりますハウメ・
コジェ=セラ(ジャウマ・コレット=セラ)監督4作目の「アンノウン」。
2作目となります「GOAL!2」は縁遠く未見ですが、「蝋人形の館」と
「エスター」の建物に観た“外見と潜む本質は違う”と言うそれこそが
物語自体の核心とも取れそうな演出方法が印象的で次作ではどんな
描きかたでそれに触れて来るかと言う勝手(笑)な期待をしつつ鑑賞。
「アンノウン」と言うタイトルからしてもう“知られざる”なにか。
当ブログ的にも期待を煽られます。そんな監督作に於ける“本質を探る”
時間も手伝ってか、また期待通りでなかなか楽しいひと時でした。

◆言葉の通じない異国の地で交通事故に遭い目覚めた男。妻は自分を
知らないと突き放し、事もあろうに別の男が自分になりすまし夫を
名乗っていた。警察には信じてもらえず、得体の知れない男に付け
られなぜか命まで脅かされるはめに。自分の存在を証明する術は
あるのか?何故、狙われるのか。男に突きつけられた真実とは何か…


☆以下、内容に触れています。

見終えてみると物語的には他作に似た感じの展開が見受けられる佳作では
ありましたが、当ブログ的にはバカ強いリーアム・ニーソン氏が「ダーク
マン」での“実体のない男”と被り、やっぱり悲哀が似合うなと。

個人的に一番可笑しかったのはマーティン博士を名乗る人物が二人顔合わ
せて全く同じ語句を説明し出した所。箇条書き設定の読み上げみたいで
怪しさバカバカしさ炸裂。あんな失態中の失態なかなか見られないのでは
と。わざとらしい演出から考えると監督もあの時点からなんらかの事情で
成り済ます事になった人が目的忘れちゃってますので記憶喪失のせいで
めちゃくちゃにされ振り回されている組織の慌てぶりも含め楽しんでねと
言われた気分。その後からはもう初代マーティンが邪魔で邪魔で仕方なく
一刻も早く消したいのに消せないと躍起になっている姿も真剣なんだけれ
どどこかドタバタ劇のようでおかしく映る。目的忘れた味方に邪魔させる
程バカらしく鬱陶しい事は無いでしょうね(笑)

それでも主人公側からししてみればワケわからない自分探しサスペンス。
自分の証明をなんとかして示そうと偽りの記憶ながらも懸命に答を探す。
観客側には初代マーティン博士の正体が解った時点で目的を遂行するのか
はたまた改心し助ける側になるのかともどかしい感覚も味わえるつくりに
感じたのは面白かった。真実が解った時の茫然自失とバカバカしさは想像
を絶する体たらくの筈。すさまじい大失態が一転改心と変わる仰天展開は
圧巻。さすがは「エスター」の監督さんと唸りもする。こう言う突拍子も
無い展開がたまらない。結果類似作では事無きを得て大団円的な所をしっ
かりと盗ませうまい具合に爆発させ描きどころは押さえている印象。
最終的にほぼ偶然にも悪い奴らはちゃんと始末出来ている奇妙な回収技も
冴えている。エンディングはお決まりの感じでしたが、当ブログ的には
“初代マーティン博士の虚像”に「蝋人形の館」や「エスター」の屋敷が見え
そこから監督の描いた新たな“外見と潜む本心は違う”演出が見られた
ので非常に興味深く楽しかったです。未見作「GOAL!2」を見てみないと
言いきれませんがこう言った構成が好きな監督さんなのかという興味は
尽きず。

なんかトンデモサスペンスみたいな感想になってしまいましたが

いろんな面で楽しめて良かった。増々好きですハウメ(ジャウマ)監督。
今後の監督作でもそんな“共通項”に注目して行きたいと思います。







>衛星よりHV受信。

例えば、「バニシング・ポイント」の破綻。
例えば、「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」の到達。
例えば、「イージー・ラーダー」の喪失。
ロードムービーの傑作にしてアメリカン・ニューシネマと
言われるムーブメントの一画を担う“強剛たち”の着地。

なんて具合に言ったものの実はアメリカン・ニューシネマに殆ど
精通していない私(笑)。…ですが本作からこぼれ落ちるその共通とも
思える因子を拾ってしまったらしい。冒頭で語られる、盗み、飲酒運転、
そして暴走といったテイストからいきなり無軌道な“やつら”を感じ
取ってしまった様なのです(車体に書かている文字はオーストラリア産
の方ですけれど…苦笑)。男兄弟二人、そしてその彼女と女友達の若者
4人。高級車を盗み、貴重な品の強奪、飲酒運転に一本道を突き進む車は
兄弟の希望の地を目指しひたすら疾走する。致死率100%のウイルスが
蔓延し、人類が死に続け始めた絶望的な世界は図らずとも4人の運命を、
希望を胸に絶望へとひた走ってしまうロードムービー的ニュアンスへと
誘い、アメリカン・ニューシネマの一画を成す作品群を彷彿とさせる
DNAを内に秘めているのではないかと勘ぐりもしてしまう。そんな印象を
受けながら見ていましたら、非常に地味な展開なのですがこれはこれで
映画として味わい深い作品だなと思えて来ました。

◆治療不可能の殺人ウイルスが蔓延し殆どの人類が死に行く時。
感染を免れた男兄弟は、兄の恋人と弟の想いを寄せる女友達を連れ子供の
頃の楽しかった思い出のビーチを目指しひたすら車を走らせると、道路の
真ん中で行く手を遮る車に遭遇。意志とは裏腹に感染した親子を同乗させ
る事になってしまった一行は次々と訪れる不穏な事態に巻き込まれ……


☆以下、内容に触れています。

物語自体は生き残っている人間達の横暴ぶりやいかれっぷりを淡々と
描いて行き、その辺はパンデミック作品にありがちな展開で特に目新しい
印象もなく進みますが、その実、気付かぬうちに順を追って着々と破滅へ
と向かっていく様が描かれ最後意表を突かれました。一見地味な終わり方
に観えて、弟くん絶対おかしいですよね?ゴキブリがウジャウジャいるの
に驚きもせず、平然と手に取り眺められる神経って、慣れ親しんで相当
キモが座っているか、でなければ精神がぶっ壊れているかじゃないで
しょうか。この微妙に判らない破滅的暗示が絶妙にこそばゆく後味を悪く
し、目に見えづらい壊れ行く変化が本当の所結構怖くて、そう言った
曖昧さがもしかすると巧妙なのかも知れないのではとも感じもしました。
果ては希望を胸に辿り着いた地で、文字通りの“望む”事しか出来ない=
なす術はない様と変わり、転じて絶望感をより増長させて来てシビアな
印象。最後まで破滅へとひた走ってましたよ、まぎれもなく。


久々に感じたアメリカン・ニューシネマに観た退廃ニュアンスは、
まさかのパンデミック終末観でコーティングされて出て来た代物だとは。
ちょっとしてやられた感で口元も緩んでしまう本作、この風は吹いて
いて欲しい。そう言った意味で本作を劇場公開へ踏み切ったのでしたら
関係者様の映画愛も好感を持てそうです。ロードムービーの佳作では
ないでしょうか。


>画像、チラシより。
原題「THE HURT LOCKER」
(劇場公開時鑑賞)

◆任務終了まで残す所38日の部隊に
新たに爆弾処理班の兵士ウィリアムが就任して来た。
態度からも恐れを知らないと思わせるウィリアムは
部下への接し方や爆弾処理ですら個性的。
ある時上官に爆弾処理成功の秘訣を聞かれウィリアムは…


映画では下手するとある意味致命的な、そう取りざたされては
来なかった気がする戦争の“間”が他の戦争作品と一線を画す印象。
個人的には「28週後…」の優しすぎる兵士役ジェレミー・レナー氏を
これでもかと言うぐらい堪能出来感慨もひとしお。

あってはならない世界で息づいてしまった超絶的存在…秀作。

☆以下、内容に触れています。

この勇猛さは、凄まじい。
冒頭で中毒と語られる戦争の産物は、
結果とんでもない英雄像を産み出してしまう。
とある事故で特殊能力を得てしまったアメコミヒーローものの
イメージまで抱かせるニュアンスと書くと戦争を軽んじて
観ていると思われそうですが、その逆、想像を絶する恐ろしさで
実質的な英雄像がここに産まれてしまうと言う悲劇と希望の混在が
ビリビリと伝わってきました。

一言“過酷”ではすまされない異常な状況下を
目に焼き付ける生々しさは現実を望ませ
私たちに生ける未来を繋げてくれている彼らの
生ける未来を願わずにはいられない。





>衛星より受信。

先達て、午後のロードショーで「砂と霧の家」のTV放送がありまして
ふと「ダイアナの選択」を観ていなかったのを思い出し観てみました。

しかしエヴァン・レイチェル・ウッドさんはこう言う役柄巧いですね。
出演作全部は見ていませんが「アクロス・ザ・ユニバース」でストライクの
ルーシーも良かったですし、個人的には「ハサミを持って突っ走る」での
もどかしい娘役も素晴らしかったのではないかと…彼女も注目の女優さん
です。そんな彼女目的で観たいと思っていたのですが、「砂と霧の家」で
筆舌し難いやりきれない惨さを描いたヴァディム・パールマン監督が次に
選んだ作品だと解り、またとんでもない惨さが待ち受けているのでは
ないかと思った事も思い出しつつ恐る恐る鑑賞。…やられました。
これまたもの凄い作品の印象でした。

◆ダイアナは少しばかり反抗的な面を持つ今を生き倦ねる女子高校生。
変わろうと思い新しい友達を見つけ、何事も無く日々が流れていたが
突如起きた銃乱射事件で学園内はパニックに。その時、親友と二人きりで
女子トイレにいたダイアナだったが、ドアを蹴破り踏み込んできた犯人に
“どちらか一人を殺す”と言われ…


☆以下、内容に触れています。

ダイアナの後の姿をユマ・サーマンさんが演じていますが彼女の起用は
個人的には正解だと思いました。エヴァンさんとは顔つきは似ても似つか
ない雰囲気ですが、ユマさんは飾り気も無く地味で周囲と同化したような
沈んだ雰囲気をうまく醸し出していて若い頃の面影すら感じさせず、
それがまたエマ(娘)とアンナ(教え子)と言う“かつての自分自身”を
観ているような存在感の二人を際立たせるのに成功しています。エマと
アンナはエヴァンさんの演じるダイアナにあまりにも雰囲気重なりすぎ
で、自らの姿を他人の視点から覗き込むような演出を感じさせ、監督は
ユマさんの起用にこれを狙ったとしか思えないほどでした。皆さんも
エマとアンナに引き込まれるような印象は受けたはずです。“未来の姿
を想像し正しい判断が下せるようになる。良心に支えられた人生を想像
する。”と記された劇中で見られる言葉を通し、自分に似たエマとアンナ
と言う存在を客観的に見る事で現れる姿は、それこそが良心に他ならない
のではないかとも思えて来ます。自分の体験した事の中から精一杯の良心
の欠片を探り出して行く過程、ユマさん演じるダイアナは若き頃の
ダイアナが気付いてゆく“良心”に近づいていった故の姿…そしてそれは
まるで母親の姿そのもの。ともすれば、事件現場にかけつけた
ダイアナのお母さんの悲痛な叫び声が画面から溢れ出して来る様でした。

物語は複雑で観る方によって印象は様々かと思われます。銃乱射事件と
いう異常な状態に陥った際のダイアナの出した究極の決断は勇ましくも
苦しくて目頭が熱くなりました。私自身がその場に居合わせたら果して
ダイアナやモーリーンのように行動出来るかとか、実際幾度と起きて
いる事件でもあるし、事あらば自らの命を顧みず行動する方々の話も
沢山耳にする昨今に現実味も強く、切なくもあり果敢で壮絶にシビアな
印象を受けた作品となりました。

そしてラストシーンで受けた衝撃…それは先に述べた“犠牲”部分でも
実はダイアナの“良心の摸索”だった(のでは?)と言う部分でもなく、
劇中数度と取り上げられた“友達と女子トイレに入る”場面を
ラストシーンを持って来た所でした。その時点での彼女達はその先
に起こる理不尽な展開など解らない…この、先の解らない事がこうも
恐ろしいと気付かせる作品はそう多く無いかも知れません。
この辺り際立って戦慄を憶えていました。


個人的には映画として凄まじい傑作に思えました。
ヴァディム・パールマン監督の技にまたもや感服。
断絶袋小路第16回目でした。

謹賀新年もままならぬままで随分と久しぶりの更新…。


>BS日テレ/プレシャスタイム2011年1月23日放送分を鑑賞。
ある意味怖いお気に入り行き詰まり映画を取りあげます断絶袋小路、
第15回はこの作品です。当ブログ的にも面白い役者さんが出演とあって
取りあげないワケにはいかないでしょう(笑)

スティーブン・キング原作というのを知らずに先日のTV放送を録画。
観てみるとなかなか豪快な復讐劇でしてやられた感。思うに強烈。
キャデラックと言うとイーストウッド氏の「ピンク・キャデラック」の的な
いかにもな個人的イメージがあるのですが本作のキャデラックは
今時の車種でとにかく物凄く頑丈に改造されていて、要人警護の車より
更に硬そうな感じも受けます。そんなとてつもなく頑丈な車に護られて
いる極悪組織のボス=ドランに手を出すなど無謀としか言いようが無い
状況なのですが、大切なものを奪われた、しがない庶民的小学校教師
トムはいかにしてこの“鉄壁の要塞”に潜むドランに挑んだのか。

原作は未読です。邦版小説のカバーのキャデラックは60年代風の車種
でしょうか。小説内ではキング氏はどの車種や時代背景をイメージして
書いているのですかね?本作では2009年制作時の現代的様相。
それでも頑丈なキャデラック相手に大仕掛けを繰り出す様は強烈な印象で
悲しみを抱えた重圧と苦悩と葛藤の末に辿り着いた“もどかしい”姿は
人の複雑な心境を描き出して見事と感じました。

当ブログ的には「ランド・オブ・ザ・デッド」のビッグ・ダディこと
ユージン・クラーク氏が主人公のバイト先で知り合う同僚役で存在感を
発揮していたのも印象的です。「ランド…」ではガソリンスタンドで
働いていた様ですが、後に手に持つ道具が本作とリンクして見えたりして
生前のビッグ・ダディはこんな姿だったのかなと面白いシチュエーション
だったりします(笑)。あとはCSI:NYでのエンジェル刑事として活躍も
記憶に新しいエマニュエル・ヴォージエさんがキーパーソン的な出演。
彼女も当ブログ的には「ハウス・オブ・ザ・デッド」の女優さんですね。
本作キング原作と知ればゾンビ映画「ペット・セメタリー」的ニュアンスが
あるのかもと感慨深くもあり。

☆以下、内容に触れています。

庶民的教師トムは殺された妻の復讐をしようとダーティ・ハリーよりも
破壊力絶大な拳銃を購入。ドランのキャデラックに撃ち込むには強力な
破壊力も必要。とは言えしかしいざその時になると、思い切りが弱くて
逃げ帰る。…まずは弱い。人殺しに踏ん切りがつかない。まっとうな人
として蛮行に臆病なのも、人のよさを伺えて良い所。そんなお人好し
だから当然ドランに復讐の企みを気付かれこっぴどく殴られ腰抜けは
恐るるにたらん一生惨めに過ごせとうちのめされてボロボロに。
斯く言う人殺しの出来ないお人好しの辿り着いた復讐方法がなんと
頑丈なキャデラックごとドランを落とし穴に沈め、生き埋めにしてしまう
と言う荒技。偶然生き埋めになってしまったのかはわかりませんが、
ドランが生きている事で主人公に独特の存在感が浮かび上がり結果的に
この行き詰まり感は物凄くシビアなものになった気がします。あくまでも
個人的に受けた印象からの感想なので他の方とは違いそうですがこの直接
死を与えられないある意味臆病で、ある種人間的な葛藤を抱きつつ死を
直接見ずにそれでも葬りたいと言う狭間的な復讐劇は人間模様としても
非常に質が高そうに感じる事となりました。

復讐であっても人殺しを行う事自体、人で無しなのは承知ですが
人間臭いと言うかお人好しが“人”にしがみつきながらもかろうじて
復讐を遂げているように見えた様相に、まっとうであるが故の残酷さと
悲しさを垣間みた気にもなりました。この行き詰まり感は壮絶に哀れ。
断絶も甚だしい。


小粒ながらキング作品の映像化では良作ではないかと。


>衛星より受信。最近になってゴダイゴさんの音楽集が出ましたね。

先日、何気なく録画した「ヘル・ドライブ」と言う映画を観ていまして
個人的には割と楽しめたのですが、あるちょっとした瞬間にふと
「青春の殺人者」を思い出しまして、またまた以前WOWOWで録画した
VHSを引っ張りだして観てました。いやはや、見入ってしまいますね、
本作は。DVDデラックス版は通常より5分長いロングバージョンとの事
ですが、録画したものは120分はなかったので通常版の方でしょうか。
でもって断絶袋小路第14回目。

父親の手助けでスナックを始めた順は、幼なじみのケイ子を雇って店で
同棲生活と一見楽しそうな環境に見えるのだが、ケイ子を快く思わない
順の両親は交際を反対していて順と対立。車をとりに実家へ帰った所を
両親に見つかり、父親ともめるはめに。買い物から帰った母親は順に
部屋に入るなと止められるのだが、そこで母親が目にしたものは…


☆以下、内容に触れています。

あくまでも個人的な感想ですが水谷豊さんのふわっとした存在感が
地に足が着いていない印象で、それでいて着地した瞬間にいきなり
重りに変貌する様な行き詰まった感じがもの凄く不気味で、
お相手の原田美枝子さんの瑞々しく真っ直ぐな印象も良いのです。
圧巻なのはやはりと言いますか母親役の市原悦子さんとの衝突。
我を忘れるくらい集中してみてしまう程の凄まじいです。

それでいて作品全体からは乾いている印象。
涙を流すシーンはあるけれど湿った印象が沸いて来ない。
悲しいのか、苦しいのか、進みたいのか、留まりたいのか…
今、そしてこれから何を示したらいいのか判らなくなってしまった
母親と、青年と、その彼女。

青春を奪われそうになったが為に犯した青年の拒絶は過ちを
気付かせてはくれず、ひたすら絶望の道を突き進む。

息子が父親を殺しても家庭内のもめ事と片付けようとして我が子に
夢を語り“アレ”を迫る母親は、“それ”を拒まれると息子を刺し
殺そうとするも息子に包丁を奪われ、邪魔なら殺せと滅多刺しに
あわされる壮絶な流れ。息子は殺した両親を布に包み重しを付けて
海へ沈め、親殺しを知った彼女は淡々と血の海の掃除。
二人で逃げようと旅支度し車で移動し始めるが父親に託された店で
もう1日仕事がしたいと店に戻ると突然自らの手首をナイフで
切り出す青年。その姿を見て私も一緒に死ぬと同じく手首に刃を
立てる彼女。それを見て慌てて店から彼女を追い出し店内にガソリンを
ばらまくと自らを腰抜けと言い放ち、天井の梁に両腕を縛り付け、
ガソリンに火を着け焼け死のうと試みるも、彼女が店に飛び込んで
きて脱出。結局死にきれず、店の火事に消防車や周辺の人々が集まり
始めると火の海を呆然と眺める彼女を残し、青年はトラックの
荷台に忍び込み姿を闇に眩まして行った…。
これら全ては思い描いた青春の姿か。

漠然としていますが青春て奪われたく無いと言うのは気持ち入ります。
感情も性も空間も時間もその時何一つ欠かせたく無い目映い希望に満ちた
煮詰まった感覚は失いたく無かった気がします。
そんな“青春”を親殺しを犯してまで“汚したくなかった”はずなのに、
血に染めてしまった事で相反する真反対の絶望と闇と死に塗り変わって
行く様は解っているけれど虚しい。護ろうとした青春まで次第に失う
戸惑いと絶望感がただひたすら悲しい。
個人的にはカタルシスの傑作と言いたい所です。

最も犠牲になった一番の被害者は青春とも言えそうです。



>衛星より受信

断絶袋小路13回目はエレベーターに閉じ込められた男2人、女1人の
3人が繰り広げる脱出劇サスペンス「パニック・エレベーター」を
取りあげてみます。その3人の回想シーンが要所要所で挿入され、
彼らの目的が明らかにされて行くにつれ、単なる閉じ込められた
状況下で繰り広げられる追いつめられた人間同士の小競り合い
サスペンスに終わらない、残酷な作品に仕上がっている印象でした。

老朽化激しいアパートは改修工事の為か
人々が次々と追い出され住人は殆どいない。
そんな中、たまたま一台のエレベーターに乗り合わせた3人は、
それぞれある目的の為に急いで用事を済ませなければならない
理由があったのだが、運悪くエレベーターが故障、
無情にも時間だけが過ぎ、次第に精神状態がおかしくなって行き…。


敬遠されそうな安易なタイトルに、作品の評価も芳しくないのですが
沢山の方に観て頂いて様々な意見が出た方が面白くなる作品だと
思いますので興味を持たれた方はご覧になってみて感想を述べて
あげて下さい。サスペンスあるいはホラーとして面白く感じる方は
結構いらっしゃるのではないでしょうか。

☆以下、内容に触れています。
(興味のある方は作品をご覧になってから読んでみて下さい。)

尋ねてくる大事な娘の為にぬいぐるみを用意し部屋を整頓したい男、
彼女の横暴な父親を殴り倒し2人で逃避行を決意し旅支度をしたい男、
入院した祖母が写真が見たいと言うので部屋に取りに戻った女…

3人それぞれは一刻も早く事を済ませ、目的を果たさなければ
ならなかったのだが、たまたま一台のエレベーターに乗り込んだ
この3人は運悪くエレベーターの故障により中に閉じ込められてしまう。

幼い愛娘との大切なひと時を良きものと過ごさせたい為に、
現実から逃げながらも彼女との希望に溢れた未来の生活の為に、
死期の迫る祖母が望んだ思い出の写真を見せたいが為に…

望みを担ったそれぞれの目的が時間経過と共に
果たされなくなって行く悲惨な現状。

娘に見られたくないモノが男の部屋に…
彼女は一緒に逃げる筈の男に裏切られたと思い…
危篤状態の祖母は過ぎ行く時間に死期が近づいて来ている…

エレベーターに閉じ込められたせいで裏切り者となってしまう
理不尽な環境とそれぞれに与えてしまった絶望はとてつもなく
恐ろしい。自分も相手も関係者全員が最悪の思いをする。
この後味の悪さは脚本としても巧いのではないでしょうか。
閉じ込められた遮断に思い叶わずで断絶ぶりも相当シビア。

それだけでもとんでもなく悲惨な状況なのに
エレベーターに閉じ込められた中で殺人鬼が現われ
命の危険にさらされると言う恐怖のおまけ(?)が付いて来る!!

娘に殺人鬼だと知られてしまう死んで行った男…
彼女に会えず裏切り者と思ったまま殺されてしまった男…
自らも惨劇に見舞われ祖母の臨終にも間に合わなかった女…

殺人鬼の都合は置いておくとしても
残された娘の受けるであろうダメージに、希望ある未来を男と共に
奪われた彼女、孫の到着を信じながら思いをとげられなかった祖母、
エレベーターからからくも脱出し思わず殺人鬼を始末して間接的にでも
人殺しとなってしまった女まで、残された者まで悲惨な現実を受け入れ
ざるを得ない、最後の最後まで徹底した救いのなさを感じさせる作品も
そう観ない。

この心理的に陥れられる様々な絶望感には感服。
私にはかなり恐ろしい作品でした。


いい評価もぼちぼちは聞けますが、
個人的にはなかなかの秀作としたい。


>借りて来たつけ回し男。

断絶袋小路第12回としてお送りしますは
前回感想を述べた「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督
デビュー作「フォロウィング」。本作の断絶ぶりは何と言っても
“つけ回す青年”が陥った恐ろしい事態でしょう。思いもよらなすぎて
ぐうの音も出ない八方ふさがり。これには私も青年同様やられました。

作家志望の青年は日々の時間を持て余し創作のヒントになるかと
通りすがりの人々の中から特定の人物を選び尾行する事を始めたが
ある日その内の一人の男に尾行している事を気付かれてしまう。
しかし男も人には言えない秘密を持っていてそれを聞いた青年は
いつしか男の言う秘密のスリルを堪能し始めるが、その先に
待ち受けていたものは…


クリストファー・ノーラン監督作のうちこの「フォロウィング」だけ未見で
1作だけ見逃しているのも何故か気持ちが悪くなって借りて来ましたが、
そうでしたか!! 早く見た方がいいと言う虫の知らせだったのかも(笑)
しかも運良く品揃えの悪い近所のレンタル店にあったし。
「フォロウィング」をご覧になっている方は「インセプション」を観て
その合致にもうすでに気付いている訳ですね。むむ、出遅れた感。

とは言え、私の場合このタイミングで見て良かったかも。
本作を「メメント」が評判になった頃に勢いで見ていたら大まかな
ストーリーは憶えていても登場人物設定やアイテムなんかは多分忘れて
いたでしょう。時間軸をバラバラにし構成した「メメント」の原点とも
言われている「フォロウィング」ですが言わば「インセプション」の前身
でもあったわけですね。オリジナル脚本“つけまわす青年”の物語は
第1の“コッブ(Cobb)という名の泥棒”の物語でもありました。

☆以下、内容に触れています。
「インセプション」の内容にも言及しています。

「インセプション」のレビューでノーラン監督は裏目節を際立たせる
演出をすると書きましたが本作「フォロウィング」でもやはりと言うか
当然というか、原点として裏目節がばっちり描かれていて
見終わった後まず頬が緩みました。流石です、感服です。

まずコッブと名乗る男が泥棒として出て来る訳ですが
本作のエンドクレジットで名がついているキャラはコッブだけ。
余程思い入れがあるのかと鳥肌まで立ちました。

しかも泥棒で偽装工作のプロと来た!!

さらにコッブに、人が無意識に集めた思い出の品を収める箱を
“自身の展示品”と称させ、別の場所で盗んだ女性物の下着を
忍び込んだ男の部屋に仕込み“災いの種”を植え付ける!!
その上コッブは濡れ衣を着せられ警察に追われているという話…。
これって深層心理と植え付けに逃亡犯とまんま“第2のコッブ”の物語、
「インセプション」の世界観ですよね!! ニュアンスは一緒なのに
構築を変えただけ…ノーラン監督は、時間軸を入り組ませて構築するのは
お手の物なのは「メメント」でも証明していますが、設定を同じくして
別の物語をも構築する技も見せてくれたとは、これまた面白いです。

この“泥棒コッブ”の前身を垣間みた事で異様にテンション
上がりましたよ。実際「フォロウィング」の驚愕のラストは
ただでさえ恐ろしくも物語として面白かったのに、
楽しさ倍増した感でなんだか得した気分です。


尾行クライムサスペンスの傑作でした。見事。

「インセプション」を見たけどこちらはまだと言う方は是非ご覧下さい。
または「フォロウィング」は見たけど「インセプション」はまだと言う
方は逆も然り。はたまた今後に“第3のコブの物語”を期待して
みるのもいいかも。「インセプション」DVD化の際は本作と
2タイトルセットでも嬉しい?…うん、嬉しい(笑)


>衛星よりHV受信。

お気に入り断絶袋小路映画第11回目は珍しく有名所で
「ガントレット」でも。最後に辿り着く退路を断たれた
蜂の巣バスは絵面的にもまさしく断絶の極み。

先日HV放送がありましたので観てみました。
BD版のレビューを読んでみると画質が良いとの事で、
車やヘリにバスと乗り物が命とも思える本作、
輪郭のシャープさに硬質感はかなり良い印象で
今回放送されたものでも全くの評判通りでした。

出世街道から外れた刑事ショックレーは、
とある事件の証人をべガスからフェニックスの街まで護送する
よう命じられる。証人はマリーという名の娼婦で牢獄を出れば
必ず殺されると訴え続けると、その言葉通り行く先々で
ショックレーとマリーの身は危険に晒されて行き…。


単純で淡々と進む物語ながら、救急車、パトカー、バイク、
列車、バス等の乗り物を乗り継ぎ命からがら目的地へと向かう
までの混迷は緊張感を掻き立て、彼らの信念のままに敢行する
様は胸が熱くなります。バイク×ヘリのシーンも好きなんですよ。
反動でふらつきながらも飛ぶヘリのしつこさや、真横でスライド
しながらせまり来るシーンが結構不気味だったりと。

今回の高画質では銃撃された乗り物に出来た弾痕の周りの
ペイントの剥げ具合が気持ちいい程見えたので満足です(笑)
その部分、異様に好きなんですよね、なぜか。
終始徹して尽きない“異常な状況”がシビアさを煽り
バスを囲んで銃撃し続けてしまう事態の異様さやはり凄い。

「ガントレット」を初めてみたのは中学生の頃TVでだったかなぁ。
ソンドラ・ロックさんにもあわい恋心なんか抱いたり…。
なんだかかわいらしかったんですよマリーが、初見当時。
いや、今回高画質にまた恋に堕ちそうでしたけれど(笑)

☆以下、内容に触れています。

補強したバスの中で敵陣に乗り込む前に交わす
関係を持っていない筈の2人の将来についての会話が凄く
染みました。そんなマリーの最後の台詞もときめき物でした(笑)

兎に角ラストの銃撃されながらもバスの進行を敢行した
ショックレー刑事に、今だに身震いする程の感銘を受ける
思いは変わらずありました。


揺るぎない傑作



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