“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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めざせ!! ゾンビ小説家!!
ゾンビが好きすぎて自作のお話なんか
拵えております。興味のある方は寄って
みて下さい。とは言え、なにぶん素人の
書く物語なので大目にみて下さいね〜。
ひとまず秘かに裏道へと進みます。
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ゾンビ物語の数々。
一節が非常に短くちょっとした合間に
読めるので、育児の傍らにも最適(笑)
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プロフィール。
HN:
死霊の南瓜金助
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
自己紹介:
→私的暫定ゾンビランキング(〜2014)ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
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>画像、チラシより。
お気に入り断絶映画を記す7回目は太宰治生誕100年を
記念して製作された「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」。
第33回モントリール世界映画祭最優秀監督賞受賞。
「おくりびと」に続く邦画の快挙。世界観と脚色、しっとりした演出が
昭和初期の日本を舞台にしていながらどこか邦画らしからぬ雰囲気を
醸し出して、まさに監督の手腕が見せた秀作でした。
「また、死にたくなった?」
これは劇中で広末涼子さん演じる“秋子”が
居場所を失った浅野忠信さん演じる“大谷”に向かって言う台詞。
これを情報番組の映画紹介で聞いて「観なくては」と思いました。
当ブログはゾンビからして“死に関わる映画”に注目している事もあり
断絶カテゴリー的にもかなり痺れましたので取り上げてみます。
太宰作品は教科書に載っている作品しか読んではいない故
この作品がどれだけ太宰作品を表現出来ているのかは
解りませんので、単なる一映画好きの先入観無しに観た
当ブログ的感想になっている思いますがあしからず。
☆以下、内容に準ずる感想あり。
まずユニークに思えたのは浅野さんが「鈍獣」に続き
「死なない男」を演じていた事ですね。凸ヤンとは真逆ですが、
こちらは自殺を繰り返すも死に至らない主人公“大谷”です。
その大谷の地獄行きを決定づけられた幼少の頃の衝撃的現象から
大人になっての魔物の如き行い、それに伴った精神と行動が、
極まり過ぎて断絶ぶりが行き詰まる印象。
自分に正直すぎる故、お金が欲しいと思うと盗む、
気になれば尾行する、死にたくなれば死のうとする。
まるで邪で出来ているかの様な錯覚を起こさせる。
さらに神がこの世にいるかもしれないと恐れおののき、
それらはまるで現に身を起きながらもこの世のものではない世界の
存在を秘めた奇怪な生き物の姿が垣間みられ、それから乗じた
ニュアンスと最後に現れる人非人と被せてみると
大谷には一体何が宿っているのかと、実に不可思議な
印象を与えていて興味深かったです。
一見すると自らに正直すぎる男に翻弄されながらも
自らの愛情を示し続けた女性たちの話にもみえましたが
劇中で終始示される“地獄や魔物”、“神”と言った
この世の物ならざる“存在”を挟む事によって
作品の世界観や主人公の心情と環境に神秘的側面を生み、
人非人よろしく、全体に潜む相当深い“闇”の息吹を
感じさせてくれた脚本も絶妙に巧い印象。
こう言う構成はたまらなく好み。
そして登場する2人の女性の存在感が見事。
かたや、愛する男の望む事なら自らの命さえも差し出す“死”への愛人、
そして、献身よりも深く何事も受け入れなんとしても生かそうとする
“生”への妻。この対照的な存在感がどちらも美しいまでに灯る。
個人的には広末涼子さん演じる秋子の、魔性ではなく“幽玄”で
情熱を秘めたるも現実味の無い“幻”の様な存在感が独特と感じ
この作品の世界観の“深層”を覗けた気になり非常によかったです。
人に非ぬ人、子に授けよと貰う桜桃、自らの腹に。
生を貫くも息吹かせた闇、壮絶にシビア。
すごい作品だと心底思いました。
公式サイト→「ヴィヨンの妻」
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