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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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なんとなくつぶやいています。



手持ち無沙汰に一コマゾンビつぶやき
「TWITTER OF THE LIVING DEAD」
などと気がむいたらやってたり(苦笑)
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ゾンビが好きすぎて自作のお話なんか
拵えております。興味のある方は寄って
みて下さい。とは言え、なにぶん素人の
書く物語なので大目にみて下さいね〜。
ひとまず秘かに裏道へと進みます。
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ジョージ・A・ロメロ監督作。
☆ゾンビ新時代到来の息吹を最後に…
ロメロ監督の思惑は果して…?!



当ブログ的ロメロゾンビ考察一覧

☆2017年7月16日に肺ガンで
他界されてしまいました…
この世にゾンビを放ってくれて
ありがとう・・・
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☆「ゾンビ百人一首」
作者の青蓮さんのご厚意で拝読中です。
百人一首から紡ぎ出される
ゾンビ物語の数々。
一節が非常に短くちょっとした合間に
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当ブログの感想はコチラに。

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「産まれて間もない赤児」と
「死して間もないゾンビ」との比較検証。
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☆コメントは承認後公開となります。
「プラナリア・プログラム」
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切っても切っても分裂・再生を繰り返し
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描こうとショート漫画と連作イラストの
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血が多いので表立っては反転で投稿。
15歳以下は画像クリック不可です。



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イラスト展開はコチラからご覧下さい。
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▼現在第4話(番外編)まで完成。
↓第2話はR-15なので
15歳未満の方はご遠慮下さい。

→第1話はコチラから
15歳以上の方は第2話をドウゾ
第3話第4話(番外編)

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プロフィール。
HN:
死霊の南瓜金助
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
自己紹介:
ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
私的暫定ゾンビランキング(〜2014)

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▲「ノウガマルミエちゃん」も
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ゾンビブログ紹介。
☆相互リンクさせて頂きました。




管理人DM様/「ポップでライト」なゾンビ
ファンサイトを目指し備忘録的にゾンビ
ワールドを紹介。ゾンビ愛好家ではなく
ゾンビと戦う事にスリルや興奮を感じる
仲間を募集中との事。因に↑設置バナー
は私(カボチャスキ)が納品致しました。
最古記事。
ゾンビと歩こう…


ゾンビ、ぞんび、ZOMBIE…
ゾンビの事だけ考えて暮らして
みたいなぁ(笑)。…でも年に
一度のカボチャイベントは
外せないけれど(苦笑)

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>衛星より受信。
2006年の制作との事。

ゾンビ観察番外編です。
先日放送がありまして衛星より信号をキャッチしました。
作品を全く知らずに面白そうだと録画して何の気無しに見ていたら
エンドロールで錚々たる監督たちの名が現われビックリ。

ジョー・ダンテ、ケン・ラッセル、ショーン・S・カニンガム…
ホラー映画ファンであれば聞き覚えのある監督さん達が名を連ねた
オムニバス形式のちょっぴりエロチックでフェチな作品集。
超お気に入りロードムービーの傑作「断絶」のモンテ・ヘルマン氏の
名が現われた時は感慨もひとしお。

所は映画のセットを見て回るスタジオツアー。
案内人の運転するカートに乗り込む6人の男女。
監督が行方知れずとなった映画「ヒステリア」が撮影された
伝説の恐怖の館のセットに進入禁止と言われながら入ってしまった
彼らと案内人。入ったはいいが出口が見つからない。「ヒステリア」に
なぞらえ映画の展開と同じようにそれぞれが最も怖い実話を語れば
出られるのではないかと考え、6人の男女が恐ろしい話を語り出す。
果して彼らの運命はいかに…


オープニング+エンディング/ジョー・ダンテ監督 (ピラニア/ハウリング)
第1話/ケン・ラッセル監督 (マーラー/サロメ/ゴシック)
第2話/ショーン・S・カニンガム監督 (13日の金曜日/デプス)
第3話/モンテ・ヘルマン監督 (断絶)
第4話/ジョン・ゲイター監督 (マトリックスシリーズの特撮監修)

さて、お目当てのゾンビ態ですが
第2話目のショーン・S・カニンガム監督作にちょこっと登場。
その存在自体ははっきりとは言い表されてはいませんが、
放つイメージは臭い立ちそうないたみ加減がなかなかおぞましくて
良いです。因に私このシーンを食事しながら見ていまして、
その想像した臭いで味覚が麻痺したのか、ご飯の味が
判らなくなりました(笑) 更に今をときめく妖艶な世界観を持つ
画家山本タカト氏が参加していたらしく手掛けられた絵も観られました。

中で好きなのは第1話、ケン・ラッセル監督の作品。
女優で成功したいととある手術をするのですが結果とんでもなくも
おかしな事になってます。オチもシュールでこういうのは好みで…(笑)

第3話の絵に描いた様な美しく可愛らしい女性も
第4話の寄生虫との話も妙な雰囲気で良かったと思います。
最後にそれぞれに畳み掛け落とす演出が頬を緩ませつつ
お決まりの締めで一巻の終わりと来る辺りこれはもう仕方ないですね、
ホラー好きなら身を委ねましょう。全体的には小粒な印象でしたが
結構楽しめました。

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☆オフィシャルサイト→「ゾンビランド

ゾンビ映画でありながらゾンビ映画に非ず?
ながらも偶然か策略か、個人的には評価したくなる部分が点在する
ユニークな秀作に仕上がってました。

パンフレットが売り切れで購入出来ずにこれ書いてます。
この事からも「ゾンビランド」の人気が伺えそうです。
作品内にとある映画へのオマージュが込められていますが
それを書いてしまうとネタバレになりそうな気配もあるので
触れていいのか微妙。その取りあげられた作品自体も
ホラーニュアンスをコメディ要素で塗り替えた傑作なので、
この展開はユニークです。

突如ウイルスによって蔓延したと思われる人類ゾンビ化現象。
走って追いかけて来るゾンビ達。事件以前では細身で全く冴えなかった
主人公コロンバスはサバイバルルールを決め黙々とゾンビ世界を
生き延びていた所、屈強で頼りがいのあるタラハシーと出会い
行動をともにすると、立ち寄ったスーパーマーケットで可愛らしい
女性と出会う。その女性が言うには妹がゾンビに噛まれ“助け”が必要
との事。コロンバスとタラハシーは姉妹の申し出を引き受けるのだが…。


やらなきゃやられる害獣ゾンビの猛威。生前人間だったことなど
気にしていたら身が持たないぞ。出くわしたら必ずトドメをさせ!!
そう言わんばかりに、ただただ事務的にゾンビをぶっ飛ばす。
きらびやかな遊園地もゾンビだらけ。アトラクションを駆使し
ゾンビをバタバタと倒す痛快アクションも絵面的に面白い。

☆以下、内容に触れています。

引きこもりで外部との接触を断っていた青年が生き残る。
肥満はゾンビに真っ先に喰われる。他人に気を許すと事件に
巻き込まれる。本名を知らない。得体の知れないトラウマ。
やりたいようにやると取り返しがつかなくなる。…本作では
こう言ったニュアンスが毒気も含み皮肉っぽく散りばめられ
対人的難題が露にされて行きますが、それが主だった題材で最後は
ゾンビ映画には珍しいと思われそうな大団円が用意されていました。

ロメロ監督が描くゾンビ映画では、ゾンビの蔓延した世の中にあって
なお人々が手に手を取らないと言った人間同士の無様さが浮き彫りに
なって行く、いわゆるセオリーみたいな悲劇的なニュアンスが
ありますが、この「ゾンビランド」はそれが全く無く、逆のスタンスで
なんだかんだありつつも最後は人の手を必要とし、それを大切なものと
受け止めファミリーを築きあげて行くと言う良い意味でのアンチロメロ
なテイストが微笑ましい。印象としてはハリウッド的構成とも思えますが
その普通の映画なら良く観る展開も、それがゾンビ映画となると
話が違います。わざわざゾンビ映画を使ってあえてそれをやった事も
評価したい所です。数多あるゾンビ映画の中でもここまでストレートな
“人間同士”のフレンドシップを見せつける作品もそう多くは
無さそうで、そう言った意味でも本作は異色ではないでしょうか。
ゾンビ映画でやったからこその意味は充分あると思えました。
(私はゾンビ熱歴が短くそう多くのゾンビ作品は観ていないので
他に同じテイストの作品があれば教えて下さい。)

コメディやパロディ色が頻繁にみられ普通に笑いながら楽しく
観られ面白かったです。笑いの質は、観たまま笑ってもらう為のもの
のようで、怖いながらも笑ってしまうものではない雰囲気から
恐怖感を感じられなかった部分はホラーを冠する作品としては
ちょっとなにか足りない気もしましたが、私がゾンビ映画に
求めたい事柄は「死の主張、対する死を笑うもの」なので、
作品自体が「死を物笑いにするとんでもない代物」と取れば、
これはもうゾンビに対する「生きた人間のする仕打ち」としては、
この上無い有り様で優秀すぎるでしょう(笑)。そう言った
事を踏まえると、この作品の評価が高い部分からも
多くの方が普段ゾンビ映画にどういった面を求めているか、
とても参考になりそうで感慨深く興味深々です。本作の監督さん自身、
ゾンビ映画にそう興味を持っていなかったとの事で先入観無しの
ゾンビ演出が功を奏し、逆に見事なアンチ「ゾンビ作品」を
産み出している所も面白かったです。

それにしてもハリウッドのゾンビ特殊メイクは凄いですね。
ゾンビメイクで出歩けばゾンビ達が気が付かないとは(笑)
でも、やはり危険過ぎた行為でした。あぁ、BMよ。


心行くままゾンビをなぎ倒し、あからさまにゾンビを笑え、
明るく楽しく、ちょっと悲劇もありのゾンビ映画。
見応えはありました。

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>画像、捕獲単行本より。

漫画です。
ヒロモト森一先生が描き切ったゾンビVS人間の熾烈な戦い。
ドロドロとした人間模様を一掃するかのようにゾンビ達が溢れかえる!!

昭和69年に突如現われ出したゾンビ達が次々と人を噛む!!
女のコ、オタク青年、エロカップルが一軒家で繰り広げる
異常事態が滑稽ながら実に気味が悪い!!
一方、アイドル、セージカ、リポーターを巻き込み
感染の止まる事を知らないゾンビの群れに、
都知事率いるゾンビ討伐隊が投入される。
そんな中、一つの人影がその動向を見つめていた。
そいつの正体は一体何者なのか!?



☆以下、内容に触れています。

昭和69年に起きたゾンビ蔓延は後に「ゾンビ戦争」と呼ばれる。
昭和80年、ゾンビ「9」に対し人類「1」もはや人は逃げ惑うだけ。
そして昭和100年、地球上に存在している者は…。

少女ゾンビ…トゲトゲのバットをぶん回し
体はツギハギの縫い目だらけ。従える犬も同じ様な風貌。
ゾンビになりたくないが為に生きぬき戦う姿はままある描写ですが
ゾンビになってしまっても、たった一つの“諦めない”心を信念に
体中に“ある棘”を刺し続けゾンビ化をかろうじてとどめる斬新さは
衝撃的です。

ラスト間際、母親が娘を護ろうと、傷だらけの血まみれ状態で
ボロボロになっても挑み続ける様は圧巻。すごいお母さん。
「なにがあっても生きるのよ!!」、娘に放ったその雄叫びは
しっかりと娘に届き、文字通り死してなお、
“魂をとどめたゾンビ”として生き、戦い続けている。
肉体的にも、そして精神的にも。凄まじい。…これには感服。


ヒロモト森一先生、独自のアレンジで捉えた終末観…見事。

私もしっかりと描いてみたいなぁ、ゾンビ漫画。




>画像、チラシより。
劇場鑑賞。

理屈抜きに楽しい♪…そして怖い!!
このフレンチゾンビは手強いぞ!!
素早さ、狂暴さ、不死身っぷり、かなり高い。
撃ち込む弾数も半端無い。頭を粉砕すれば動きが止まるものの
頭を打ち抜かない限り突進し続ける迫力は追従を許さない!!

公式サイト→「ザ・ホード 死霊の大群

警官が殺された。ギャング相手に復讐を誓う仲間の警官達は
ギャング達がとあるビルに立て籠っていると突き止め
ビルに潜入するも、返り討ちに遭い囚われの身に。
そんな中、夜の街は異様な気配に包まれ、気が付けば
周りは死者となり生き返った化物の群れでビルが囲まれていた!!


ゾンビ発生の原因は不明。
それでも登場人物達は何らかの定義付けをして覚悟を決める。
物語は極めて簡単。ゾンビ蔓延る世界から脱出出来るのか!!
とは言え、そんな中でもゾンビ映画のセオリーはしっかり押さえていて、
人間共のゾンビに対する仕打ちなんか狂気の仕業でシビア。

☆以下、内容に触れています。

どうやら最後の審判が下ったらしい。
原因を知りたいとか探ろうとか、実際解明など早々出来ないとだろうし
描きたいのはそこじゃないと、ゾンビ対人間に的を絞ったのも潔い。

生き残っているまともな人間は1人もいないのも良い。
ギャングはもとより警官でさえ報復の為に集まったあげく、
ゾンビを楽しみながらぶっ殺すおっちゃんも気味悪い事。
こんな事態じゃあ、まともな人間は生きて行けないのかも知れないと
そんな気にさえさせて来る。凄いぞフレンチパワー。

ここまでしっかりとゾンビをぶちのめすガチファイトも初めて観た。
フレッシュな血飛沫をぶちまけながら襲い来るゾンビ達が
それはもう異様。ファーストコンタクトのゴミ袋ゾンビの
見てくれもかっこい…いや、怖い!!

最後の最後までいがみ合いながら、しっかりとどめを刺す様は
世も末もあったもんじゃない。ここでも人間て無様だ。


久々にハラハラワクワクのゾンビ達でした。良作。


追記2010/08/09
☆以下、内容に触れています。

思い返してみると、相当な終末観は滲み出て来ますね。
疑心暗鬼や敵味方容赦なく己が為に邪魔者は消す的ニュアンス、
死には死を持って償わせる法の不在も絶望的でシビアで
世界も人自体も無秩序で被われガチガチの終末観。…見事。



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>地上波HD放送受信。
(テレ東「午後のロードショー」版より)

ゾンビ観察番外編です。
博物館に収められた冷凍マンモスの凍死体がとある影響で動きだし
人々から精気を吸い取り始めた!! マンモス死体が大暴れだ!!
…惜しい!! 人の死体に影響していればゾンビ発生だったのに(笑)
それでもね、手は出て来るんですよ、手は。

博物館に収められていた冷凍マンモスを館長が調べていた所、
マンモスと一緒に氷に閉じ込められていた小さな楕円状の物体を見つけ、
氷から取り出すと途端にその物質から何かが発せらた。
うっかり者の館長は今日は娘の誕生日だったと気付き家路に急ごうと
博物館を出ると上空に炎の尾を流した隕石が見え、
なんと博物館めがけ隕石が落下!!
館長がマンモスの無事を確認しに戻ると、
冷凍マンモスの姿が消えていて…!!


超B級SFモンスター作品。
DVDパッケージ格好良過ぎだ(笑)。
パッケージと本編のギャップもネタのこのご時世、
パッケージをあてに借りる方はいないとは思いますが、
マンモスのイメージはパッケージとは違い
肉がそげ堕ちていたりと若干腐乱感あるものでした。…雑だけど(笑)
そんなCG感が微妙なのもB級物の醍醐味でしょう。
そう割り切って観ればうけるネタもそれなりにありますので、
B級及びZ級ホラーに免疫があるという方は話のネタにでも
いかがでしょうか。

館長の娘さん役にターミネーターTVシリーズの
サラ・コナー・クロニクルで少女ターミネーターを演じた
サマー・グローさんが出演しています。

☆以下、内容に触れています。

要は宇宙から宇宙船に乗って飛来した液状の謎の宇宙生物が
マンモスにしみ込んで大暴れしていると言う宇宙からの寄生生物の話で
冒頭で人に寄生しなくて惜しいと書きましたが、切り落とされた人間の
手首には寄生していました。パーツのみですが死体が動く事を証明して
いますのでゾンビ化現象の一例として当ブログでは記録しておきます(笑)

真面目に作っていそうでいい加減な展開や設定だったり
宇宙船のデザインやオープニングの隕石群に、最後に「END?」と
持って来る辺り楽しんで作っている雰囲気はありました。
UFO研究家のお爺ちゃんがかますボケ振りはご愛嬌、
ゴリラの着ぐるみ死体の件は好きです。


当ブログ的には一応ゾンビネタで通用する事もあって楽しかったです。
そう言えば以前リューバやユカギルマンモス
やって来たときも見に行ってました。マンモス好きか?(笑)
そしてこれがマンモスの氷漬け標本だ!!

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>画像、捕獲DVDより。
劇場では未見。

最近、レビューの為にと改めて「ランド・オブ・ザ・デッド」を観なおしていたら、なんとゾンビ達がある目的に向かって行進し始める姿にボロボロと涙がこぼれて来てしまいました。ゾンビで泣いたのは「マスターズ・オブ・ホラー」の一編「ゾンビの帰郷」と本作くらいですが。以前からゾンビ側に感情移入する傾向はあったのですがまさか「ランド…」のゾンビ達がそれほどまで深層に入って来たとは。

私は子供時分に特撮ヒーローものを観ても怪人や怪獣の方に気が行っていて始めのうちは造形がヒーローより迫力あったり格好良かったりとそんな事で好きだったかと思いますが、その迫力あるかっこいい怪人達がやられ続けているさまを見続けるに産み出されてもすぐに殺されてしまう姿や人や環境に害があるとは言え生まれ持った性質のせいで殺されてしまう事に、次第に疑問を抱くようになってそう言った存在の方が魅力があると思っていった様なんです。そんな経緯もあるせいかゾンビもやはりそういう風に見てしまっていて、本編ではゾンビ達が乱雑に殺されまくる姿に虐げられ思ったように行動出来ないもどかしさを見て、応援したい気になっていた様です。

死者が蘇ってから数日…かろうじて生き残った人類は川を隔て橋を封鎖した都市で生活を始めた。高圧電流のフェンスや軍隊を配備しゾンビ侵入の警戒態勢をとりひとまずの安泰を見せてはいるが、この異常事態にも関わらず裕福な者と貧しい者の格差を乗じさせ権力で人を押さえつける社会を築いていた。物資の補給はフェンスの外に探しに行くのだが、そこでは手当たり次第に破壊されて行くゾンビ達を見て来た残されたゾンビ達にある変化が現われ始め…

☆以下、内容に触れています。
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」「死霊のえじき」の内容にも
言及しています。

死者が蘇り人肉を喰らう終末世界に於いてもなおいがみ合い続ける人類の傍若無人さを浮き彫りにしたリビングデッド三部作として一旦は完結を見せた「死霊のえじき」から20年の歳月を経て世に放たれた「ランド・オブ・ザ・デッド」。タイトルもずばり「冥土」と訳せる様ですね(Yahoo! JAPAN辞書/英和“land”項目にも記載)。死者の国と化した世界。人類自らの手によっての滅亡への道を示唆した前作とは一転、「…えじき」のバブの設定を引き継ぎつつゾンビ側からの人類滅亡を叩き付けたもうひとつの完結編が登場しました。

本作ではついにゾンビ達が道具を手にし人間を攻撃し始めました。ゾンビに知能?ゾンビに思考?「死霊のえじき」でバブが示した行動が数多のゾンビ達にも息吹き始めた様で、しかもゾンビ同志でコミュニケーションまでとっています。本気出しましたか、人類滅亡に向けて。死に恐れを抱かない人間に対しての怒りとすら感じられそうなこの事態。ただ人肉を喰らうだけの害獣ゾンビを堪能したい方は面喰らったり受け入れ難い姿なのか“物思うゾンビ”は評価が難しくあまり印象は良くない雰囲気ですが、私としては滅ぼすべき的に向かって武器を掲げ行進する姿に目頭熱くするくらいですから受け入れちゃってますね、心の底から(笑)

道具を使うゾンビに関しては既に「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に存在し、石や木片を手に襲って来ていますのでいまさら不思議はないでしょう。私は「…えじき」のバブが銃を人に向けて発砲した時からそれはもう怖かったので違和感も無しです。けれど意思の疎通や感情を露にする姿はこれ如何に。仲間を殺され憤る、仲間を守る、惨たらしい状態にされたものには引導を渡す…あきらかに感情が息吹き思考しています。「…えじき」公開から20年後と言う歳月を経てようやく私はバブが何かしらの感情を抱いて行動していたものと思い知らされました(遅!!)。人間の暴虐に“死者の怒り”は頂点に達し、虐げられたもの達は反旗を翻し、自らを攻撃して来る人類撲滅の為に進行する。ただ食らい付くだけだったゾンビ達が人間に滅ぼされそうになるにつれとうとう「人類にとどめを刺さなければ」と言う意志を明確にしてしまった様です。生と死は相反する存在ゆえ同時に存在する事は許されないのでしょうか。“生”対“死”の最終決戦の火ぶたはきって落とされました。タダでさえ厄介な生ける死者が意志を持ち道具を手に人類を滅ぼしにかかる…単純に恐ろしいです。頭撃たれさえしなければ襲いかかり続けるゾンビ達が武装するなんてこれは人類最悪の出来事で終末観指数はかなり上がったでしょう。いやはやそれにしてもゾンビ達が武器を掲げる姿が意外と雄々しくて禍々しく痺れます。

道具を使い知恵を働かせ出来ないと思われた事を一つずつやり遂げながら進むゾンビ達。簡単に言うならば道具と言うのは人類史上文化を語る上でも重要な事柄で、人は道具を操って文明を築き上げて来たと言う事が一般的でしょうか。昔の人々は食料の調理や食材の確保に使ったと印象がありますが、ある程度の知能を有さなければ使いこなせず、増してや大きな獲物を狩る為には集団を作り意思の疎通も必要になって来るでしょう。ゾンビ達が開眼した“道具と知能と意思の疎通”は人類という獲物に食らい付く為に、もしくは人類を滅ぼす為には不可欠な変化だったのでしょう。進化したソンビ達は“人類の、あるいは文化の繁栄”たる象徴としての“道具”を使う事を逆手に、“人類を滅ぼし”に掛かる…それは自らの“知恵”で滅ぼされる事になった人類への皮肉と捉えても面白いのでは思いました。

目的を成し遂げたゾンビ達は一体どこへ向かうのか…勝者の足取りは残る滅ぶべき人類への引導を渡すの旅の始まりか。「死霊のえじき」では博士が人類の延長線上にあると言い、元は人間だった存在とだけははっきりとしています。最後に見た姿は人もゾンビも変わりない姿でした。何の為に存在しているのか…地に足をつけ彷徨う…目的へ目指し。

私がいつも求める“死者の主張と死を笑うもの”の対峙としては「ランド…」は言う事無しです。首つり自殺した死体が蘇って来る様はまさに死んだだけでも蘇る事実を示し(これについてはチョロ役のジョン・レグイザモ氏が制作の裏側で噛まれて自殺と言っているのですけれど)、首が無いと思った瞬間に背中から皮一枚で繋がった頭が飛び出して来るゾンビは最たる例でしょう。復讐の一念で許せない人間を倒しに行く凄まじい姿も良いし、死が進撃する様はもう言う事無しの死者の主張だし、すごいですゾンビ達。片やゾンビと記念撮影、ゾンビ的当て、ゾンビファイト等と“死をあざけ笑う者”の方もシビアで雰囲気あり過ぎで良かったです。


☆以下、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から
「サバイバル・オブ・ザ・デッド」にも言及しています。

そこでふと気が付いたのですが、先にも書きましたようにゾンビが道具を使うといった行為は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」でも描かれ、語りぐさとして頻繁に取り上げられる程の不思議に思われている動作でした。そしてもうひとつ「ナイト…」には語りぐさとなる動作がありました。皆様お気付きの「虫を食べる」ゾンビです。最近になって人間以外の生き物を食すゾンビが登場しました(笑)。“道具を使う”のも“人間以外の生物を食す”のも既に「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の中で描かれていて事在る毎に話題になっています。私が抱いた「ランド…」と「サバイバル…」の感想から及んだ考えではありますが、ロメロ監督はその2つの動作に対して“そこ”に人類を滅亡へ送り込めるキーワードを持って行ったとしたら、道具を使う事を「ランド…」で、人以外を食べる事を「サバイバル…」で取り上げ、明確な回答として提示して来た様な気にもなって来ました。そうなれば非常に面白いループが出来あがりそうですよね。最後にそう記して、これにてロメロゾンビの一旦の結びにしたいと思います。はてさて、今後の展開はいかに。

「ランド・オブ・ザ・デッド」意外過ぎて面白かったです。
ロメロ監督流シニカルか。一つ目のトドメ。

ある事ない事適当に書き綴って来ましたが
それにしても楽しかったですロメロゾンビ話は。
それではまた。なにか思い立ったら。

ゾンビBOXで改められた箇所の感想や
「サバイバル…」のDVD発売もあるので
すぐに“ほどく”かも知れませんが(笑)
その時はまた戯言にお付き合い頂けると嬉しいです。


>画像、捕獲DVDより。

さてロメロゾンビレビューも次作発表までは、残すところ本作とランドの2本。(いや…厳密にはまだゾンビBOX版の感想もありますが。)「サバイバル・オブ・ザ・デッド」公開後のタイミングも当ブログ的には良かったかも。相関図や題材も似ていて比較も出来るしそんなわけで旧三部作最終段階「死霊のえじき」を取り上げてみます。

私は完全版DVDが発売になっても暫くはビデオ版を見ていましたのでDVD揃えようと思った時にはスマイルBESTが出てました。悪名高き最終版はこのブログを始めてから見比べてみようと用意。私は劇場では未見でして、どのバージョンが劇場版に近いのか解りません。ビデオ版でしょうか?ご存知の方いらっしゃいますか?


死者が動き出して幾日か…招集された研究者達とそれを見守るべき軍人に、通信技師やヘリ操縦士はフェンスで囲われた地上入口から入る巨大な倉庫でもある地下施設へと移り住み、危機を乗り越えようと日々を送っていた。研究者達はゾンビ発生の原因や処置方法を探り出そうとしているが答を導き出せないでいる。やがて閉鎖空間へと追いやられた彼らは不安と不信を募らせ対立が激化、お互いに銃口を向け始め…。


☆以下、内容に触れていますのでご注意下さい。

完全版の方の内容は良いですね。ビデオ版には無かったシーンも2ヶ所見られビデオ版では確認しきれなかったゾンビ達のこまかなディテールがしっかりと判り造形の見事さが際立ちます。おかげで残酷度もアップした感があり素晴らしいです。その完全版の映像特典に収録されたメイキングにプロデューサーに言葉遣いが汚いと指摘されていたそうですが、最終版はその流れでのプロデューサーによってか勝手に編集されたものでしょうか。残酷シーンはとことん削除でセリフまで変更されている代物で驚きです。ただ最終版に全く意味がないかと言いますと私にはそうも言えなくて、“心あると示した心ない行為の無残な犠牲”の証拠として受け入れるのもありかなと。その最終盤には最も肝心な“楽園へ連れて行ってくれ”と訳された特に印象悪いと思えないセリフまでカットされていて、転じて映画製作に対しての秘められた意味があるのではないかと勘ぐらずにいられませんでした。画像面で言うと完全版が16:9で横長なのに対し、最終版は4:3の縦長で完全版では切り取られた見られない上下の映像が存在していて、画質はともかく日本版のDVDで見られるのは今の所これだけでしょうか。因にビデオ版4:3も上下が存在しているものでした。それらに対し完全版ではビデオ版最終版で切り取られた左右の画像が見られ、この事から上下左右の画像が全て入ったフルフォーマット版の存在が見えて来そうです。あったら見てみたいですねフルフォーマット版。私は4:3TV画面サイズは劇場版の左右をカットしたものだと思い込んでいましたが「ザ・クレイジーズ特別版」に収録されたフルフォーマット版から劇場公開の為に上下をカットする場合もあると解り、今回改めて3パターンを見比べてみて資料としては面白いと感じました。ただ、最終版発売当時期待して買われた方はショッキングな作りだったでしょうね。心中お察しします。

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から最新作の「サバイバル・オブ・ザ・デッド」までの6タイトル中で唯一と言えそうな、白昼の高い建物の並ぶ近代的な街並みの中でアスファルトを歩み進むゾンビの群れがしっかりとみられ、その異様さは最も終末観を煽り世界崩壊の完璧なイメージを作っています。この冒頭のゾンビシークエンスには初見時では感動すら憶えました。更にはタイトルを引き込む通称ドクター・タンに始まる体の損傷が激しく見るからに死んでいるであろうはずの人間が動いているビジュアルは、全ロメロ作品を通してもずば抜けて素晴らしいです。内臓を撒き散らしながら動く死体、脳と首から下しか無いのに動かせる死体、果ては上顎から上の頭部だけなのに目をぎょろっと動かしていたりと、死者が動いているイメージは旧三部作では前二作を遥かに凌ぐ異様さでした。頭を攻撃し機能停止させなければ、頭と繋がっている部分はどんな姿でも動いていられるのかと言う疑問を一気に解消してくれた、動く死体とはどんなものかをビジュアル面で徹底してみせてくれた事ではシリーズ中では最高の出来でしょう。これこそ私が見たい“死の主張”たるゾンビに最も近いです。中途半端な損傷ではなくここに描かれたような見るからに生きているわけがない姿が動き群れをなして大挙し押し寄せる様をロメロ監督作で見てみたいと今だに夢見ています。…とは言えゾンビは人間の姿であるからこその恐ろしさもあると思いますのでその辺のシチュエーションも非常に大事なのですけれど。

ロメロゾンビシリーズは「サバイバル・オブ・ザ・デッド」で6作目を迎えましたが私にとってはこの「死霊のえじき」はシリーズ中ではランキングが最も低くなってしまいます。その理由も明白で私がゾンビ映画にに求める“死の主張”対する“死を笑うもの”の図式が希薄な事にあります。先にも書きましたが“死の主張”たるゾンビ達の存在感はシリーズ中最も高く素晴らしいのですが、対する“死をあざけ笑う”ような人々の存在感が弱い為です。実験材料やゾンビ標本に見るゾンビ虐待をイメージさせるシーンはあるのですが、研究という括りと見ると、ゾンビ達を楽しみながら撃ちまくったりからかうと言う存在には遠く及ばず。それともうひとつは「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の冒頭の墓場シーンや「ゾンビ」の牧師が祈りを捧げたという地下の死体置場と言ったような“死者が蘇って来た”と感じさせるシーンも際立った感無く、そう言った意味では私にとってはシリーズの中でもこの作品だけが異質な感覚です。

まだここまでの三部作しか存在しない頃、実はロメロゾンビが“人がただ死んだだけで蘇る”と信じていた私には、この作品だけは何度見ても“死んだだけで蘇るのではないのかも”と不安に落ち入る瞬間がありました。博士が撃たれて死んでから蘇らないのを不審に思ったからですが、バブのその後の行動を踏まえるに、きっと見えないところで脳に損傷を受けたのだろうと思うようにしました(笑) そういったゾンビ定義は後に見る「ランド・オブ・ザ・デッド/ディレクターズカット」のコメンタリーでロメロ監督自身の発言から揺るぎないものになりましたが。

それでも映画的に見ると、終末世界に落ち入ったにも関わらず己の主張を通し自らが信じる道だけをつき進む相容れない人間模様を狂っているように描き出した秀作ではありました。管理体制の軍人には軍人の、解らない事は無いと信じる研究者には研究者の、抑制や科学を信じない傍観者には傍観者の、それぞれの行為が他の相手には異常で全く受け入れ難い存在として取り上げられ、誰が正しいかも間違いかも示さない相関図は曖昧さが見事でした。

完全版収録のメイキング映像で80年代という時代は政治や軍への不信や金融制度の崩壊による不安と言った今まで築いたものが意味を成さなくなった時代と語ったロメロ監督ですが、それを踏まえつつ考えれば、不信や不安を招く考え方の違いや価値観の隔たりが最たる題材で、三部作最終段階にあって人間が人間を滅亡に導くという状態がはっきりしてしまえば、“死者の主張”や“死を笑うもの”の入り込む余地などもはや必要はないでしょう。それはミゲルのしでかした“人の手によって全てを終わらせようとする行為”からも伝わって来ます。

さらにもうひとつ、「死霊のえじき」にはゾンビ側からも驚異的な事実が放たれていました。博士によるバブのゾンビの飼いならし実験から導き出された危険行為です。ゾンビは生前の記憶に伴った行動を示す事から様々な文明技術に気付かせようとカミソリやカセットプレイヤー、果ては拳銃まで与えます。そしてバブは拳銃の引き金を引く事に気が付き、食欲衝動を満足させてくれた博士の死に憤り嘆き悲しむの様な行動を見せ、拳銃を人に向け発砲します。これは親しく接してしてくれた博士に対する報復行為ととれますが、そのシチュエーションがもしバブの忘れられない思い出と重なった生前の記憶に従った行為だとしたらと思い、私はこれを「ゾンビは拳銃でも人を殺せるんだな」と単純に恐ろしく感じて、ゾンビ達が喰い殺す以外の“人間を殺す手段”に道具も活かせると示した瞬間とも観ました。ゾンビ達が示す行動には常に死に導くと附随すると捉えれば、後に描かれる「ランド・オブ・ザ・デッド」や「サバイバル・オブ・ザ・デッド」も、それぞれいっそうの終末観へと誘ってくる恐ろしくも素晴らしい作品と見る事が出来ました。相変わらずの個人的な解釈ではありますが、そう言った面も踏まえて見ればそれらの終末観は常に最高潮で痺れてきます。私が「サバイバル…」のレビューで書き記した“新事実から示された人類滅亡への向けての捉え方”は、すでにこの「…えじき」で描かれていた事が考えるきっかけになっていたのでした。それはすべてロメロ監督の演出から導かれた事柄で、私自らの想像力から来たものではないと断言し付け加えておきます。


「死霊のえじき」
…ゾンビ世界が導いた人のひとつの末路。
旧三部作最終章に相応しい存在感でした。

さて、以上が私が「死霊のえじき」に抱いた感想です。
これから完全版に収録のオリジナル脚本「DAY OF THE DEAD」を
読む事になります。初見です。「…えじき」のレビュー書き終えるまではと
我慢していました(笑)。読後に考え方も変わる可能性もあります。
どんな内容か非常に楽しみです♪


>画像、チラシより。

傑作。満点。

前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の世界観を引き継いだ
ロメロ監督初の続編製作にあたる本作は予想を上回る程の出来。
「ダイアリー…」をも凌ぐ傑作でした。すごい。面白い。
まさかそう来るとは思いもよらず。私の観たいゾンビ盛り沢山。

ダイアリー・オブ・ザ・デッド」でロメロ監督から向けられた
人類への矛先は本気だった!! タイトルもそのものズバリ
「死者の生き残り」。これはまずいぞ、人類!!
考えようによっては本作のこの終末観は全てのロメロゾンビ作品に
比べても最も強く、シビアさを増して来る!! 痺れます、とことん。
それで傑作と呼べないわけが無い。

混乱に乗じ州兵を離脱し略奪者となったグループ率いるサージ。
死者が歩き出し蔓延る世界から逃れようと車を走らせ続ける。
そんな中、出会った若い男から安全な島があるという動画を見せられ、
疑いながらも港に向かいフェリーを動かすと島を目指す。
しかし待ち受けていたのは、死者を人間に害の無い様に調教しようと
する一族で、それに反撥する老人との争いに巻き込まれてしまい…


素晴らしかったです、いくつかの新事実の解明。
描かれていなかった盲点をこのタイミングで出して来るとは!!
しかもタイミングばっちり合っているじゃないですか。
絶対意図していたタイミングに思えて仕方ありません。

まさにはっきりと、人類滅亡へのカウントダウンが始まった!!
最終段階までまだまだ隠し種出て来そう。
今後の展開が増々楽しみです。

>借りて来たゾンビ。

ドイツから発生したゾンビ達はなかなかグチョグチョで
とにかく食べたがり食いしん坊さんゾンビの印象。
人間達はひたすら化物然としたゾンビ達を切って刻んで撃ちまくり、
水っぽい真っ赤な血を泉のように吹き出させるのです。

とある場所でゲリラ的にパーティが開かれ客が集まる。
会場に張られたパイプの先には謎のタンクが隠されていて
そこから液体が漏れ始め、客達にかかると見る見るうちに
皮膚はただれ、歯が尖り、やがてゾンビに変貌すると
会場にいた客達を次々と襲い始めた…!!!


マッドサイエンティストも好きな私としてはまずまず楽しめました。
登場する科学者が易っぽいながらも自己中心的なイカレっぷり。
ラストシーンがいまいち理解し辛い終わり方なので作品としては
微妙でしたが、ゾンビ狩りの理由がおかしいので良しです。

☆以下、内容に触れています。
ちょっと整理しながら書き綴ってみます。

ゾンビ狩りに赴くやつらが実に雑で、なんと暇つぶしと
うさ晴らしだけの為にゾンビ狩りをしてると言い放つ!!
脇役ならともかく、あからさまにこういったやつらが物語の要なのも
潔いかも。個人的にゾンビ映画に期待しているものは、
そう言った「死を笑う」者に対する「死の主張」めいたゾンビの
ニュアンスなので、こういったおかしな連中がいてくれた方が
物語的には面白く感じます…が、肝心のゾンビ達がただの化物然とした
単なるやられ役ゾンビ態で私が求めたいゾンビ達の雰囲気は
死んでいるのかもはっきり描かれておらず薄い印象。
両立していれば言う事無いのですが。

さて、ゾンビ発生の原因は科学者が研究途中の「人の寿命を延ばす薬」から
産み出された謎の緑色の液体成分。この液体を用いマウス実験した所
マウスが死んで蘇り、他のマウスを喰い始めたと言う事。
人ばかりではなく動物にも有効なゾンビ液なんですね。
その液体の人的効果を知る為に,科学者がゲリラパーティ会場に
仕込み液体散布した事からジャーマンゾンビ達が大量発生。
パーティの主催関係者だったチンピラ風の男達が生き残り、
会場へ様子を確認しにやって来た科学者を捕まえ問いつめ
解毒剤を作られようとしながらもゾンビ狩りが始まるワケです。

街の様子はと言うと科学者の弟がゾンビに怪我を負わされての
ゾンビ化というぐらいで、他はあまり描かれていないので
街がどんな事態になっているのか解らないです。
さらには科学者のいた研究施設が何故か壊されていて
研究続行不可能となってしまった様子。

そんな中、一体の死なないゾンビが現れます。
…一応死んでいるはずなので死なないと書くのはおかしいか?
それとも死んでない?とにかく倒せない奴らしいです(笑)
このゾンビはボス的雰囲気で生きた女性を捕まえて性的行為を
始めようとします。性欲のある不死身ゾンビも珍しい。
そいつは驚く事に銃弾を受けてもなんと穴が塞がる!!
この不死身と化したゾンビ男は以前科学者と面識があり
パーティ会場入場者ゾンビ化実験にも関わっているとの事。
科学者はこの不死身ゾンビ男に生前会っていて具合の悪くなった時に
沈痛剤と偽ってゾンビ液とは違う液体を注射していたのでした。
不死身作用はどうやらその液体とゾンビ液の合わさった作用らしい。
なんか適当で凄いな!! この発想力はB級→Z級映画には大事ですよ。

しかしながら研究を続けられなくなった科学者に
不死身ゾンビは手に負えないのか、ガスタンクで大爆発を
起こさせ始末にこぎ着ける。…が葬ったと思った不死身ゾンビは
瓦礫の中から姿を現してしまいとても元気。

「人の寿命を延ばす研究が続けたかったんだ」
そんな事を言い残した、狂った科学者は自ら防護マスクを被り
広大な麦畑で真っ赤な得体の知れない気体を散布し始め
終わりを迎えます。

…このラストの意図する事がはっきり伝わって来ないのですが
察するに、研究出来なくなった世の中なんか滅びちまえ!!
あるいは、人間全員実験体になっちまえ!!…と、言った所でしょうか。
本人は防護マスクしているので何かしらの害がある気体と
言う事でしょうけれど、緑色の液体の事には触れていましたが
赤い気体の事は言っていなかったような…兎に角、科学者さんは
研究を続けたかったと言う事ははっきりして終わっています。

まぁ、要するにマッド・サイエンティストの考える事ですから
凡人には解りかねますって事で(笑)
…ってある意味、実験成功してませんか?これ(爆)


及第点及ばず…ながら、登場人物達がおかしな態で楽しめました。

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>借りて来たゾンビ。

ブードゥー、ウイルス、取り憑かれ…
ゾンビに色々あるけれど、変わり種ゾンビも稀に見ます。
魔力によって死者が蘇るのは割と存在しますが
こちらは魔力には違いないのですが死者が蘇るわけでは無く、
なんとお化け屋敷の仮装した姿が
そのままの化物になってしまうという離れ業。

吸血鬼に扮せば吸血鬼に。悪鬼に扮すれば悪鬼に。
そしてゾンビに扮していればゾンビになってしまうんです。
…なんだか、ほのぼのとしたかわいらしい態。

作品自体ものほほんとしてほのぼの感漂うホラーです(笑)
ほのぼのホラーってホラーじゃない?
いえいえ無ければ新ジャンル作ってあげましょう。

毎年ハロウィンに集まってお化け屋敷を主催する人々。
今年も手作りでお化け屋敷の支度を始める。
ジャック老人はこの日の為に小道具を揃えてくれる有り難い人物。
世界中を回り集めた品物の中に一冊の古びた本が入っていて
学校でそう言った分野を学んでいた女性が見た所
どうやら呪文書らしいとの事。それでも小道具として
持っていかれてしまった本は、ある人物の手に渡ると
魔力が加えられたお化け屋敷は本物の化物が徘徊する
恐怖の空間と化したのだった!!
なぜ?どうして?真の目的は…!?


…ちょっと大袈裟に書きました。
パッケージも大袈裟ですしね…(笑)
とりあえずゾンビものは頭に入れておきたい方、
未見でしたら参考までにいかがでしょうか?

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