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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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なんとなくつぶやいています。



手持ち無沙汰に一コマゾンビつぶやき
「TWITTER OF THE LIVING DEAD」
などと気がむいたらやってたり(苦笑)
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kindleでも読めます
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元ヤン総長エロ美ちゃんが
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☆自作ゾンビ物語
[portrait of the dead]
めざせ!! ゾンビ小説家!!

ゾンビが好きすぎて自作のお話なんか
拵えております。興味のある方は寄って
みて下さい。とは言え、なにぶん素人の
書く物語なので大目にみて下さいね〜。
ひとまず秘かに裏道へと進みます。
ブログ内検索。
ジョージ・A・ロメロ監督作。
☆ゾンビ新時代到来の息吹を最後に…
ロメロ監督の思惑は果して…?!



当ブログ的ロメロゾンビ考察一覧

☆2017年7月16日に肺ガンで
他界されてしまいました…
この世にゾンビを放ってくれて
ありがとう・・・
新着ゾンビ小説紹介。
☆「ゾンビ百人一首」
作者の青蓮さんのご厚意で拝読中です。
百人一首から紡ぎ出される
ゾンビ物語の数々。
一節が非常に短くちょっとした合間に
読めるので、育児の傍らにも最適(笑)
簡易ギャラリー的ブログ紹介。
☆奇怪漫画製作部 のざらし倉庫


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倉庫的ブログを設置しました。
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日本に於けるゾンビ映画に新風を
吹き込む気鋭doragodonさんが挑む
和とゾンビの融合!!!!
当ブログの感想はコチラに。

予告編1予告編2

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「産まれて間もない赤児」と
「死して間もないゾンビ」との比較検証。
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切っても切っても分裂・再生を繰り返し
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描こうとショート漫画と連作イラストの
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15歳以下は画像クリック不可です。



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→第1話はコチラから
15歳以上の方は第2話をドウゾ
第3話第4話(番外編)

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プロフィール。
HN:
死霊の南瓜金助
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
自己紹介:
ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
私的暫定ゾンビランキング(〜2014)

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▲「ノウガマルミエちゃん」も
ぞんび君のお友達です。
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ゾンビブログ紹介。
☆相互リンクさせて頂きました。




管理人DM様/「ポップでライト」なゾンビ
ファンサイトを目指し備忘録的にゾンビ
ワールドを紹介。ゾンビ愛好家ではなく
ゾンビと戦う事にスリルや興奮を感じる
仲間を募集中との事。因に↑設置バナー
は私(カボチャスキ)が納品致しました。
最古記事。
ゾンビと歩こう…


ゾンビ、ぞんび、ZOMBIE…
ゾンビの事だけ考えて暮らして
みたいなぁ(笑)。…でも年に
一度のカボチャイベントは
外せないけれど(苦笑)

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>借りて来たゾンビ。

怖い! 楽しい! 面白い! 笑う! 泣ける! そして異様な爽快感が盛り上がる!!

◆妻と別れた友を励ますため自らの生活をそっちのけで集まった友人達は
女性の人口が男性の4倍といわれるムードリーと言う田舎町へ傷心旅行を
決行。到着はしたものの、その町は閑散として人っ子一人おらず、不思議
に思うも近場のバーへ繰り出す。そこへ村人らしき人影が現れ出すと次第
に村で起きた事態が浮かび上がって来て…


☆以下、内容に触れています。

生前使用していたであろう道具を武器として掲げ襲い来るゾンビ女子達が
ほんと怖い、ちゃんと怖い、おかしくて怖い(笑)。「STACY」「ゾンビーノ」
やらでゾンビ女子に萌え所を見出してしまった私ではありますが、そんな
あまっちょろい性根など粉々に粉砕する最凶ゾンビ女子群…これ怖え!!
黒いゲロ吐くし、顔つきも生前の面影ないし、木こりなみに斧で張り切
る、ハサミチョキチョキ、長剣ぶん回し、鞭やら肉切り包丁やら、巧みに
使いこなすゾンビ女子…ごめんなさいボクが間違ってました。ゾンビ女子
絶対怖いです。イヤです。出会いたくありません。

人口の半分を敵に出来ると言う観点から開発された女性だけしかゾンビ化
しない男にとってはなんとも悲しき化学兵器が開発されてしまいました。
女性だけゾンビ化は「STACY」以来でしょうか?それが洩れ出したのなら
まだしも、人里離れた集落を実験場と化すド気違い態!! ステキ恐ろしや。

いいですね怖いですね気違い沙汰。ゾンビ化物質が洩れてしまい隠蔽や
手の施し様が無いと汚染区域を丸ごと吹き飛ばすという描き方は気違い
沙汰に思えて個人的には結構好きなのですが、まだ蔓延を防ぐと言う建前
がオブラートで包む雰囲気で狂気をマイルドに仕上げている感じ。しかし
こちら街ごと実験場にするという暴挙は否応無く気違い沙汰間違い無し!!
多々見受けられる設定でもありますが、個人的にはこれもB級映画の醍醐味
と堂々と楽しみたい部分ですのでなんの抵抗も無く。

得てして収拾つかなくなるゾンビ態ですが、ゾンビ女子を押さえつけ
られる超音波装置も拵えている辺り珍しくて面白いです。しかもリモコン
ゾンビなんて操る方法もちらっと紹介してる所など周到と言いますか、
兵器としてなかなか恐ろしいですよね。因に刺身のツマなんかで使われる
オゴノリという海藻は新鮮な生の状態で食べると低血圧に陥り女性だけが
亡くなると言う話…ゾンビ女子も作り話では収まらない怖さがあります。


理屈無く楽しめたエンターテインメントゾンビホラーの痛快作かと。
とは言え、いわゆるノロノロゾンビ態が好きな方には不向きです。
心熱き男の子達は必須課題(笑)





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>借りて来たゾンビ。

見まごう事なかれ「タワー・オブ・ザ・デッド」とは
偽り無し“死者の塔”と化す!!!(笑)

◆突然ビル内で爆発が起き謎の煙が充満する。ビル内は凶暴化する人々
で溢れ、事故を免れた数人は脱出する方法を探すも道は閉ざされ、
救助隊が到着するも充満したガスや感染者に阻まれ救出に入る事も
出来ず。ビルでは一体何が起きたのか、生存者に逃げる術はあるのか…


☆以下、内容に触れています。

タイトルに「…オブ・ザ・デッド」とあり真っ先に思い起こすのは死者が
蘇るお話。しかし本作は死者は蘇らず化学物質を吸い込んだ為に凶暴化
の症状が現れる感染系。タイトルに偽り有りと思うなかれ文字通り死体
転がる“死者の塔”。これは1本とられましたかね(笑)。

舞台となったビルにはFスクエア計画と呼ばれる化学兵器を研究する施設
があり、愛国者を名乗る“国を憂う会”なる反軍事(?)組織が国家の真実を
暴くとし軍事関連施設を標的とした同時多発攻撃を開始したため、攻撃
の対象となり事件が発生。そのFスクエア計画とは、化学物質を使い味方
同士で殺し合いをさせる為の戦争兵器を開発する通称らしい。その化学
物質は、吸い込むと発症し感染者の血に触れても危険。怒りを感じ妄想に
取り付かれ周りの人間が敵に見え殺してしまう。一見普通に見えて恐怖や
怒りで豹変。感染した者は頭を打ち抜かない限り倒れず。

そんな化学兵器ですから舞台となったビルでは感染者がお互い殺し合い
を始めた為、ほとんどが死に絶えゾンビ態は指折り数える程度。兵器と
しては画策通りの結果を示し完成度の高さが見受けられますが、物語と
してはやや拍子抜けの感。とは言え、愛国の名のもと軍事施設攻撃やら、
FBIと研究所管理者は研究隠蔽の為ビルごと爆破を決めたりの政府陰謀
やらで、護るべき国民が真っ先に犠牲になってどちらも国を護る気はある
のかと言っためちゃくちゃな態の気違いてんこ盛り。こう言った展開は
よくある話ではありますが、これはこれで恐ろしい考え安易にを示せる
B級映画の醍醐味でもあるかと、個人的にはさして悪い気もせず。

軍事兵器として開発された“ゾンビ化”化学物質も他に結構存在していま
すのでこれと言って目新しい事もなさそうに見えるですが、感染者が
お互いを殺し合い、共倒れで殆ど死んでしまう所が逆に驚きでした。
途中から死者が蘇るのかと思って見ているとそれも無く、あえてそれを
しない地味な展開を選んだ物語が果して作品として成立するのかと言う
不安も、実は味なのかも知れないと気付いたのはある意味発見だった
かも知れません(笑)

劇中では今回登場した研究施設が、関連した開発しているとの事で
“MKウルトラ計画”の名が挙がり、その一言で個人的には興味深い作品
になりました。1960年代に行われていたと言うその洗脳実験
“MKウルトラ計画”は「実験室KR-13」でも取り上げられ記憶に新しく、

実験室KR-13」と合わせて楽しまれるのも一興かと。






>借りて来たゾンビ。

当ブログ的には「1.0 (ワン・ポイント・オー)」でその可能性を期待し
ゾンビ・ホピタル」で存在を初めて確認し興奮しました未来型ハイテク
ゾンビ。それ以前に既にハイテクゾンビを描いた「ミートマーケット」なる
作品があるとのコメント欄より通報を受けまして、情報修正&更新の為、
遭遇を試みました。実はこの「ミートマーケット」シリーズ、間違えて
3作目を一番先に見てしまい、3の内容を忘れた頃に改めようと見るのを
先延ばしにしていたシリーズでした(汗)。3作目の内容もうろ覚えになっ
て来ましたのでタイミングもよいかなとこの機に1作目から観察開始(笑)

◆見るからに具合の悪そうな人が突然人間を襲い喰ら始めた。喰われて
死んだ人間も動きだすその現象は爆発的に広がり、街は死者たちの徘徊
する死の街へと変貌する。とある研究施設から逃げ出した男女は女の姉の
安否を確認する為に姉の住む家に向かったのだが…


件のハイテクゾンビ、確かに存在を確認しました!! 実際にその技術が
映像として映し出される事はなく口頭での説明のみで処理されますが
ハイテク型ゾンビ出現としてはこの「ミートマーケット ゾンビ撃滅作戦」
が最も古い作品でしょうか。更なる情報を募集していますので心当たり
のある方はご一報下さい。

☆以下、内容に触れています。

ナノテクロボットの暴走型ゾンビの登場で近未来型ゾンビ禍の様相を呈し
ニュアンス的にはハイテク感を上乗せした筈の世界観でしたが、展開は
それでは語られず、なんと古より存在するであろう吸血鬼族やら事も
あろうか悪魔(=デビル)らしき存在(?)まで現れていて、思うにこの
ゾンビ禍で浮かび上がったであろう人間以外の存在の態を醸し出し珍妙な
世界で物語が展開する!!! なんだこの新旧入り交じった様な雰囲気の
めちゃくちゃな世界観!! 突拍子も無い展開に面喰らいドン引きする人も
いそうな気もしますが、ワタクシこういう雑な荒々しい感じは好物なので
それなりに楽しめてしまいました。しかもデビルと呼ばれた覆面レスラー
はラストに首もがれて死んでしまい本当に悪魔だったのか自称だったのか
は全く解決を見せないファンタジー(笑)。加え吸血鬼は陽光に当たっても
死なないおかしな態で煙状になってドアの隙間を抜けたりと吸血鬼態が
表立っていない印象。個人的には過去に煙化移動吸血鬼に遭遇したか
全くの新種なのかは残念ながら記憶を手繰れなかったのですが、なんだか
出くわした気もします。吸血鬼も多種多様化の昨今、煙になる種族もいる
かもしれませんのでこちらも心当たりのある方がいらっしゃいましたら
ご一報下さい。無駄こそ至上の贅沢とばかりに垂れ流すそれぞれの設定。
意味不明ワケ解らないなんてある意味ファンタスティックな極み。折角
なので理屈抜きに面白がらないと損しそうですよ、これは。

展開は単調ながらも流血とセックスとおっぱいとゾンビ攻防の羅列で
それがまた見せたい所だけ撮りました的な潔さと感じ個人的には好感触。
おっぱいゾンビもなかなか魅力的で、さり気なくゾンビは寒さに弱い説
も浮上。斯く言うゾンビは白塗りタイプで多少の張り付け感は感じたもの
の雰囲気は悪くなく、サンゲリアの系譜を受け継ぐのではと思えそうな
出来で感心しました。
自主制作ゾンビ映画と言う事ですが個人的には
内容も濃く(笑)とても楽しい作品でした。

何れは「ミートマーケット 人類滅亡の日」に突入を試みます。2作目は
どんなファンタスティックが待ち受けているのでしょうか。期待しても
よい?情報を頂きました、ジェス・腐乱コさん有り難う御座居ました。






>衛星より受信。

変わり種ゾンビ映画「アンデッド」のスピエリッグ兄弟が放つ変わり種
ヴァンパイア映画「デイブレイカー」はなかなかにソンビ変映画でしたね。

◆2019年。疫病により人類の殆どがヴァンパイアへと変貌している世界。
捕らえられた人類はヴァンパイアの糧となる血液を採決する為だけに存在
していたがその数も少なくヴァンパイア達は食糧不足に悩まされている。
血液研究者のエドワードは絶滅寸前の人間を救うため、代用血液の開発を
急いでいたが危機に瀕してなお完成にはほど遠い。ある日エドワードは
自動車事故を起こしてしまうのだが相手の車にに乗っていたのはなんと…


一見すると変わり種ヴァンパイア映画の様相を呈していますが、その実
ヴァンパイアという態を忘れるくらいの大団円は稀に見るゾンビ変。
一般的評価は低いのですが個人的にはゾンビ映画ベスト10には入れそう
なくらい好きな「SVZ ストリッパーvs.ゾンビ」を見ていなかったら
かなりビックリしていたと思う終結の仕組み。「SVZ」はZ級映画なので
描き方だけ取ればこちらの方が断然上で面白いです。あまりの面白さに
恐ろしいながらも(いい意味で)爆笑の坩堝に巻き込まれてしまいました。
カートゥーンアニメを見ている時の様な被せ技が巧い事はまった
あの堂々巡り感は素晴らしい出来映え。言う事無し(笑)

☆以下、内容に触れています。

いやはやヴァンパイア共が見事にゾンビ態に変換されましたね(笑)。
ゾンビの歴史を語る上でヴァンパイアと言う存在は欠かせないよう
ですが、目の前に現れた餌を目の当たりにし我を忘れ人間を引き千切り
貪り喰う姿はゾンビそのもの。ヴァンパイア社会が次第にその社会性を
失い始め、人間の血をすすり喰らうだけの怪物になって行く過程はすでに
ゾンビ映画の様相で、全ては大団円の壮大なゾンビ態オチを描くが為の
プロセスとして描かれたと言いきれそうな終結は後に名場面として語ら
れる事間違い無しの完成度ではないでしょうか。そのシーンだけでも
かなりポイント高いのですが、ウィレム・デフォー氏の飛び出す大炎上
やらお日様荒療治なども理屈無く可笑しい面白いし、飢えたり自分の
血を飲んでしまうと化物のような体に変貌してしまうと言った態が
ヴァンパイアの新たな恐怖として描かれている所も興味深かったです。

地球最後の男」「地球最後の男 オメガマン」の系譜に属しそうな世界観
ながら新人類=ヴァンパイアを基軸にすえ展開する社会形成は深刻かつ
ユニーク。ヴァンパイア病になった人間が太陽光で治療され、さらに治療
された人間をヴァンパイアが喰うと人間に戻るという奇天烈な治療法も
ゾンビ変を描く為には欠かせないプロセスで結果非常に楽しシビアで
よかった。あの終結が世に一気に広まったら人間どれだけ残るやら(笑)


笑えるんだけど大真面目な展開が秀逸、漂って来そうなウエスタン臭も
溶け込めばヴァンパイア=ゾンビ映画の傑作の誕生。そういえば前作
「アンデッド」もガンマンやらパーティーでの移動でウエスタンぽい?







>画像、チラシより。衛星より受信。

ゾンビと言えばその起源はヴードゥーの毒物偽装死奴隷状態。
人間性を奪われ、操られるがまま社会からも隔離された姿は、その延長
線上に本作「GAMER:ゲーマー」のソサエティなるコミュニティでの状態が
ありそうな感を受け、当ブログ的にはそう言った意味での奴隷型ゾンビ態
映画とも言えそうな、興味深くも奇天烈な世界観を描き出していました。

◆脅威のナノテクノロジーによって脳を遠隔操作する技術が開発され、
他人を思いのままに操りやりたい放題出来るオンラインコミュニティ
「ソサエティ」と死刑囚を操り戦わせる殺人ゲーム「スレイヤーズ」が
話題の近未来。死刑囚は「スレイヤーズ」30試合をクリアすれば自由を
手に入れられる為、主人公ケーブルは操られながらも死線をかいくぐり
戦い続けるのだが、あと3試合で自由の身になれると言った所で…


☆以下、内容に触れています。

血糊飛び散り、体はバラバラと千切れ、死体はゴロゴロと転がる戦場。
実際に起きている(とされる)残酷なシーンが、細かに刻み込まれる
デジタルノイズに“画面を見ている”事を意識させられ現実味から放り
出される違和感は不思議な体験。客観的にしか見れなくなってしまい
戦場の恐るべき絵面が全く怖くなくなってくる妙な状態。こういうのを
ゲーム感覚って例えてもよいのでしょうか。極個人的な感覚かもしれま
せんが、その違和感がとても気持ち悪かったです。

しかしまたとんでもない技術が産み出されたものですね。
脳に送り込まれたナノ細胞がオリジナルを侵蝕し乗っ取ってしまい、
しかも受信機能まで備わっていて、割り当てられた個人個人のIPアドレス
で他人を操縦出来てしまうと言う代物。操る人間をどう動かそうが自由
気まま。激突して怪我させようが、公衆の面前で猥褻行為をしようが
されるがままの、文字通り操り人形と化したソサエティの人々は想像を
絶する存在感。マゾヒストにはある意味良い環境かもしれませんが、
護るべきものを護る為にやむを得ず“就職”する人は相当な精神力を
持っていないと即座に人格崩壊して本当にゾンビと化しそうで、その
気構えは凄まじく逞しいのだろうと心強く感じたシーンでもあります。

ひとつ気になったのは囚人が空中へ引っ張られるシーン。しかしながら
あれだけコラージュ感満載の背景自在空間が可能な世界では囚人の捕わ
れた荒野すら投影された景色だと考えればつじつまも合いそう。

最終的には“奪われた”者達が手を揃え、諸悪の根源を死に至らしめる
と言う痛快なエンディングに、画面の外から見ている観客の如く
歓声を上げて終いそうな自分がいました。見応えは充分だったかと。


兎に角射ちまくり行進する戦場は迫力ありました。近未来を舞台に
しながらも昔から受け継がれたテーマを掲げた味わい深い佳作かと。






>日本テレビ「月曜映画」 2008年9月9日深夜放送分鑑賞。
DVDは未発売、VHSも捕獲しておらず資料がないので絵を描いてみた。

DVDの整理をしていましたら上記放送された「デッドリー・フレンド」を
録画したディスクを発見し放送以来久々に鑑賞。いつみても驚くシーン
があり、レンタルVHS版でも何度か見ていたのですが、今回ようやく
気付いた事がありまして、主人公の向かいに住む変人扱いされている
お婆さんの家のテレビに映し出されていた映画がなんと「悪い種子」
だったんですね(汗)。私の目はよく“節穴”と言われ自他ともに認める
欠落事情ですが、今回も全く以てその通りでした(苦笑)

◆自らが開発した人工知能でB・Bと名付けたロボットを産み出した
天才少年のポール。引越先では隣に住んでたサマンサに出会い人目惚れ。
しかしB・Bは近所のお婆さんに破壊されて、その上サマンサも事故で
脳死状態になってしまったと知れば、B・Bの人工知能をサマンサに
移植し蘇生させようと決意。病院に忍び込んでサマンサを盗み出し…


☆以下、内容に触れています。

監督はあのウェス・クレイヴン氏ですね。理屈云々は語られず絵的な
珍妙さが全面的に際立っていて、なんとも理解不能な展開を見せ観る者に
一線を引かせてしまう感はありますが、サマンサのベッドが血まみれに
なる件やら、バスケットボールの異常な破壊力にエンディングといった
見せ所が奇抜に決まっていて頬を緩ませ、ある意味味わい深い作品だと
思われます。

死体を蘇るとなれば、それはもうゾンビ態と言ってよいでしょうか。
天才少年ポールは脳科学にも精通していて、お得意の人工知能を使い、
もの凄い驚きの技術を開発してしまいますね。オンオフで動作がある
程度制御が出来るのもコミカルで好み。破壊されたB・Bの怒りと
家庭内暴力で命を落としたサマンサの悲しみが噴出したかの様に復讐を
遂げる複雑怪奇な存在を誕生させ、事態は銃殺と言う最悪を以て幕を
降ろす…エンディングで見せた人体と機械の融合はさらに不条理感を
煽るものの、誕生させてしまった存在が怪物だと示す最も解りやすい
イメージと観れば、おさまりもよいでしょう。


血糊多い部分は語り種。
片思い型奇天烈死体蘇生術映画がお好きな方はお試し下さい。






>画像、HDリマスター版劇場公開時チラシ。

去る2010年4月23日に発売されました「ゾンビ新世紀完全版」[5枚組]DVD-BOX。早いものでもう1年半以上も前の事なのですか。1年半も経てば意見もそれなりに出ている頃だと思いますので、当ブログもこの辺でちょっとした感想でも記しておこうと思います。(あくまでも個人的な事ですので参考にはならないと思いますが…)


>画像、BOX発売告知年賀状より。
スティングレイさんからのサプライズ。

私が「ゾンビ」を初めて観たのはレンタルビデオが普及し始めた頃で、惑星爆発の影響と見られる本邦初劇場公開されたものやサスペリアの音楽を使ったと言うTV放送版は語る言葉を持たないのですが、そんなビデオ世代の私が今回の新世紀完全版DVD-BOXの各ヴァージョンで受けた印象は“歴史が塗り変えられた”と言う一大事(笑)でした。

皆様お気付きの事で既にどこかで語られ今さら記す程の事でもないかも知れませんが当ブログ内整理の意味で記させて頂きますと、それはビデオや旧DVDで見られたゾンビ達の行動が「生前の“習慣”から」であろうといった邦訳が、新世紀完全版DVD-BOXのそれぞれの本編で“本能”や“記憶”と言った訳に改められていた事です(新録吹き替え版ではスティーヴンの台詞として残ってはいましたが)。

☆以下、ロメロ的ゾンビの内容について触れています。

登場人物達の語るゾンビの行動についての言葉は当然憶測の域を越える物でもないですし、個人的にこの“習慣”と言う意訳に“生きている間に記憶に繰り返し刻まれた事によって忘れなくなった行動”と言う意味合いと解釈していて非常に面白いと表現だと思っていたのですが、後々の作品でゾンビ達が記憶に従って“意志”を持って行動すると言う事が明かになって行った事もあり、その辺から生前に繰り返し行われ身に付いた意識しなくても体が動いていそうないわゆる“習慣”と言う言葉から受けるニュアンスとは微妙に違ってきて、次第に“習慣”がそぐわない雰囲気になって来ている印象はありました。それがきっかけで改変されたかはわかりませんが“習慣”が無くなった事は確かで、さらに改められた事によって邦訳のロメロゾンビ統一化もしくは総括的な装いでもありそうな気がして、結果、個人的にはまさに“歴史が塗り替えられた”と言える瞬間になっていました(笑)。


…しかしながらこの“習慣”、最近になってですがとあるTVドラマで「脳との関連性」を興味深い描き方で示されていました。そのドラマによりますと脳の深い部分にある古皮質が“習慣”を司っていると言う話。

「死霊のえじき」劇中ではゾンビを解剖してみた結果、ゾンビ達は脳の奥に潜む根本的な本能として食欲を欲していると考え、最終的に腐敗するであろう有史前の爬虫類以来の脳の中枢“R-複合体”なる部分がゾンビの行動に作用してしているのではないかと理論付けされますが、脳の深部まで腐敗が届いていないと言う説明から、その周辺の脳組織もかろうじて機能しているのではと考えれば、同じく脳の深い位置にありそうな古皮質もまだ働いていて、故に日々の“習慣”を司るとも考えられている古皮質の影響も出ているとすれば、もしかすると“習慣”と言う意訳は可能性のある表現だったのではと考えてしまいました(笑)。

そこで、Rー複合体と古皮質は同じ部位のことなのか、別であってもその位置関係はどうなっているのかをウェブ上で調べてみたのですが、どちらもイコール爬虫類脳と言う但し書きのような記載はあるものの、明確にそれが同じものなのか関係のあるものか図解的な物も含め、R-複合体と古皮質を同記事同図上では確認する事が出来ませんでした。皆様の中に脳の位置関係や部位の役割等に詳しい方がいらっしゃいましたら是非修正補足等お願い出来ればと思います。

ともあれ今回のDVD-BOX版は“習慣”と言う意訳消失から、思いもよらず面白そうな展開が見られ非常に楽しめました。そんなワケで斯く言う消えてしまった“習慣”も「ゾンビ」を語る上での1エピソードとして頭の片隅にしまっておこうと思います。

あくまでも個人的な曲解(笑)ですけれど、私にとっては“新世紀”を掲げるに相応しい内容のゾンビBOXの登場で感慨深かったです。サーガの1編、新しく改められた「ゾンビ」の歴史の始まりと言えそうな気がしました。

祝「ゾンビ新世紀完全版DVD-BOX」一周年(と、半分)。






>画像、捕獲VHSより。

解りやすいタイトル通り、死んでしまった刑事が蘇ってどうこうする映画
です。死んでいるからいくら銃弾を撃ち込まれても倒れないゾンビデカの
登場。あまり見かけませんよね、ゾンビ態のヒーロー的な姿は。

原題は「DEAD HEAT」で実際ラストの死なないやつVS死なないやつバトル
は優劣着けがたい鬩ぎあいなのは確かなのですが、どうなのでしょうか
この場合、「死んでいる熱さ」と解釈してもよいのかな?(笑)。死なない
おかげで驀進し続ける向こう見ずな熱い感じがたまらないのですよ(笑)。
自動小銃対峙打ち合いシーンなんかとんでもなく笑えま熱かったです。

◆宝石店の強盗事件で犯人と警官隊の銃撃戦が繰り広げられる。しかし
犯人二人はいくら銃弾を浴びせても倒れない。なんとか犯人にトドメを
さし終息を見せるが、犯人の一人は以前検死台に寝かされ病理解剖されて
いた事が判明。捜査で浮かび上がった製薬会社を訪れる刑事は得体の
知れない装置を見つけるとそこに寝ていた化け物と争いになり…


☆以下、内容に触れています。

死体蘇生装置なる摩訶不思議な機械で、人体はおろか中華料理の肉系
食材まで動き出す死肉蘇生の決定版(笑)。豚の丸焼きに北京ダック、
羽毛ずる剥け丸裸の鶏、氷付けの魚、頭と四肢先のない皮剥ぎ牛、
果ては丸ごとレバーまで(笑)。…確か劇場(東京ファンタか単独上映かは
うろ覚え)で観たのですが、その件結構受けていた覚えが。私も呆れて
笑いましたし。しかしレバー攻撃は素晴らしい(笑)。転がって来て顔面
飛びつくんですよ!!。でも嫌だなぁ…実は私、ゾンビな気分を試そうと、
薄皮剥いだ丸ごと生レバーにかぶり付いた事あるのですが、口の周りが
カピカピになって血なまぐさいはベトベトだわで凹んだ覚えがあります
(笑)。生肉丸ごと食べるには感覚無い方が良いなと判断しました(苦笑)。

そんな肉ならなんでも蘇らせてしまうとんでもない装置はなんと魂までも
ちゃんと復活させると言う優れもの。しかし脳死状態が長いと魂までは
しっかり蘇生出来ずに言う事を聞くだけの単なる奴隷扱いとなる姿は、
元祖ヴードゥーゾンビの系譜と言った趣でしょうか。


貴重な単身殴り込みヒーロー型ゾンビアタック!!
死体蘇生の妙技は「バタリアン」の標本から「悪魔の毒々バーガー」の
ミンチ肉への進化過程かも!? 個人的には充分楽しく観られる
“ゆるコメ”アクションゾンビ映画。…珍品です。






>衛星より受信。
(日本語吹き替え版)

劇中に何度か“ゾンビ”と言い表すシーンが出て来ました。成る程、
こう言った状態でもゾンビと言い切られてしまう所にゾンビの奥深さを
感じてしまいます。その辺り非常に興味深かったので当ブログでは
番外編的にゾンビ観察と記してみようと思います。

◆休日を楽しむ為に貸し別荘へとやって来た兄弟の一家二組プラス一人。
テレビ映りが悪くなりアンテナを直そうと子供たちが屋根裏に登ると、
なんとそこに地球侵略を目論むエイリアンたちが出現!! エイリアン達は
主人公トムの姉の恋人気取りの彼氏に人間操縦プラグを撃ち込み、操り
ながら攻撃を開始!! 必死の攻防の末、操縦プラグが子供に効かない事が
わかると子供たちだけでエイリアンに戦いを挑む決意をするのだが…!!


とてもストレートなお子様奮闘映画です。私はお子様映画も大好きで目に
する事が多いのですが、本作は設定を活かして体よくまとめられています
ので充分楽しめた作品です。敵は膝くらいまでの身長のエイリアン達。
そんなちっさなエイリアン達がどうやって地球侵略を目論んだのか。
…これまたなかなか画期的な科学力をお持ちのようです。

☆以下、登場するゾンビ態に触れています。

予告編ご覧になってもお判りの通り、斯く言うゾンビは、宇宙人の技術に
よって開発された人間操縦プラグなる物を延髄に撃ち込まれた人間が我
を忘れて人間を襲いまくる態。人間性を無くし操られると言う面では
薬の作用で奴隷化されてしまうオリジナル系ゾンビの状態に遠からずと
言えそうです。要はラジコンの様にコントローラーを駆使し人間を操縦し
攻撃するくらいですが、しっかり噛み付いたりも出来る事からその気に
なれば当然まるっきりゾンビの様に噛みちぎったりも出来そうで(笑)。
お子様映画なのでその辺は巧みに大人向けを妄想して楽しみましょう。

見所はやはりゾンビVSゾンビの一騎打ちバトルでしょうかね(笑)
動き自体はゾンビみたいに猛進するだけじゃなくコントローラー使い
こなしちゃって大技使って来ますがご愛嬌。しかしまぁ、あれだけ酷い
扱いを受けてもよく大怪我もせず持ちこたえた物です。その辺も好み。
よい子は真似しちゃいけません…もちろん悪い子も。



お子様奮闘型宇宙人侵略バトルがお好きな方はお試し下さい。


>画像、捕獲VHSより。

物語は非情に単純ながら意外とそつなくポイントを抑えている印象の
真面目(?)なゾンビ作品です。セオリー通りで、しかもなかなかゾンビ禍
に陥らないので退屈と感じる方もいらっしゃると思いますが、基本的に
私のゾンビ映画に感じたい“死を笑うもの、対する死の主張”的な
ニュアンスは堪能出来ましたので個人的には充分満足のいった作品です。

◆灯りきらめく街並みを背景に夜な夜な船に乗り込み水辺を渡る劇団員の
一団の辿り着いた先は、以前はリゾート地として栄えたが今は葬式島とも
言われてしまうような墓場の島。そこで団長が物乞いから買い受けた
古文書に記されている死体蘇生の儀式を墓場を使って行うつもりなの
だが、儀式に使う為の死体を墓を暴いて持ち出そうとすると…


☆以下、内容に触れています。

死体を浅く埋めているせいでか嫌な臭いのする島…誰が呼んだか葬式島は
様々な墓石が立ち並び、なかなか気味の悪い舞台。劇団の長であるいけ
好かない男が物乞いから買ったらしき古文書の名は“グリモリ”。古代
ドゥルイド僧から伝わる呪文やら反対呪文等等が記された秘本との事。

思わせぶりのその本を使ってまず団長が仕組んだ悪巧みは、儀式を行うと
称し墓を暴いた時に死体を演じた仲間が驚かすいわゆるドッキリ作戦。
騙された団員はあまりの怖さに死体役の仲間を殴打しまくりでオシッコ
ちびってしまう程。余興も冷め団長は死体蘇生を半ば信じていたらしく、
本気モードで呪文を唱えるも墓場には何の変化もなく、買った事に
愚痴をこぼす。

気を取り直したのか団長は暴いた墓を埋めておくようにと仲間二人を
置いて、掘り出した死体を他の団員と寝泊まりする廃屋に連れて帰り
死体相手に結婚式だ添い寝だと遊び放題やりたい放題。そんな中、
懸命に墓を埋め直していた二人に一体の死体が襲いかかると、あれよ
あれよと土の中からわき出すようにゾンビ達が現れ素晴らしい最悪の
事態が始まってしまった。即効性じゃない呪文なのね。

映画開始から1時間程過ぎてようやく肝心のゾンビ態登場なのですが、
墓場から土を退けつつボコボコとゾンビ達が蘇る様は単純ながら結構
ワクワクして観てしまいますね。個人的にはゾンビ禍までの1時間は
そう長くは感じませんでした。死体遊びも酷い有様だし、劇団員の女性
一人がおかしな精神状態に陥って死体を崇拝したり虜になっていったり等
を含め、冒頭からずっと死にまつわる展開でしたので非情に興味深く
観られました。

一団の籠城する廃屋になだれ込んで行くゾンビ達の絵面もいい雰囲気でし
たし、階段を登ろうと犇めく群れの姿も圧巻。そこでいけ好かない団長が
女性団員をゾンビ達の中に放り込む様も無様で酷く、一瞬女性団員と
ゾンビ達が同時に団長を見つめてしまうようなシーンが何とも言えない
味わいでお気に入りのシーンです。

このゾンビ達、小走っていたり飛びかかったりが意外といい動き(笑)。
最後は一団の乗って来た船にゾンビ達が乗り込み街灯りを目指すと言う
技を繰り出して、その先の不穏を示唆して終るのですが、秘本の呪文が
どの程度まで轟いているのか気になる所。都市部も既にパニックか?
しかしその秘本を売った物乞いは一体何ものでしょうね?当然いけ好か
ない団長が馬鹿な真似してくれると確信していた筈。蘇った死者達は
現世とあの世で支配者に仕えると示された言葉をなぞるに、支配者って
呪文を唱えた人とは限らないかも知れないし…では一体何者か?

かみ殺された遺体が蘇った所が描かれていない気がしたのですが
それって滅ぼしにかかってますかね?人類を。逆鱗に触れたのか?
人類ってさ、ほら、“ホニャララ”の子供たちって、聞きませんか?
…またもやいつもの考え過ぎでしょうけれど(笑)。

ああだこうだと個人的には兎に角楽しめた事だけは確かです。



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