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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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死霊の南瓜金助
性別:
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職業:
自称ゾンビ画家
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ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
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>画像、チラシ/半券より。

また展覧会の感想です。
本筋からは離れますが、こう見えても一応は間違いなく主に
死を題材にしたブログなので機会があればこう言った
ニュアンスも扱って行ければと考えています。

公式ホームページ→「稲垣仲静・稔次郎 兄弟展
10月24日まで、練馬区立美術館にて。

チラシにもあります猫の絵、このどこかで見た事ある気のした
一枚の「猫」の絵…作者が稲垣仲静氏とその名を知ったのは
つい最近の事、テレビ東京で放送された「美の巨人たち」で
取りあげられていたからでした。正直私は美術に詳しくないので、
そう言った機会でもない限り情報は入って来ないのですが、
個人的に猫好きな事もあってか、この「猫」が気になって
番組を見てみようと思い軽い気持ちで鑑賞していた所、
番組が終わってみればずっしりと重い存在感の虜に
なっている自分に気が付きました。

番組の最後で東京に仲静氏と彼の弟で人間国宝の稔次郎氏の
兄弟展が行われている知り、行かずにないられなくなり、
練馬区美術館へ向かいます。

24歳で病に冒され亡くなったとの事ですが、
その短い生の中で拵えた絵画、素描は緻密な洞察力と感性に
裏付けられた圧倒的作品群で、正直面くらってしまいました。
素人の私がそう言っても説得力は無さそうですが
そんな私でもただ一言、「物凄い」と震えが来るくらいの衝撃
を受けた事は明らかです。

チラシ画像の「猫」をご覧になってもお判りの通りふっくらとした優しい
温かな温度を感じる作品も多い中、その真反対側に位置する
闇深く硬質的で痛々しげな温度の低い作品達もまた素晴らしかった。
「美の巨人たち」の放送内でいくつか取りあげられていましたが
目の当たりにするそれらの作品群は凝視せざるを得ない程の
圧倒的存在感で脳裏に入り込んで来ます。

私の目が釘付けになったいくつかの描写。
侵蝕と傷と死。私にとっての仲静氏の絵画の主役はそれでした。
「鶏頭」「菊」と言った植物に見る虫食い跡や枯れ行く葉、
「軍鶏」の戦いの血のにじむような無残な跡、
「雛」に喰われる虫、虫、虫…
見かけはいいものではない筈の事柄をありのままに描いている姿は
犠牲によって生が成り立っている事実を知らしめ、さらに
“鳥達の骸”からは、死を描いていながらもかつて生のあった事実や
今にも倒れ込みそうな“痩せ細った様に見える猫”からは、
生がなおも侵蝕して来る“果て”から抗っている姿を
刻み付けている気にもなって来ます。
奇しくも「死せる雛」に記された雛が傷を負わされ
殺された日付は私の誕生日でもあり、また感慨深くもありました。

日常生活に於いて普段よく目にしている筈の、
虫食いの葉や細菌に犯され枯れ始めた葉、小動物たちの傷や死骸が
描写という形に現されると、そこだけがクローズアップされる不思議な
感覚。自らを自然派と称しありのままを描く根底にはそう言った
意味合いも含まれているのではないかと思えてしまう。
そう感じたのは私だけでしょうか。
打ちのめされました。感服です。

凄まじい方が存在しています、ここに。

「猫」のあと追いかけ、おかげで知り得た果て。
導きに感謝したい…「猫」に。
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Halloween II (2009) [Soundtrack]

>画像、捕獲CDより

前回のついでと言ってはなんですが「ハロウィンII(2009)」の
サントラも捕獲しました(笑)。今回もタイラー・ベイツ氏が
一曲入っていましてそれ目当てで。とりあえず公開前にセリフ無しの
方(右画像)を捕獲。セリフ入りは公開が決まってからと決め保留して、
ようやくの日本公開も決まり、勇んで買いに行った某外資系ショップ。
店頭にはセリフ無し盤しか見つからず。取り寄せ出来るか調べて
もらったのですがセリフ入りは生産中止で品切れと言われてしまいます。
諦めきれずネットで調べてみる事になったのですが、そうしたらなんと
タイラー・ベイツ氏の「ハロウィンII」のCD-Rスコア盤の存在を知り、
方々問い合わせて捕獲成功。手に取り聞いてみて目頭が熱くなり
ました(笑)。のち、劇場公開で作品を観た後にセリフ入りを発見し
捕獲とあいなりました。めでたしめでたし。

こんな事ならはじめから両方買っておいて聞かずに待っていれば
良いのに?…いや、今回はスコア盤の捕獲にあたっての
お導きだったに違いない(笑)

劇中の架空バンド“captain clegg and the night creatures”の
楽曲はかっこいいですね。アンレイテッド版の「LOVE HURTS」の
使われ方が合い過ぎて合い過ぎて…(悲)
未見の方は是非アンレイテッド版もご覧になってみて下さい。


>画像、捕獲BDより

1作目のディスク化と同じく仕様はアンレイテッド版収録の2枚組で
嬉しい限り。今回のハロウィンII/アンレイテッド版は劇場公開版と
比べ、追加シーンと差し替えシーンで切迫感がさらに極まったものと
なった印象。コメンタリーを聞く限り本作もロブ・ゾンビ監督的
リアリティを詰め込んだ仕上がりの様。それはまさに再構築された
怒りと憎悪と断末魔の結晶と変貌し、劇場公開版とは性質を異にする
仕上がりを見せています。注目のアナザーエンディングはまさかの展開。
ああなったのも頷けます。

☆以下、内容に触れています。
(劇場公開版の内容にも言及しています。)

一番変わった点はローリーとアニーの関係性でしょうか。
そのせいで劇場公開版とは180度違った作品になっています。
私は劇場公開版鑑賞時の感想で彼女達の顔に残された傷痕が、
前回の惨劇を物語るひとつの恐ろしいファクターと感じそう記し
ましたが、その傷がローリーのアニーに対する怒りの対象に
なっているのは衝撃でした。その傷を見る度にローリー自身は
自分が責められていると感じてしまっていて、それはいつしか
アニーに対する怒りへと変換されてしまい、二人の仲もギクシャク
してしまっている。…女の子達の顔の傷は前の事件の恐怖を物語る
だけではなく、ローリーに対する責め苦でもあったわけですか。
その事によって、怒りを抱え始めたローリーが、憤りの化身と
化したマイケルが近づいて来るにつれと同調してしまう事が
劇場公開版より解りやすくなっている印象。そしてそこから
劇場公開版とは全く性質を異にする展開を見せ出します。
ローリーが見る、マイケルの幼い頃に犯した殺人シーンと同じ場面を
アニーに向けて行う夢は、マイケルと同調した為ではなく自らの内に
秘めた思いから来る夢と変わり、カウンセラーの精神科医にもアニーに
対する怒りをぶちまけもする。これは壮絶に悲しい。
そこではローリーが壁にかけられたロールシャッハの絵に白馬を見、
マイケルの精神状態と同じ状態に進みつつある事を示唆。
そして自分とマイケルとの関係を知ってしまった挙げ句、
ローリーもまた怒りと憎悪の権化と化して行ってしまった姿は
見ていて悲惨過ぎですが、理解は出来ました。

劇場公開版でのエンディングは、巻き込まれた惨劇から生き延びた
ローリーが収容されてしまった精神病院らしき場所で、
マイケルから受け継いでしまったと思われる白馬と母親の見える
精神状態を覗かせた終わり方でした。それは観たまま、不敵な笑みを
浮かべたローリーが怒りに支配されてしまっているようにも取れ、
あるいは白馬と母親がまたやって来たかと呆れて笑みをこぼし
精神の中ですら休む事無く怒りと闘い続けている印象すら感じる、
複雑で壮絶ななエンディングに思いましたが、アンレイテッド版の
大幅に変更されたラストシーンでは、精神病棟と言うニュアンスは
なく、完全にローリーが頭の中で囚われてしまったイメージとして
捉えられ、その直前に示されたローリーに刃を向けさせた矛先こそが、
「ハロウィン」、「ハロウィンII」、両アンレイテッド版と描いて来た、
この前後編とも呼べる物語の核心を記す意味合いを抱かせます。
思い返せば“物語の始まり”もそこからでした。
この「ハロウィンII/アンレイテッド版」で最後に矛先が記した存在こそが
ロブ・ゾンビ監督が描きたかった事だとしたら、恐怖を抱かずには
いられない、やはり残酷極まりない作品と言えるでしょう。

マイケルもローリーも刃を向けるに至った原因があった。
人格を易々と狂わせ破壊すらし、怒りと憎悪の権化とさせた
根底に巣くう恐ろしい真実が、何喰わぬ顔をして存在していた。
それはロブ・ゾンビ監督が「ハロウィン」というステージを
借り語られた現実的側面か…。


ハロウィンII アンレイテッド版、新たな傑作と観た。

HALLOWEEN(2007) [Soundtrack]

>画像、捕獲CDより

前回のついでと言っては何ですが「ハロウィン(2007)」のサントラも
捕獲しました。あのメインテーマをタイラー・ベイツ氏が手掛けていると
あっては、まず捕獲せねばなるまい(笑)と日本公開を待たずに
セリフ無し盤(左画像)を捕獲。やはりセリフ聞かない方が後の映画鑑賞の
際よさそうだし。ジョン・カーペンター監督のあの独特の緊迫感を煽る
傑作テーマと挿入曲の2曲がベイツ氏のノイジーな構成により見事な
コラボを果たしていて唸る程満足した作品でした。素晴らしい。
タイラー・ベイツ氏は「ドーン・オブ・ザ・デッド(リメイク)」で
オープニングのスケール感が気に入って「300」で感動。
さらに後に観た「The Devil's Rejects」の音楽は傑作中の傑作扱い。
そんなお気に入りのスコア連発のタイラー・ベイツ氏が
カーペンターサウンドのアレンジとくれば
私にとってはまさに夢のコラボの実現でした(笑)…感服。

他には洋楽に詳しくない私でも知っている
KISSさんにイギー・ポップ氏、アリス・クーパー氏の
楽曲が収録されていました。さらに「Mr.サンドマン」と言った
ファンにはお馴染みの曲のカヴァーも嬉しい仕様ですよね。

で、2008年ようやく「ハロウィン」リメイク版公開。
そのあまりの出来の良さと痺れ具合に勢いで即セリフ入り(右画像)の
サントラを捕獲していました。ルーミス博士の講演に於ける「悪魔の目」に
始まり映画を記憶から呼び覚ますセリフが次々と。
そして最後は映画と同じ「◯◯!!!」で終曲に突入。鳥肌経ちました。
“観賞後に捕獲の際”は迷わずセリフ入りをお薦め致します。
サントラの面白い所は仕事中に聞いていても映画を観ている
気になれる所にもありますよね。そんな感じで楽しんでいます。




>画像、捕獲BDより。

=================================
ハロウィンII アンレイテッド・コレクターズ・エディション」が発売に
なりましたね。1作目と同じく仕様はアンレイテッド版収録の2枚組で
嬉しい限りです。再構築されたアンレイテッド版は劇場公開版と比べ
追加シーンと差し替えシーンで切迫感がさらに極まったものとなった
印象で、怒りと憎悪と断末魔の結晶と変貌していました。注目の
アナザーエンディングはまさかの展開。ああなったのも頷けます。
その感想にかかる前に、1作目のアンレイテッド版の感想を削除した
別ブログの方に書いていましたので修正を加えつつ再録させて
頂こうと思います。以下は別ブログから再録(修正含む)になります。
=================================

(2009/03/10)
注目のアンレイテッド版その全貌はいかに?!
それは劇場公開版とはスタンスを異にする、まさに“アンレイテッド”の
冠の成せる技…追加シーンは成る程、大人向け感どっさりで興味深かった
です。成る程、こういう捉え方もユニークです。

アンレイテッド版と一言で記していますが“過激”シーンが追加された
だけの長尺版では無く、監督色の強いの別方向の制作意図を感じさせる、
劇場公開版とは性格を異にしたユニークな一編になっているのではと
思える仕様でした。追加シーンの表記が“過激”とあったので勝手に
“残酷”シーンと解釈していて意表を付かれましたが、劇場公開版と
見比べるものではない、監督自身の抱いている“リアリティ”を
散りばめた作りと感じました。こだわりを感じさせるロブ・ゾンビ演出は
個人的には琴線触れまくりなので興味深かったです。

☆以下、内容に触れています。
(監督コメンタリーにも触れています)

極個人的な解釈ですがタランティーノ監督が“無駄話”に於ける
監督流リアリティで作品内に“日常”を刻むと考えられるとするならば、
本作のロブ・ゾンビ監督は“変質や下劣”に於いて監督流リアリティを
作品内に“日常”として刻むという構築姿勢がありそうです。
このアンレイテッド版はそんな監督流リアリティてんこ盛り
ロブ・ゾンビカラー丸出しなのではないかと思える仕様で
ファンにはたまらない作品となっている事でしょう。
女学生達にお下品な言葉や仕草を羅列させるのはかなり
サディスティックなニュアンスも受けそのギャップに気味悪さも
感じてしまいました。

「ハロウィン」のリメイクとして観ると、劇場公開版は現代アレンジは
加えられてていますが、かろうじてマイケルに得体の知れない神秘性も
抱ける作りではありました。しかしこのアンレイテッド版は追加シーン
の中にはローリーが指をドーナツ穴差し込んだり、施設従業員仲間の
女性入院患者への性的暴行、マイケルが封筒の臭いを嗅いだ様なシーンや
執拗に付け回すといった変質的イメージなど、下品で変質的な印象が
強くなるものが多く、その全体的な世界観は劇場公開版とも異なる
“人間臭い”印象になってしまっていますので、ゾンビ監督は実は
こんな作り方も考えていたのかと言ったニュアンスで、
オリジナル「ハロウィン」のファンの方はそれとは一線を画すと
捉えて頂けると良さそうです。

監督は考えられるシチュエーションを撮れるだけ撮り、その中から
最良のシーンを選び出す編集スタイルの様で膨大な撮り貯めが生まれ、
足りなければまた撮るで、故にこう言った芸当も出来るのかも知れ
ませんね。付属アイテムとしては相当面白い仕様だと思います。
劇場公開版との区別なのか、最も重要だと思った私の大好きな
脱走シーンがこのアンレイテッド版ではザックリすげ替えられていた
のも驚きました。コメンタリーでの監督曰く、アンレイテッド版で描いた
脱走の流れの方が自然に見えるそうです。因にこの脱走は、成長した
マイケルが入院中おとなしかったので逃げ出す事など考えもしない
だろうと言う油断が生じた事態として描かれ、劇場公開版の時に
私が勝手に思い込んだ(笑)マイケルの屈強成長説は、ここでは全く
当てはまりもしないです(苦笑)。あくまでも思い込み説ですから
大した事ではないのでけれど。


劇場公開版ではほんの数秒とも言えるウド・キア氏の登場が
追加されていて個人的には頬が緩みました。
“アンレイテッド”の冠の言い得て妙な感じも
含め個人的にはかなり面白い構成と楽しめました。
充分満足のいく2枚組でした。


>画像捕獲BDより。

さて、ついに日本版ソフト発売となりました
「ザバイバル・オブ・ザ・デッド」!!!!!

ゾンビの行動に対する“新事実”にもっと物議を醸しだすと思って
いましたが、「大いなる西部」をモチーフにした人間同士の対立を軸に
語られたり、とにかく受け入れ難い、新鮮味も無い、といった感想も
いつもながら多いですね。結局は好き好きですから絶望するしないも
心持ち加減当人次第しかたなし。新鮮味が無いと記されるのはある意味
正しいのかも。でも新鮮味が無い=“新事実”でそう言われているのかは
定かではありませんが。解ってはいましたが収録されたメイキングでも
ロメロ監督自身の口から“その事”が語られ、言われてみれば
ネタとしては「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から
描いていた事柄だったワケですし。

私はBD版を捕獲、劇場鑑賞時に抱いた私の感想の確認も含め
恐る恐る観ました(笑)。当ブログでは「ランド…」の感想時で
ロメロゾンビ作品を全て取りあげたので一旦の結びとしましたが、
ぼちぼちほどいて行きましょうかね(苦笑)。
書きたい事も思い込み(笑)もまだあるし。

☆以下、内容に触れています。

本編/本編コメンタリー/メイキング/インタビューと
一通り目を通しました。物語は至って単純、この期に及んで意見対立
人間のいがみ合いが最後の最後までしつこく描かれ共倒れ、島に
おびき寄せられながら住民に翻弄され結局脱出すると決めた主人公達の
無駄骨感もシビアな秀作だと思います。劇場鑑賞では表情のある
自然環境豊かな島という印象は受けましたが改めてBDで観る
自然の雄大さは季節感を醸し出していてなかなか美しくいい感じです。
劇中、海上でフェリーから観た島の上に輝く月の映像は
CGじゃなかったなんて本当ですか?…美しすぎる。
メイキングでは島での撮影は過酷を極めた様でしたが、
こうして届けられた映像は“ノーテク”感を充分に伝えるもので
雰囲気もよかったのではないでしょうか。島の気候のせいか全体の
湿り気具合も鬱蒼とした気配で質感がよいです。悪天候に悩まされ
時間も無くなり満足のいく映像があまり撮れなかったと語られて
いましたが、それも作品を制作する上でのファクターですから
その悪条件下で作られた作品と思っても見事な出来映えではないかと。
製作自体は時間の無さを言い訳には出来ませんから、必要最低限な
部分は押さえ、さらに追加シーンも撮影されたりと“完成”の為に
出来る限り尽力しようとする監督の姿勢には、私自身見習わないと…(汗)

コメンタリー、メイキング、インタビューの中で今回本編で
ピックアップされた「人間以外も食べるゾンビ」の事について
ロメロ監督自身の言葉で何かしら語っていないかと耳を欹てて
いましたが、取り立てて詳しく語ってはいませんでしたね。
それでもメイキングで「ゾンビは人間以外も食べるよ」と言う言葉は
聞く事が出来ました。しかも「ナイト…では虫を食べているし」と。
やはり「ナイト…」のあのシーンへのこだわりみたいなモノが常にどこかに
潜んでいたのでしょうかね。「見かけないのはゾンビは動きがのろいから
捕まえられないせい」とも語られ、となると実はゾンビは発生当初から
人間以外も食べていたと言う事をほのめかして来た感もあります。

そうだったのか…
ゾンビは始めから人間以外も食べられたんだ。


「ナイト…」を観るに作品からのニュアンスとしては伝わって
いましたが、これは監督自身の口からはっきりと設定として示された
新事実ではないでしょうか。(他のロメロゾンビ作品のコメンタリー
でも“虫食い”が話題として上がっていた様な気もしますが、
何の作品でだったか思い出せていませんので未確認ですが)。
いやはややってくれましたねロメロ監督。当ブログでは“虫食い”に
関して「当人の生前の記憶に基づいた何らかの作用の可能性」と解釈して
いましたが、これは改めないといけませんね。疑問に対しての答が
出るのは面白いです。「ナイト…」で石で車のガラスを割ったり扉を
木片で叩いたゾンビが「死霊のえじき」のバブによって存在意義が示された
事もありますから、全ては「ナイト…」からすでに始まっていたと捉える
のも、壮大なサーガとして全てが繋がって来る様相も、また面白いです。

今回BDで改めて観なおしてみて劇場鑑賞時は特に気に留めず
すっかり忘れていた部分がふたつ発覚しました。
ひとつはコメンタリーで気付きましたが“串刺し生首”が有色人種のみ
だった事…危機的状況に陥った人々が偏見と差別を爆発させていたなんて
いやはやなんとも恐ろしく強烈なメッセージ。そこ劇場鑑賞時に気付か
ないといけない所だったのでは?(笑)BD版鑑賞でシビア感プラス。
そしてもうひとつ…

…これ大事かも?

なんと帽子を…!!
帽子も、食べてましたね!!
…まさか、 実はなんでも食べちゃうのかな(笑)

消化器のホースも進んで銜えていたし。
人間の臭いが判ると言うニュアンスもさり気なく新事実だったり?

それはそれで不可思議な展開を見せて来そう。今後の展開をさらに
期待したくなります。現時点では私の人類飢餓絶滅説も首の皮一枚で
かろうじて留まっている感じ(苦笑)。危なっかしい仮説だな(笑)
本編で知恵をつけて来たと強調するあたり「ランド」の前例もあるし
食に加え知恵も人間を滅亡に導く為の何かしらのアプローチ
だとしたら“知恵”と“食”の間にあるのは“狩り”か?
全く予想出来無ないまさかの展開もありそうです。
共存か、人類滅亡か…そしてあるいは真打ち第3の選択肢の登場か?
そう言えば本作、奇跡を待つとかいつか治療法が見つかるかもと
いったセリフが印象深く耳に入ります。…もしかするとまさかの
治療方法で解決、ゾンビ一掃なんて事が…?????
観れば観る程、頭を抱えてしまいそうな事ばかり脳裏に刻まれる。
終結に向けての糸口とも言えそうなキーワードがいくつか出ていると
言う事は確実なのかも知れませんね。一体どの方向へ進むのだろうか。
…内容豊富で面白すぎる。(笑)

タイトル「サバイバル・オブ・ザ・デッド」…数多あるタイトル候補の
中でいつどうやって決まったのか誰も憶えていない…そんな判らない
冠を堂々と被った、文字通りまったく先が判らない作品。
冠は必然か、あるいは偶然か。行く末を見守りそれもまたまた一興。

…やはり傑作と観たい。


今後いったいどんな思惑が待ち受けるのか!!
さらなる結果が待ち遠しい!!


>借りて来たゾンビ。

ゾンビと言えど男性諸君ならば気になりませんか?女性ゾンビ。
え?そんな奇特なヤツはいませんて?(笑) もとい私にとっては
ときめきを与えてくれたそんな女性ゾンビ達がいます。
新しい所で言えばロメロ監督作の「サバイバル・オブ・ザ・デッド」の
馬を駆る女性ゾンビに神々しさを見、「ランド・オブ・ザ・デッド」では
ゾンビの群れに加わっているソフトボール(?)コスの女性、
そして仕草がかわいらしい「ゾンビーノ」のタミー、
言わずもがな「ゾンビ・ストリッパーズ」の踊子の面々に、
日本からは「ステーシー」のかなちゃん他少女ゾンビ達。
興味深い存在感を放ち心動かす…そんな素敵な彼女達。

そんな事もあっての本作、期待いっぱい胸いっぱいで鑑賞(笑)

☆以下、内容に触れています。

始めの方で私の大好きな一人芝居、動物に襲われてアタフタする態が
登場。ゾンビ化液にボチャンと落ちてしまったリスが通行人を
襲います。なんだろう、ワクワクします(笑)
やはりジェフリー・コムズ氏にブルース・キャンベル氏も通った道
だからですからね?感慨深くもなります。

チアガールという事なのでもちろん女性ソンビは
ぞろぞろ出てくれるだろうと期待しつつ見始めます。
チアガールと言えば元気溌剌、活発にして躍動的。
しかしながら…

チアガールゾンビは張り切らない(笑)

スタンダードなのろのろ系ゾンビ。ですから当然です。
ぐだぐだのチアリーダーも相反して一興。
それでもゾンビ化した彼女達、昨晩の私服姿から翌日の早朝練習までに
チアコスに着替えたんでしょうね。チアリーディングの練習に励もうと
するなんてかわいらしいじゃないですか。うん、可愛らしいですよ。

レズビアンらしき女性は切断されてしまった女性ゾンビの頭に
化粧を施すという乙女心を発揮。これは雰囲気よいです。
マリファナ欲しがるのは、生前の思いの繰り返しでしょうか。

小屋の使用人がゾンビに噛まれた後、メキシコに逃げて頭を丸めて
ジャングルで暮らそうと旅立ったせいで、使用人の辿り着いた町は
ゾンビ禍に包まれると言った締め括りもこじんまりとした印象ながら
お決まり感を醸し出して、不安ながらも妙な安堵感(笑)

で、こちらのゾンビ達、なんと虫や猫も食べる。
「サバイバル・オブ・ザ・デッド」を見終えた後では
当ブログ的には危機感も膨大。
…となれば結構恐ろしいゾンビ態なのか!?
それは「サバイバル…」後のロメロ監督の思惑次第ですが。


及第点には及ばずながらも
Z級のノリがおかしな脱力系ゾンビ作品でした。


>画像、チラシ、前売半券より/劇場鑑賞(3D)

アリス・イン・アンデッドランド
不思議の国ならぬ死者の国で抗うアリスのお話は
ついに新たな局面に突入。前作から続くT-ウィルスに冒された地球上で
縦横無尽に展開する生存者探しの旅で待ち受ける謎、謎、謎…。
アラスカを目指したクレア達は無事なのか?
汚染の無い場所…食料とシェルターを有するアルカディアはどこに?
滅びかけている地球上でアンブレラ社は何を企んでいるのか?

私はゲームをやるとのめり込みすぎて人間性を失う恐れがあり(笑)
プレイはやめているので、映画としてのみ楽しむこのバイオシリーズ。
なのでゲームの設定やキャラをどのように加えているのかは
知りませんが、バイオハザードと言えば、要なのはアンブレラ社の
傍若無人と様々な実験に開発、そしてT-ウィルスに於ける多様な
産物でしょうか。本作も過去の副産物に負けない異形のモンスター達が
登場し荒廃してしまった近未来を地獄絵図と化すのに一役買って
世界観を楽しませてくれます。

我が国からは歌姫中島美嘉さんが登場しオープニングを飾っています。
登場シーンは一瞬でシンプルなのですが、そのゾンビっぽさは本編では
断トツの存在感と形相の恐ろしさで攻めて来ます。個人的な話ですが
私は眉間の皺フェチなので、つるんとしたオデコに入る
亀裂の様な裂け目に何故か妙な感動を憶えてしまうのですが(笑)
斯く言う中島美嘉さんの亀裂も美しくて良いです。
本編では見られませんが。

余談はさておき、T-ウィルスの猛威は止まる事を知りません。
人間を死に至らしめアンデッドと化させ蘇らせた後も作用が
続いているのか、あるいは新たなウィルス散布でそうなった新種かは
定かではありませんが、ゾンビ達さえ全く新しい異形な存在へと変貌。
前作で登場した猛スピードアンデッドを凌ぐ厄介さです。
なんでしょうかアレ。アンデッド犬も負けていません。

物語は前作を次いだ内容。とは言え砂漠と化した荒野から
焼け果てたビルの建ち並ぶ天使の街Los Angelesへと移り
世界の終末感は深さを増した様。このビジュアルは砂漠より
遥かに良いです。そして路地を埋め尽くすアンデッドの数たるや
どこから沸いて出るのかシリーズ最多を見せ壮観。

☆以下、内容に触れています。

さて、前作の終わりでアンブレラ社東京支部に宣戦布告を告げたアリスは
アリス達を伴い殴り込みをかけて来ます。よかった…これ重要でしょう。
前作から想像しうる観たかったシーンのひとつです。(数は微妙でしたが)
アレだけ用意されていたアリス達の動き回る猛攻を描いてくれた
オープニング。死も厭わないアリス達の決死の姿は心揺さぶられました。

とは言え、全体的な印象はザックリとしていて物語も投げかけに終わり
観賞後も一個の映画としては物足りない不完全燃焼さを抱いてしまい
ました。1では社内に蔓延したT-ウィルス封じ込めと抗体争奪戦、
2ではT-ウィルスの地上汚染とウィルス開発者の娘の捜索、
3はT-ウィルスを体内に宿しながら強さを増すアリスの解明と実験…
と言った展開でそれなりにホラー要素もあり一段落を見せ物語も
成り立っていた感がありましたが、4のアフターライフは、
生存者の救出劇が軸ではありますが、クレア達の行方や
アルカディアの正体とか、描きどころは押さえているのに
どうしてか内容がスカスカな印象。アリスの力が喪失し、
ゾンビに噛まれ感染する等の心理的な恐ろしさまでも無く、
謎の撒き散しとスローモーションの多様のせいか、
鬆が入ってしまった印象。…煮詰めすぎて穴が開いてしまった
のでしょうかね(笑)。フル3Dやファントムと言った高性能カメラの
技術や映像に終始し、意匠やら脚本の存在は成りを潜めて
しまった感じも受けてしまいました。気にしている監督だけに
ちょっと残念。及第点には届かず…(汗)
…それも新たな映画作りのスタイルとして、
新章の開幕と言う位置付けならば起承転結の“起”として、
そう言う意味合いも含め、今後のしっかりとした完結を期待しています。

ここへ来てあの女性の登場?
謎まき散らし続編作る気満々のエンディングでしょうね、アレは(笑)。


新生アリスの冒険は新たに始まったばかり。
もっとゾンビ態バリエーション描いて欲しいですね。
続編待ってます。

バイオIVもなかなかのアクションは見せているのですけれど
インセプション」と「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」を観た後では
どんなアクションも霞んでしまうのかな(笑)


>画像、捕獲DVDより。

13歳になり初潮を迎えた少女ヴァレリエ。

少女の身に降りかかる不可思議で歪な恐怖と
幻想的な映像で美しくで描き出しされた物語。
思春期からか多感な時期故の性への憧れと肉欲への不安は
腹部からこぼれ落ちた血により吸血鬼を招き
甘美と暴力渦巻く怪奇幻想的な世界へと引きずり込む。


…だいたいそんな感じ(笑)

ちょっと前のヴァンパイアブーム(?)に乗っかれ企画の時に
扱おうと思っていてすっかり忘れていました。
血なまぐさい吸血鬼のエピソードも描かれますし
少女にとっては恐ろしくも気になってしまう魔物なので
吸血鬼ものとしても充分成り立つでしょう。
現在では扱いの難しい禁忌的な題材も含まれ、
貴重な作品でもあります。

物語をどうあらすじ立てようかと考えましたが無理でした。
ストーリーが無い訳じゃないのですがなかなか奇天烈な展開を
見せて来るので私にはまとめられそうに無いです(笑)

ゴシック・ロリータのバイブルとされていると言う本作。
白と黒とあわい肌色さえあれば美しさは成立すると言わんばかりの
独特の世界観は不可思議な浮遊感へと誘い陶酔させて来る。
なんかフワフワしているんですよ、地に足が着いていない感じ。

そして気付けば突然ポツンと映画の中に取り残される…
そんな奇妙な感覚に陥る作品。

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(2010/10/13)
西部劇にl興味を持ち始めたばかりで詳しくはないのですが
作品中よく目にする「棺桶」や「墓標」に「首つりの紐」など
死を連想させるアイテムやらニュアンスに、
「始終“死”がうろついていそうな世界観」がゾンビ映画にも
通じそうなので気になり始めたのかも知れません。
走り書き程度ですがコチラで地味に記して行ければと思います。
それでも当ブログの本筋からは外れた内容かも知れないので
更新はトップページに現われないように記します(笑)
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主演ロバート・デュバル氏、ケビン・コスナー氏が脇を硬め
監督もした西部劇。花を添えるアネット・ベニングさんもまた良かった。


メモ#9 「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」

定住の牧場を持たず、牛を連れて旅を続ける牛追い生活の男4人。
嵐の中では布一枚かざし雨をしのぎ、ひたすら過ぎるのを待つ。
ある日、通過した町へ戻り物資を調達する筈の使いが2日過ぎても
戻らず、心配したボスと相棒のチャーリーは1人若者を留守番に残し
町へ向うと、使いはケンカ騒ぎを起こして留置所へ入れられていた。
その町の権力者は牛追いを嫌うと突きつけ、町の姿を知ったボス達に
更なる悲劇が待ち構えていた…。

☆以下、内容に触れています。

嵐の草原、大雨の町…西部劇はそう多く見てはおらず
今だに乾ききった砂埃と転がる草のイメージが強いのですが
かなり湿り気のある画面で私にはとても新鮮でした。
嵐が町を一掃して綺麗にくれると言った住民の言葉が
ボス達牛追いと重なり重くのしかかって来ます。
そう言った自然的背景を用いた解りやすいストレートな
演出ながら身が引き締まる効果は大。
無法者やならず者に臆するのは仕方ないとしても、
法を司る筈の保安官とその背後の権力者の横暴に逆らえない
町民達のもどかしさが辛い。こう言った形で死が常に
背後に忍び寄っている感じも西部劇にはあるんですね。

この作品の銃撃戦は特に怖かった!!
その至近距離感、とにかくやたら撃ちまくる銃弾の数、
どこから弾が飛んで来るのか見当のつかない緊張感。
そして権力者とボスの対峙した
飛び込み座位銃身距離20センチ乱れ撃ち一騎打ち!!
す…凄かった…。


胸のすく思い。…秀作。


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