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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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新着ゾンビ小説紹介。
☆「ゾンビ百人一首」
作者の青蓮さんのご厚意で拝読中です。
百人一首から紡ぎ出される
ゾンビ物語の数々。
一節が非常に短くちょっとした合間に
読めるので、育児の傍らにも最適(笑)
なんとなくつぶやいています。



手持ち無沙汰に一コマゾンビつぶやき
「TWITTER OF THE LIVING DEAD」
などと気がむいたらやってたり(苦笑)
簡易ギャラリー的ブログ紹介。
☆奇怪漫画製作部 のざらし倉庫


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日本に於けるゾンビ映画に新風を
吹き込む気鋭doragodonさんが挑む
和とゾンビの融合!!!!
当ブログの感想はコチラに。

予告編1予告編2

doragodonさんのブログはコチラから。
「ゾンビと暮らす。(仮)」
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[portrait of the dead]
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ゾンビが好きすぎて自作のお話なんか
拵えております。興味のある方は寄って
みて下さい。とは言え、なにぶん素人の
書く物語なので大目にみて下さいね〜。
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「生ける屍対赤児/目次」
「産まれて間もない赤児」と
「死して間もないゾンビ」との比較検証。
最新コメント。
☆コメントは承認後公開となります。
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切っても切っても分裂・再生を繰り返し
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15歳以下は画像クリック不可です。



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→第1話はコチラから
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第3話第4話(番外編)

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当ブログ的ロメロゾンビ考察一覧
「ゾンビカフェ委員会」
☆ゾンビカフェ実現を目指して

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「Cafe of the Dead」を発行されています
「ゾンビカフェ委員会」様のHPです
プロフィール。
HN:
カボチャスキ(死霊の南瓜金助)
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
趣味:
かぼちゃの収穫
自己紹介:
ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしましたが現在休業しております。今はいつの日か訪れるであろうゾンビパンデミックを懸念しのちのちゾンビを介護しなければならない時期が来ると見越して介護職に就き日々ゾンビの介護を念頭に考察しております。
私的暫定ゾンビランキング(〜2014)

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↑当ブログ管理人カボチャスキが
名前通りの好きなハロウィンの
カボチャ達を収穫して紹介しています。
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▲「ノウガマルミエちゃん」も
ぞんび君のお友達です。
ゾンビと歩む。
お探し物をお買い物。
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ゾンビブログ紹介。
☆相互リンクさせて頂きました。




管理人DM様/「ポップでライト」なゾンビ
ファンサイトを目指し備忘録的にゾンビ
ワールドを紹介。ゾンビ愛好家ではなく
ゾンビと戦う事にスリルや興奮を感じる
仲間を募集中との事。因に↑設置バナー
は私(カボチャスキ)が納品致しました。
最古記事。
アクセス解析。


ゾンビ、ぞんび、ZOMBIE…
ゾンビの事だけ考えて暮らして
みたいなぁ(笑)。…でも年に
一度のカボチャイベントは
外せないけれど(苦笑)


>衛星より受信。

変わり種ゾンビ映画「アンデッド」のスピエリッグ兄弟が放つ変わり種
ヴァンパイア映画「デイブレイカー」はなかなかにソンビ変映画でしたね。

◆2019年。疫病により人類の殆どがヴァンパイアへと変貌している世界。
捕らえられた人類はヴァンパイアの糧となる血液を採決する為だけに存在
していたがその数も少なくヴァンパイア達は食糧不足に悩まされている。
血液研究者のエドワードは絶滅寸前の人間を救うため、代用血液の開発を
急いでいたが危機に瀕してなお完成にはほど遠い。ある日エドワードは
自動車事故を起こしてしまうのだが相手の車にに乗っていたのはなんと…


一見すると変わり種ヴァンパイア映画の様相を呈していますが、その実
ヴァンパイアという態を忘れるくらいの大団円は稀に見るゾンビ変。
一般的評価は低いのですが個人的にはゾンビ映画ベスト10には入れそう
なくらい好きな「SVZ ストリッパーvs.ゾンビ」を見ていなかったら
かなりビックリしていたと思う終結の仕組み。「SVZ」はZ級映画なので
描き方だけ取ればこちらの方が断然上で面白いです。あまりの面白さに
恐ろしいながらも(いい意味で)爆笑の坩堝に巻き込まれてしまいました。
カートゥーンアニメを見ている時の様な被せ技が巧い事はまった
あの堂々巡り感は素晴らしい出来映え。言う事無し(笑)

☆以下、内容に触れています。

いやはやヴァンパイア共が見事にゾンビ態に変換されましたね(笑)。
ゾンビの歴史を語る上でヴァンパイアと言う存在は欠かせないよう
ですが、目の前に現れた餌を目の当たりにし我を忘れ人間を引き千切り
貪り喰う姿はゾンビそのもの。ヴァンパイア社会が次第にその社会性を
失い始め、人間の血をすすり喰らうだけの怪物になって行く過程はすでに
ゾンビ映画の様相で、全ては大団円の壮大なゾンビ態オチを描くが為の
プロセスとして描かれたと言いきれそうな終結は後に名場面として語ら
れる事間違い無しの完成度ではないでしょうか。そのシーンだけでも
かなりポイント高いのですが、ウィレム・デフォー氏の飛び出す大炎上
やらお日様荒療治なども理屈無く可笑しい面白いし、飢えたり自分の
血を飲んでしまうと化物のような体に変貌してしまうと言った態が
ヴァンパイアの新たな恐怖として描かれている所も興味深かったです。

地球最後の男」「地球最後の男 オメガマン」の系譜に属しそうな世界観
ながら新人類=ヴァンパイアを基軸にすえ展開する社会形成は深刻かつ
ユニーク。ヴァンパイア病になった人間が太陽光で治療され、さらに治療
された人間をヴァンパイアが喰うと人間に戻るという奇天烈な治療法も
ゾンビ変を描く為には欠かせないプロセスで結果非常に楽しシビアで
よかった。あの終結が世に一気に広まったら人間どれだけ残るやら(笑)


笑えるんだけど大真面目な展開が秀逸、漂って来そうなウエスタン臭も
溶け込めばヴァンパイア=ゾンビ映画の傑作の誕生。そういえば前作
「アンデッド」もガンマンやらパーティーでの移動でウエスタンぽい?






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>画像、チラシより。衛星より受信。

ゾンビと言えばその起源はヴードゥーの毒物偽装死奴隷状態。
人間性を奪われ、操られるがまま社会からも隔離された姿は、その延長
線上に本作「GAMER:ゲーマー」のソサエティなるコミュニティでの状態が
ありそうな感を受け、当ブログ的にはそう言った意味での奴隷型ゾンビ態
映画とも言えそうな、興味深くも奇天烈な世界観を描き出していました。

◆脅威のナノテクノロジーによって脳を遠隔操作する技術が開発され、
他人を思いのままに操りやりたい放題出来るオンラインコミュニティ
「ソサエティ」と死刑囚を操り戦わせる殺人ゲーム「スレイヤーズ」が
話題の近未来。死刑囚は「スレイヤーズ」30試合をクリアすれば自由を
手に入れられる為、主人公ケーブルは操られながらも死線をかいくぐり
戦い続けるのだが、あと3試合で自由の身になれると言った所で…


☆以下、内容に触れています。

血糊飛び散り、体はバラバラと千切れ、死体はゴロゴロと転がる戦場。
実際に起きている(とされる)残酷なシーンが、細かに刻み込まれる
デジタルノイズに“画面を見ている”事を意識させられ現実味から放り
出される違和感は不思議な体験。客観的にしか見れなくなってしまい
戦場の恐るべき絵面が全く怖くなくなってくる妙な状態。こういうのを
ゲーム感覚って例えてもよいのでしょうか。極個人的な感覚かもしれま
せんが、その違和感がとても気持ち悪かったです。

しかしまたとんでもない技術が産み出されたものですね。
脳に送り込まれたナノ細胞がオリジナルを侵蝕し乗っ取ってしまい、
しかも受信機能まで備わっていて、割り当てられた個人個人のIPアドレス
で他人を操縦出来てしまうと言う代物。操る人間をどう動かそうが自由
気まま。激突して怪我させようが、公衆の面前で猥褻行為をしようが
されるがままの、文字通り操り人形と化したソサエティの人々は想像を
絶する存在感。マゾヒストにはある意味良い環境かもしれませんが、
護るべきものを護る為にやむを得ず“就職”する人は相当な精神力を
持っていないと即座に人格崩壊して本当にゾンビと化しそうで、その
気構えは凄まじく逞しいのだろうと心強く感じたシーンでもあります。

ひとつ気になったのは囚人が空中へ引っ張られるシーン。しかしながら
あれだけコラージュ感満載の背景自在空間が可能な世界では囚人の捕わ
れた荒野すら投影された景色だと考えればつじつまも合いそう。

最終的には“奪われた”者達が手を揃え、諸悪の根源を死に至らしめる
と言う痛快なエンディングに、画面の外から見ている観客の如く
歓声を上げて終いそうな自分がいました。見応えは充分だったかと。


兎に角射ちまくり行進する戦場は迫力ありました。近未来を舞台に
しながらも昔から受け継がれたテーマを掲げた味わい深い佳作かと。






>日本テレビ「月曜映画」 2008年9月9日深夜放送分鑑賞。
DVDは未発売、VHSも捕獲しておらず資料がないので絵を描いてみた。

DVDの整理をしていましたら上記放送された「デッドリー・フレンド」を
録画したディスクを発見し放送以来久々に鑑賞。いつみても驚くシーン
があり、レンタルVHS版でも何度か見ていたのですが、今回ようやく
気付いた事がありまして、主人公の向かいに住む変人扱いされている
お婆さんの家のテレビに映し出されていた映画がなんと「悪い種子」
だったんですね(汗)。私の目はよく“節穴”と言われ自他ともに認める
欠落事情ですが、今回も全く以てその通りでした(苦笑)

◆自らが開発した人工知能でB・Bと名付けたロボットを産み出した
天才少年のポール。引越先では隣に住んでたサマンサに出会い人目惚れ。
しかしB・Bは近所のお婆さんに破壊されて、その上サマンサも事故で
脳死状態になってしまったと知れば、B・Bの人工知能をサマンサに
移植し蘇生させようと決意。病院に忍び込んでサマンサを盗み出し…


☆以下、内容に触れています。

監督はあのウェス・クレイヴン氏ですね。理屈云々は語られず絵的な
珍妙さが全面的に際立っていて、なんとも理解不能な展開を見せ観る者に
一線を引かせてしまう感はありますが、サマンサのベッドが血まみれに
なる件やら、バスケットボールの異常な破壊力にエンディングといった
見せ所が奇抜に決まっていて頬を緩ませ、ある意味味わい深い作品だと
思われます。

死体を蘇るとなれば、それはもうゾンビ態と言ってよいでしょうか。
天才少年ポールは脳科学にも精通していて、お得意の人工知能を使い、
もの凄い驚きの技術を開発してしまいますね。オンオフで動作がある
程度制御が出来るのもコミカルで好み。破壊されたB・Bの怒りと
家庭内暴力で命を落としたサマンサの悲しみが噴出したかの様に復讐を
遂げる複雑怪奇な存在を誕生させ、事態は銃殺と言う最悪を以て幕を
降ろす…エンディングで見せた人体と機械の融合はさらに不条理感を
煽るものの、誕生させてしまった存在が怪物だと示す最も解りやすい
イメージと観れば、おさまりもよいでしょう。


血糊多い部分は語り種。
片思い型奇天烈死体蘇生術映画がお好きな方はお試し下さい。






>画像、HDリマスター版劇場公開時チラシ。

去る2010年4月23日に発売されました「ゾンビ新世紀完全版」[5枚組]DVD-BOX。早いものでもう1年半以上も前の事なのですか。1年半も経てば意見もそれなりに出ている頃だと思いますので、当ブログもこの辺でちょっとした感想でも記しておこうと思います。(あくまでも個人的な事ですので参考にはならないと思いますが…)


>画像、BOX発売告知年賀状より。
スティングレイさんからのサプライズ。

私が「ゾンビ」を初めて観たのはレンタルビデオが普及し始めた頃で、惑星爆発の影響と見られる本邦初劇場公開されたものやサスペリアの音楽を使ったと言うTV放送版は語る言葉を持たないのですが、そんなビデオ世代の私が今回の新世紀完全版DVD-BOXの各ヴァージョンで受けた印象は“歴史が塗り変えられた”と言う一大事(笑)でした。

皆様お気付きの事で既にどこかで語られ今さら記す程の事でもないかも知れませんが当ブログ内整理の意味で記させて頂きますと、それはビデオや旧DVDで見られたゾンビ達の行動が「生前の“習慣”から」であろうといった邦訳が、新世紀完全版DVD-BOXのそれぞれの本編で“本能”や“記憶”と言った訳に改められていた事です(新録吹き替え版ではスティーヴンの台詞として残ってはいましたが)。

☆以下、ロメロ的ゾンビの内容について触れています。

登場人物達の語るゾンビの行動についての言葉は当然憶測の域を越える物でもないですし、個人的にこの“習慣”と言う意訳に“生きている間に記憶に繰り返し刻まれた事によって忘れなくなった行動”と言う意味合いと解釈していて非常に面白いと表現だと思っていたのですが、後々の作品でゾンビ達が記憶に従って“意志”を持って行動すると言う事が明かになって行った事もあり、その辺から生前に繰り返し行われ身に付いた意識しなくても体が動いていそうないわゆる“習慣”と言う言葉から受けるニュアンスとは微妙に違ってきて、次第に“習慣”がそぐわない雰囲気になって来ている印象はありました。それがきっかけで改変されたかはわかりませんが“習慣”が無くなった事は確かで、さらに改められた事によって邦訳のロメロゾンビ統一化もしくは総括的な装いでもありそうな気がして、結果、個人的にはまさに“歴史が塗り替えられた”と言える瞬間になっていました(笑)。


…しかしながらこの“習慣”、最近になってですがとあるTVドラマで「脳との関連性」を興味深い描き方で示されていました。そのドラマによりますと脳の深い部分にある古皮質が“習慣”を司っていると言う話。

「死霊のえじき」劇中ではゾンビを解剖してみた結果、ゾンビ達は脳の奥に潜む根本的な本能として食欲を欲していると考え、最終的に腐敗するであろう有史前の爬虫類以来の脳の中枢“R-複合体”なる部分がゾンビの行動に作用してしているのではないかと理論付けされますが、脳の深部まで腐敗が届いていないと言う説明から、その周辺の脳組織もかろうじて機能しているのではと考えれば、同じく脳の深い位置にありそうな古皮質もまだ働いていて、故に日々の“習慣”を司るとも考えられている古皮質の影響も出ているとすれば、もしかすると“習慣”と言う意訳は可能性のある表現だったのではと考えてしまいました(笑)。

そこで、Rー複合体と古皮質は同じ部位のことなのか、別であってもその位置関係はどうなっているのかをウェブ上で調べてみたのですが、どちらもイコール爬虫類脳と言う但し書きのような記載はあるものの、明確にそれが同じものなのか関係のあるものか図解的な物も含め、R-複合体と古皮質を同記事同図上では確認する事が出来ませんでした。皆様の中に脳の位置関係や部位の役割等に詳しい方がいらっしゃいましたら是非修正補足等お願い出来ればと思います。

ともあれ今回のDVD-BOX版は“習慣”と言う意訳消失から、思いもよらず面白そうな展開が見られ非常に楽しめました。そんなワケで斯く言う消えてしまった“習慣”も「ゾンビ」を語る上での1エピソードとして頭の片隅にしまっておこうと思います。

あくまでも個人的な曲解(笑)ですけれど、私にとっては“新世紀”を掲げるに相応しい内容のゾンビBOXの登場で感慨深かったです。サーガの1編、新しく改められた「ゾンビ」の歴史の始まりと言えそうな気がしました。

祝「ゾンビ新世紀完全版DVD-BOX」一周年(と、半分)。






>画像、捕獲VHSより。

解りやすいタイトル通り、死んでしまった刑事が蘇ってどうこうする映画
です。死んでいるからいくら銃弾を撃ち込まれても倒れないゾンビデカの
登場。あまり見かけませんよね、ゾンビ態のヒーロー的な姿は。

原題は「DEAD HEAT」で実際ラストの死なないやつVS死なないやつバトル
は優劣着けがたい鬩ぎあいなのは確かなのですが、どうなのでしょうか
この場合、「死んでいる熱さ」と解釈してもよいのかな?(笑)。死なない
おかげで驀進し続ける向こう見ずな熱い感じがたまらないのですよ(笑)。
自動小銃対峙打ち合いシーンなんかとんでもなく笑えま熱かったです。

◆宝石店の強盗事件で犯人と警官隊の銃撃戦が繰り広げられる。しかし
犯人二人はいくら銃弾を浴びせても倒れない。なんとか犯人にトドメを
さし終息を見せるが、犯人の一人は以前検死台に寝かされ病理解剖されて
いた事が判明。捜査で浮かび上がった製薬会社を訪れる刑事は得体の
知れない装置を見つけるとそこに寝ていた化け物と争いになり…


☆以下、内容に触れています。

死体蘇生装置なる摩訶不思議な機械で、人体はおろか中華料理の肉系
食材まで動き出す死肉蘇生の決定版(笑)。豚の丸焼きに北京ダック、
羽毛ずる剥け丸裸の鶏、氷付けの魚、頭と四肢先のない皮剥ぎ牛、
果ては丸ごとレバーまで(笑)。…確か劇場(東京ファンタか単独上映かは
うろ覚え)で観たのですが、その件結構受けていた覚えが。私も呆れて
笑いましたし。しかしレバー攻撃は素晴らしい(笑)。転がって来て顔面
飛びつくんですよ!!。でも嫌だなぁ…実は私、ゾンビな気分を試そうと、
薄皮剥いだ丸ごと生レバーにかぶり付いた事あるのですが、口の周りが
カピカピになって血なまぐさいはベトベトだわで凹んだ覚えがあります
(笑)。生肉丸ごと食べるには感覚無い方が良いなと判断しました(苦笑)。

そんな肉ならなんでも蘇らせてしまうとんでもない装置はなんと魂までも
ちゃんと復活させると言う優れもの。しかし脳死状態が長いと魂までは
しっかり蘇生出来ずに言う事を聞くだけの単なる奴隷扱いとなる姿は、
元祖ヴードゥーゾンビの系譜と言った趣でしょうか。


貴重な単身殴り込みヒーロー型ゾンビアタック!!
死体蘇生の妙技は「バタリアン」の標本から「悪魔の毒々バーガー」の
ミンチ肉への進化過程かも!? 個人的には充分楽しく観られる
“ゆるコメ”アクションゾンビ映画。…珍品です。






>衛星より受信。
(日本語吹き替え版)

劇中に何度か“ゾンビ”と言い表すシーンが出て来ました。成る程、
こう言った状態でもゾンビと言い切られてしまう所にゾンビの奥深さを
感じてしまいます。その辺り非常に興味深かったので当ブログでは
番外編的にゾンビ観察と記してみようと思います。

◆休日を楽しむ為に貸し別荘へとやって来た兄弟の一家二組プラス一人。
テレビ映りが悪くなりアンテナを直そうと子供たちが屋根裏に登ると、
なんとそこに地球侵略を目論むエイリアンたちが出現!! エイリアン達は
主人公トムの姉の恋人気取りの彼氏に人間操縦プラグを撃ち込み、操り
ながら攻撃を開始!! 必死の攻防の末、操縦プラグが子供に効かない事が
わかると子供たちだけでエイリアンに戦いを挑む決意をするのだが…!!


とてもストレートなお子様奮闘映画です。私はお子様映画も大好きで目に
する事が多いのですが、本作は設定を活かして体よくまとめられています
ので充分楽しめた作品です。敵は膝くらいまでの身長のエイリアン達。
そんなちっさなエイリアン達がどうやって地球侵略を目論んだのか。
…これまたなかなか画期的な科学力をお持ちのようです。

☆以下、登場するゾンビ態に触れています。

予告編ご覧になってもお判りの通り、斯く言うゾンビは、宇宙人の技術に
よって開発された人間操縦プラグなる物を延髄に撃ち込まれた人間が我
を忘れて人間を襲いまくる態。人間性を無くし操られると言う面では
薬の作用で奴隷化されてしまうオリジナル系ゾンビの状態に遠からずと
言えそうです。要はラジコンの様にコントローラーを駆使し人間を操縦し
攻撃するくらいですが、しっかり噛み付いたりも出来る事からその気に
なれば当然まるっきりゾンビの様に噛みちぎったりも出来そうで(笑)。
お子様映画なのでその辺は巧みに大人向けを妄想して楽しみましょう。

見所はやはりゾンビVSゾンビの一騎打ちバトルでしょうかね(笑)
動き自体はゾンビみたいに猛進するだけじゃなくコントローラー使い
こなしちゃって大技使って来ますがご愛嬌。しかしまぁ、あれだけ酷い
扱いを受けてもよく大怪我もせず持ちこたえた物です。その辺も好み。
よい子は真似しちゃいけません…もちろん悪い子も。



お子様奮闘型宇宙人侵略バトルがお好きな方はお試し下さい。


>画像、捕獲VHSより。

物語は非情に単純ながら意外とそつなくポイントを抑えている印象の
真面目(?)なゾンビ作品です。セオリー通りで、しかもなかなかゾンビ禍
に陥らないので退屈と感じる方もいらっしゃると思いますが、基本的に
私のゾンビ映画に感じたい“死を笑うもの、対する死の主張”的な
ニュアンスは堪能出来ましたので個人的には充分満足のいった作品です。

◆灯りきらめく街並みを背景に夜な夜な船に乗り込み水辺を渡る劇団員の
一団の辿り着いた先は、以前はリゾート地として栄えたが今は葬式島とも
言われてしまうような墓場の島。そこで団長が物乞いから買い受けた
古文書に記されている死体蘇生の儀式を墓場を使って行うつもりなの
だが、儀式に使う為の死体を墓を暴いて持ち出そうとすると…


☆以下、内容に触れています。

死体を浅く埋めているせいでか嫌な臭いのする島…誰が呼んだか葬式島は
様々な墓石が立ち並び、なかなか気味の悪い舞台。劇団の長であるいけ
好かない男が物乞いから買ったらしき古文書の名は“グリモリ”。古代
ドゥルイド僧から伝わる呪文やら反対呪文等等が記された秘本との事。

思わせぶりのその本を使ってまず団長が仕組んだ悪巧みは、儀式を行うと
称し墓を暴いた時に死体を演じた仲間が驚かすいわゆるドッキリ作戦。
騙された団員はあまりの怖さに死体役の仲間を殴打しまくりでオシッコ
ちびってしまう程。余興も冷め団長は死体蘇生を半ば信じていたらしく、
本気モードで呪文を唱えるも墓場には何の変化もなく、買った事に
愚痴をこぼす。

気を取り直したのか団長は暴いた墓を埋めておくようにと仲間二人を
置いて、掘り出した死体を他の団員と寝泊まりする廃屋に連れて帰り
死体相手に結婚式だ添い寝だと遊び放題やりたい放題。そんな中、
懸命に墓を埋め直していた二人に一体の死体が襲いかかると、あれよ
あれよと土の中からわき出すようにゾンビ達が現れ素晴らしい最悪の
事態が始まってしまった。即効性じゃない呪文なのね。

映画開始から1時間程過ぎてようやく肝心のゾンビ態登場なのですが、
墓場から土を退けつつボコボコとゾンビ達が蘇る様は単純ながら結構
ワクワクして観てしまいますね。個人的にはゾンビ禍までの1時間は
そう長くは感じませんでした。死体遊びも酷い有様だし、劇団員の女性
一人がおかしな精神状態に陥って死体を崇拝したり虜になっていったり等
を含め、冒頭からずっと死にまつわる展開でしたので非情に興味深く
観られました。

一団の籠城する廃屋になだれ込んで行くゾンビ達の絵面もいい雰囲気でし
たし、階段を登ろうと犇めく群れの姿も圧巻。そこでいけ好かない団長が
女性団員をゾンビ達の中に放り込む様も無様で酷く、一瞬女性団員と
ゾンビ達が同時に団長を見つめてしまうようなシーンが何とも言えない
味わいでお気に入りのシーンです。

このゾンビ達、小走っていたり飛びかかったりが意外といい動き(笑)。
最後は一団の乗って来た船にゾンビ達が乗り込み街灯りを目指すと言う
技を繰り出して、その先の不穏を示唆して終るのですが、秘本の呪文が
どの程度まで轟いているのか気になる所。都市部も既にパニックか?
しかしその秘本を売った物乞いは一体何ものでしょうね?当然いけ好か
ない団長が馬鹿な真似してくれると確信していた筈。蘇った死者達は
現世とあの世で支配者に仕えると示された言葉をなぞるに、支配者って
呪文を唱えた人とは限らないかも知れないし…では一体何者か?

かみ殺された遺体が蘇った所が描かれていない気がしたのですが
それって滅ぼしにかかってますかね?人類を。逆鱗に触れたのか?
人類ってさ、ほら、“ホニャララ”の子供たちって、聞きませんか?
…またもやいつもの考え過ぎでしょうけれど(笑)。

ああだこうだと個人的には兎に角楽しめた事だけは確かです。


>衛星より受信。

アメコミ原作版は未読です。ウエスタンに興味を持ち始めている事も
あって期待しつつ鑑賞。私のウエスタンに求めたいニュアンスがあまり
感じられませんでしたが、キャラの持つ大雑把(?)な魅力を伴った
行動力に派手な演出は観ていてそれなりに楽しめたと思います。

生死の狭間を彷徨った主人公ヘックスがその経験から、死者と会話が
出来る特殊な能力を得たとの事で、ある意味ソンビ態でもありそうだし
当ブログ的にはゾンビ観察番外編で考察と行きましょう。

◆南北戦争に南軍の兵士として戦いに加わっていたヘックスは、南軍将校
のターンブルの怨みを買い、磔にされた自らの目の前で愛する妻子を殺さ
れてしまう。顔には烙印を押され放置されたまま生死を彷徨っていた所、
先住民族の手によって助けられ、仇敵ターンブルを追いつめるも とある
ホテルの燃え盛る炎の中に見たターンブルの姿が最後となり、ヘックスは
報われない復讐心を抱いたまま賞金稼ぎとなって、狙い狙われる日々を
過ごしていた。そんな中、ターンブルが死んでいなかったと知らせが
届き…


☆以下、内容に触れています。

死に際まで行ったヘックスの得た不思議な能力…死人と対話出来ると言う
それ。触れた死体が蘇り活き活きと突然話し始める姿は生気を取り戻した
ような態でいわゆる死体然としたゾンビとは違いますが、死者が蘇ると
言う点ではゾンビと言えそうなニュアンス。蘇っている間は少しづつ焼け
焦げて行き、そのままにしておけば痛みを伴いながら灰と化すらしい。
言い換えれば“死んだ相手を蘇らせてもう一度殺せる”能力は復讐される
者にとっては相当に残酷な攻撃力として、物語に痛快感をもたらして
います。

死者の世界ではヘックスの殺した亡者達がヘックスの来るのを狙い定め
騒いでいる様子。そんなうかつに死んでもいられないヘックスは、死んで
もおかしくない程の銃弾を胸に浴びてもかろうじて死なない。ターンブル
の言った「死に方を知らないのか」という言葉も意味深で、先住民クロウ族
がヘックスの死に際に施す術がどういった効果をもたらしているのかも
謎ながら興味深い。死者を蘇らせると言ったヴードゥーの呪いに近い
ニュアンスだとしたら、まるまるゾンビが主人公の物語。その辺り原作に
描かれているのか、ご存知の方ご一報下さい。ともあれ当ブログ的には
今後も吟味が必要な作品かも知れない。


賞金稼ぎとなって保安官に賞金もらう件は好み。馬装着のガトリングガン
的な武器はなかなか凄まじいですね。そりゃあ馬も大変そうだ(笑)



>画像、チラシ(左)、テレビガイドEX編集フリーペーパー表紙(右)より。

実はあまり関心を持っていなかったのですが、TVの映画紹介番組で
子供たちが8ミリカメラで撮影している作品がゾンビ映画だと知って
興味が湧き、近所で見られる事もあって早速劇場まで足を運んで
みました。

J.J.エイブラムス監督は大きい物を大きくみせるの上手いですよね。
子供たちが列車事故に巻き込まれるスペクタクル感やら、兎に角
子供たちの奔走する俯瞰映像やらが素晴らしかったです。

☆以下、内容に触れています。(主に当ブログ的にですが)

幼きモンスターメーカー達の拵えたゾンビ映画は実に可愛らしい
作品でしたよね。映画見ている時は子供たちの撮った映画をDVD化の
際に見られたりしないかなと思い続けていましたら、そう来てくれま
したか(喜)。しかもゾンビ化液を開発した化学工場の名ががしっかり
“ロメロ化学”なんて君達素敵すぎます(笑)。

因にパンフレットによりますと、子供たちが撮る映画がゾンビ映画
になったのは、監督が子供たちに自分達の撮りたい映画の発案をお願い
した結果なんだとか。映画の中に“子供たちが本当に考え出した作品”が
存在するって、さすが元映画小僧たちの作品。洒落てます。そこが
本作の要といってもいい部分ですし。

ゾンビって死者が蘇り人々を喰らうと言う怖いモンスターながら
どこかしら健気な雰囲気があるとずっと思っていたのですが、
本作を見て“そうなんだよな”とつくづく再認識。ゾンビ映画のヒロイン
演じるアリスがゾンビの練習をするシーンがありましたが、ゾンビが
死んだ肉体をどうにかこうにか動かす様子と、年端もいかない可愛らしい
女の子が解らないなりにゾンビを演じる様子とが健気さをオーバーラップ
させ、なかなか素敵な名シーンでだったのではないでしょうか。

タイトルの「SUPER8」、子供たちが8ミリカメラで撮影しているからと
いった雰囲気なのですが、劇中登場したあの形状からすると、
もしかしたら“スーパーな8”だったからなんていう意味もあるので
しょうかね? でも観た感じの印象でしっかり数える事が出来なかった
ので正確に数が8だったかはいずれ確認したい所です。
因にスピルバーグ監督版「宇宙戦争」の時は確か5だったですかね(笑)


印象としてはお子様奔走大スペクタクル映画でしたが、
勇気と冒険と友情のお子様ものには案外弱くて
当ブログ的にもそりゃあ楽しかったので満足の出来でした。


>衛星より受信。

若干説明不足な感はありますが攻め方はかなり面白かったです。
多重人格全否定からアプローチし、強引ながらも“こういった可能性”を
示した着地点は映画的でありながら非情かつ皮肉的で、超常現象スリラー
と銘打った作品としてもまずまずの印象。個人的には、新たに登場した
“得体の知れない連続殺人鬼もの”としてのニュアンスも堪能出来、更に
劇中の台詞や壁に貼られたポスターから“あの名作”が浮かび上がれば、
ある意味、当ブログ好みな映画の装いも感じ全体的にも大満足です。

◆多重人格症を認めていない精神分析医カーラ。父に紹介された
デヴィッドと名乗る男の診察を始めると別人格が現われ、男の演技を
疑い心の病としても説明出来ると言い張るが、この男の素性や身辺を探る
となんとデヴィッドとは25年前に殺されている人物であったと判明。
デヴィッドの人格は次々と別人を示すもみな死亡が確認された人物
ばかりで、やがてカーラの周りで不審な死が訪れると、信じられない
現象がデヴィッドに現れ始める…


多重人格やら一個体に複数の“人格”を宿すといった類の根本を証明する
のってたいそう難しそうです。最近では多重人格と言う言葉は無くなって
解離性同一性障害と言い改められた感がありますが、“解離性”って何を
言い表したものしょうか?あくまでも個人的な思い込みですが、人に
よって態度が豹変する人がいますよね?私はあれも身近な多重人格だと
思っている所もあり、そう言った専門的知識の毛頭ない私が“解離性”と
聞いた時に抱いたイメージは幽体離脱だったので、さらに煙に巻かれた
感じでした(汗)。結局の所、科学的も非科学的も私にとっては同じよく
わからないものなのかも知れません。そんな私だからか本作はとても
興味深く観られ、かえって受け入れやすかったです。しかも相当怖い
印象を持った物語でした。

☆以下、内容に触れています。

結論から言いますとまず“信仰心の無い人々から魂を奪う連続殺人鬼”の
登場に驚愕と言った所。この点が他にそう思い浮かばないニュアンスで
ユニークかつシビアでよかったです。信仰心の無いやつらは問答無用で
殺されてしまうなんて、かなり凄まじい解釈です。しかし殺人鬼が何故、
大昔に呪いをかけられた当時の様相で現れたか若干説得力に欠ける部分
ですが、ここはひとつホラー映画ファンとして“新たに出現した恐ろしい
連続殺人鬼”の登場を歓迎し語ろうではありませんか。

殺人鬼と化した男の本当の名はクリスチャン・ムーア。とある谷に愛娘
達とやって来た牧師だったのですが、まじないに頼る事をやめ神への信仰
だけで助かると布教。しかし信仰を失った似非牧師と化し、疫病が蔓延
した谷で身内しか予防接種させず、発病した谷の住人を見殺しにして
しまう。そんな男に向けられた谷の人達の復讐は、愛娘達の殺害と
まじないを用いクリスチャンにかけた呪い。その呪いとは、魂を肉体より
抜き取り空中に放ち、戻れないようにと口に泥を詰め込み、さらに
その肉体には「不信心者の魂を隔離し続けるがいい」と告げたもの。
したがって魂はこの世を彷徨い続け、肉体は魂の無い状態で、かつて
自分もそうだった不信心者達の魂を喰らい閉じ込め続けると言った、
魂と肉体への許せる所等何ひとつ無いと言っていそうな二重苦。
自業自得だとは言え、これまた凄まじく恐ろしい呪いもあったものです。

シェルター(魂を入れる壺)に刻まれていた謎のマークが、魂を抜かれる
不信心者の体にも発疹として現れます。何故、魂を入れる器のマークが
現れるのか疑問に思っていましたが、ラストで判った気がしました。
マークの出現は“予備の壺として用意しているもの”で、元々の肉体が
壺として機能しなくなった場合を案じ、呪いが永遠に続く様仕組まれて
いる仕業だとしたら説明もつきそうです。…キャー!! 怖すぎるぞ、呪い。

ラストの精神分析医と殺人鬼との戦いは残酷でした。自分の娘の魂の
入った殺人鬼の肉体を娘ごと絞め殺そうとする母親の荒技!! 凄まじく
悲しく衝撃的。これは残酷指数かなり高いと思います。そしてさらには
殺人鬼と一緒に殺した筈の娘の魂が娘自身の肉体に帰って来たと思い安堵
するも、実は複数の人格をも抱え込んでいると示唆するエンディング!!
多重人格全否定した主人公が逆に自分の礎を全否定され、この先、娘の体
に入ったいくつもの人格と暮らして行かなければならないと言う冒頭から
思い起こされる皮肉。しかも連続殺人鬼間違いなし…どうする?娘の
器ごと殺してしまえる?この荒々しい残酷さには兎に角脱帽でした。

さて当ブログ的考察。
ご覧になった方はお気付きだと思いますが、始まって数分で、娘が預け
られた弟の部屋で「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を観たと言って
いたり、弟の部屋にはデカデカと「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
のポスターが貼られていたりと興味深い一面が。まさかそれは劇中で、
呪いをかけられ不信心者の魂を喰らう連続殺人鬼に、死体となってまで
襲いかかるゾンビ態ニュアンスを示したものでしょうか。そう考えると
また興味深く、これもある種の呪いによって彷徨うと言った態のゾンビ
映画だったのだとしたら“死なず”に存在し続けている状態も納得がいき
そうです。この作品の監督流の新たなゾンビ態出現の様相も呈していた
のであれば増々愛着も沸きそう。はてさて真意の程は如何に…フフフ。


全く凄まじ過ぎるなこの物語は…悲劇としても傑作と言ってよいかも。



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