“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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めざせ!! ゾンビ小説家!!
ゾンビが好きすぎて自作のお話なんか
拵えております。興味のある方は寄って
みて下さい。とは言え、なにぶん素人の
書く物語なので大目にみて下さいね〜。
ひとまず秘かに裏道へと進みます。
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一節が非常に短くちょっとした合間に
読めるので、育児の傍らにも最適(笑)
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興味のある方は是非お手にどうぞ!!
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プロフィール。
HN:
死霊の南瓜金助
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
自己紹介:
→私的暫定ゾンビランキング(〜2014)ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
ゾンビと歩む。
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☆相互リンクさせて頂きました。
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>画像、捕獲DVDより。
2011年製作のドイツ映画 「END エンド」は静かに展開するものの珍種ゾンビが我が物顔で暴れまくる佳作の感。
ウイルス感染によるゾンビ態は面白い解釈で、進化するウイルスと言う設定からの影響なのかゾンビもバリエーションが豊富で非常にユニークで味わい深い逸品に感じました。
◆ドイツ・ケルンの街で突然人が狂ったように人を襲い始め食らい付く。人影の消えた街を彷徨っていたトムは古い基地の跡地を拠点に事態を把握しようとしていた。やがて生存者達と出会い、真実を知るものの口から語られた内容とは…?
☆以下、内容に触れています。
国家安全保障局傘下のバイオテク企業が作ったウイルス「ランチハンド」は、農作物の遺伝子組み換えに活用され異種交配せずに新たな品種を造り出す性質で紫外線にあたると死滅する筈であったにも拘らず、突然変異を起こし増殖をくり返すうちに抵抗力を持ってしまったという代物。「ランチハンド」は触れるだけでも変異を起こす強力な感染力を持ってはいるけれど人間の中には免疫を持つ者が存在していて感染を免れている模様。ゾンビ化した人間達は自ら粉状・粘液状の何かを吐き、ウイルスをまき散らしているような気配も伺える。
そのランチハンドゾンビは、ウイルスの自発的進化を促す性質の影響からか特異な変化をしている様子。ウイルス自体の“紫外線に弱い”という影響がゾンビに現れていると考えてみるとなかなか興味深い種類に思えて来ます。
紫外線の影響で視力が弱くなったり皮膚が異常を起こす事態は日常でもよく取りあげられていますが、その点を踏まえて考えるとランチハンドゾンビの行動や皮膚の変質など多様化していてゾンビを観察する上では非常に面白い存在感です。ゆっくりと歩き夜は行動しないゾンビから始まり、素早く走るゾンビ、フェンスや壁をよじ登れるゾンビ、そして目のないゾンビ、目の進化したゾンビなど様々な姿を見せ、一作品でこう言った変異を示したものも貴重なのではないでしょうか。
ウイルスによる人体の変化はバイオハザードの「T-ウイルス」が有名ですが、物語が進むにつれ、ウイルスが人体を変える様を紫外線の影響とするならば、紫外線にあたっているから調子が悪く動きが遅いのか?、紫外線の影響で視力が弱まり夜は見えにくくて行動しないのか?、紫外線にあたる時間を少なくする為に動きが速くなったのか?、紫外線が嫌いだから目が塞がれるのか?、紫外線から目を防ぐ目的で瞬膜が出来ているのか?、などとぞれぞれの存在を追って変異を考えさせて来た経験は始めてで非常に楽しかったです。
電源を失えば原発の冷却装置が働かず大惨事を起こすと言い放った場面はシビアに響いた。ゾンビ作品は数多あれどこうも直接的は言い方はちょっと思い起こす程度では思い当たりませんでした。なぜか電源は確保出来ている世界感に違和感はあるもののあえて語らないのが定石のゾンビ映画のあら七不思議。そんな中、2000年問題の頃より防護服を纏い続けている男性キャラが突拍子もなくも嵌り、小心キャラが世紀末で成長する的なお話は多いですが、彼のマイナスからのジャンプアップする成長ぶりを見た場面では、ここまでの終末世界ではより輝いて感じるものだなと思え、絶望的な世界に垣間みる希望的な勇気も好ましかったです。
曲解も多々あるとは思いますが、世界観を堪能出来た作品でした。
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>画像、捕獲DVDより。
数多存在するゾンビ映画ですが、戦争兵器として“死なない兵士を作りだす“だったり“敵国に生物兵器をまき散らしゾンビ化させ共倒れさせる”など、戦争に於けるゾンビ投入計画が開発段階で頓挫し現在に至る的なニュアンスは数々あれど、まさに戦時中にゾンビ兵の投入あるいは生物兵器散布と言った直接的な描写のある作品は、なぜかすぐには思い当たりません。遠い記憶の彼方で思い出せないかあるいは私がまだ出会っていないのかも知れませんので戦時中ゾンビ投入作品をご存知の方がいらっしゃいましたら情報をお寄せ下さい。
そんな私の観た事のあるゾンビ作品の中で、“戦時中の直接投入されているゾンビ”をようやく思い当たったのが本作「デッドマン ソルジャーズ」でした。死者が蘇り…といったいわゆるゾンビではないのですが、人間性を失った存在としてのゾンビ態であれば、本作も辛うじてゾンビ作品。内容は張り切ってはいるものの空回り感が身に染みる奇天烈展開ですが“戦時中にゾンビが直接投入されている描写のある”数少ない兵器ニュアンスのゾンビ作品と考えれば貴重な作品でそういった意味での価値のあるアイテムではないでしょうか(笑)。…出て来るゾンビの数自体も数少ないのですが(汗)。しかしこの内容にそぐわないイメージのDVDパッケージイラストが幻の戦時中のゾンビ兵直接投入の雰囲気を醸し出してワクワクさせられてしまいます(笑)。パッケージもまぎれもなくひとつのゾンビ作品ですので見ていて楽しいです。素晴らしい仕事しています。
◆第二次世界大戦末期にドイツ占領下のフランスに潜入したシュミット大尉は銃弾を喰らっても動き続ける得体の知れない兵士を目撃した。その経験からドイツが投入している奇怪な兵士を調査するため、数名の仲間を引き連れ研究施設のあると言われている廃墟へ潜入を試みる。そこで彼らが目にしたドイツ軍の研究の実態とは…
☆以下、内容に触れています。
ドイツ軍が兵力強化のため、科学者に研究させていたのは弾丸を打ち込んでもなかなか倒せない強化戦士。各地で目撃されている所をみると、実験段階かは把握出来ませんでしたが実戦で戦うよう投入されている様子。若干ゾンビ色は薄い気もしますが、一端倒してからの動き出しはゾンビ的だし当ブログとしては実戦配備ゾンビと捉えたく現段階ではやはり貴重な作品としておきたい所。味方をも襲ってしまう場面は無いので、何かしらでコントロール出来るか敵味方の区別はつくか敵陣に出くわした時のみ投薬し変身と考えられますが、そんな凶暴な兵士が導入されているとなれば驚異の何ものでもないでしょう。恐ろしやゾンビ兵士。劇中もう一種研究中らしき化物が登場しておりまして、スタミナ重視の強者で狼人間的な存在。咬まれれば感染するし人間を狼人間にしてしまう研究もある意味佳境を迎えていた様子。ゾンビ兵に狼人間…ドイツ軍科学者は凄い技術を開発していたものですね。
いつの日か、まるごと戦時中ゾンビ投入だけって言うゾンビ映画を観てみたいなぁ。不死身の兵士達が銃乱射しながら獲物を喰らっているやら、生物兵器で死者復活から元味方見境無く喰いまくりに、敵味方ゾンビ兵だらけ延々終わり無き人体破壊バトル…など、そんなエピソードもどっさり観てみたいです。
>衛星より受信。
◆アメリカ南北戦争の終結間もない時代にゾンビが現われていたと言う手記から語られるゾンビの真実。ゾンビ化した家族を自らの手で葬ると言う失意の中、息子との約束の地を思い出し目指す。旅の途中に出会った男に妹の救出を頼まれ、仕方なく手を貸す事になったのだが、妹をさらったのは復権を狙う南軍の集団でゾンビへの免疫を持つものを探し出そうと人体実験をくり返す非人道的な一味だった…
南北戦争の時代にゾンビが現れたと言った解説を読んで、私は勝手に戦争の為にゾンビが造り出されていたと連想。南軍の残党は手当たり次第生きた人間を捉えてはゾンビに咬ませ、その中から感染せずに済む免疫を持った人間を捜し出す事に躍起。原因が定かではないのはゾンビ映画の常套手段ではありますが、本作もまたそれに準ずる世界観かと思い気や「なんだそっちか!!」と意表を付かれた格好(笑)。しかも世界各地でゾンビ事件が発生している原因は全てこれが原因とする何とも大胆な構図。他の地でもゾンビが存在していてそれらもひっくるめて種明かしをしてしまうなんて随分と思いきった設定です(笑)。
ゾンビの特徴として手記に記されていた事柄は、[生前の記憶は無く凶暴性に支配されている/嗅覚・聴覚・視覚は機能している/炎を怖がる/襲って来るのは人の気配を感じたか生前の記憶をたどった故か/人の食べ物には興味を示さない/頭を打ち抜けば死ぬ/ゾンビを救える望みは薄く死が唯一の解決策/唾液が血液中に入り感染、肉に飢え続ける]…と言ったことらしい。観察記録は当ブログ的にも有り難いです(笑)。他には馬が噛まれ気力を失うと言った、人以外への影響も描かれ興味深いです。
☆以下、内容に触れています。
同じ系統の映画にも言及していますので本作を観賞後にお読み下さい。
ゾンビ化の原因は結局の所、「死霊のはらわた」や「RECシリーズ」に分類される“悪魔憑き”の類で、古代儀式を知る人物が妹を殺され、死んでしまった妹を生き返らせたいが為に儀式を行ったけれど、生き返った妹は生前の妹ではなく化物と化していて、その妹に咬まれた人は一度死んだあと化物として蘇る。これが事の発端の様です。私は南北戦争での北側の何らかの兵器としてゾンビが投入されていたと想像していて、ゾンビが“直接的”に兵器として投入されている作品てあまり見かけない気がするので、それだったら珍しいなと思って期待していたのですが、真逆の展開で面喰らいました(笑)。それはそれでぎゃふんと言わされ楽しかったですけれどね(笑)。しかも悪魔憑き系のお話なのに免疫を持つ人間が発見され、“そうすれば”全人類も安泰的なニュアンス。「REC」ではあんなに苦心していた悪魔を免疫で排除する研究が本作ではあっさりと完結です。しかも南北戦争時代に。古代儀式から産み出された謎の存在に有効な免疫ってどんな仕組みなのだろうか…悪魔に聖水的なニュアンス?信仰心の厚い人間の体液?精神論?根性で治せ?ゾンビって気合いでどうにかなりそう?ゾンビ作品でたまに聞ける究極の名言「オレもがんばってゾンビにならないように努力する」って方式は果して成り立つのか?!…奥深い
興味を持ったのは「落とし穴ゾンビ」。あれだけあからさまな人為的な罠としてお目にかかったのは私の記憶ではちょっと思い出せませんが…なかなか画期的なのではないでしょうか。
人里離れた自然の中での展開にお話的も際立った印象は薄いので作品的にはこじんまりとした印象ですが、個人的な思い込みから振り幅が大きく、着地点の奥深さを改めて気付かされユニークに感じてしまった(笑)。これもB級センスの醍醐味?楽しかったです。
>衛星より受信。
ただただ不安感がつのる、それだけの作品。
故に恐ろしさを秘めた佳作の感あり。
◆耳の不自由な娘と妻の三人で慎ましくも幸せに暮らす男カーティスは、いつからか悪夢に悩まされていた。その夢は、巨大な竜巻がせまり、嵐はエンジンオイルの様な雨粒の雨を伴い降り注ぎ、雨を浴びた人々が狂って襲って来ると言うもの。空でうねる鳥の群や大量の稲光を見、次第にカーティスには夢が現実味を帯び、やがて大災害が発生すると信じ避難用シェルター作りに没頭し始める。家族や友人がカーティスの異常な行動に不信感を募らせていく中、カーティスの常軌を逸した行動の待つ先には…
ゾンビを主軸に展開しております当ブログでは、まず本作はゾンビ出現への始まりを描いたプロローグ的パニック作品と位置付け、考えてみたい所です。エンジンオイルのような雨粒を浴びた人々は気が狂い襲って来る…人間性を失った生きているタイプのゾンビパターンの感は強いですが、夢とは言えガラス窓越しにはっきり見えない雨を伴ったゾンビは気味悪く描かれ、ゾンビ作品としての片鱗は伺える所でしょう。ゾンビ発生の前のお話だけってなかなか無いかも(笑)。当ブログでは本作はそれだけでも充分堪能できる逸品でした。
☆以下、内容に触れています。
とは言え、かなり痛烈にありそうな破綻を挟み込んで来るので結構シビアな印象を受けました。不信、拒絶、信頼関係の崩壊、散財、借金地獄、判断力の欠如、ある愛の姿…それらを踏み越えた先にあるシェルターの示す意味は一体なんなのか。現実か否かは観客それぞれの印象で変わると思いますが、個人的に印象に残ったのは思いは、夢か現実かは重要ではなく、人間を狂わせる毒をまき散らす嵐が本当に来たとしても、妄想で終るのだとしても、あの増築シェルターは、その構造で、攻撃してくる“嵐”に耐え、これから住むであろうの“自分達以外は敵”となる世界から、家族を守りきれるのか…と言った事だけでした。
嵐は必ず襲って来る…どんな形であっても。
本作に偽りなど存在しない事は確かです。
>画像、捕獲DVDより。→君はゾンビに恋してる(amazon)
楽しくも感傷的エログロイノセンス。
友松監督流(?)のゾンビ起源回帰とも思えるゾンビパウダー型×新機軸おしゃべり死体。普通にべらべら喋るゾンビはたまに見かけますがが本作もどこか愛嬌があっておかしいです。経験を重ね真の愛に気付くセンチメンタルゾンビテイルの傑作。感動的でもあり非常に好かったです。
天真爛漫かつ非常に無邪気な雰囲気が可愛らしいヒトミちゃん。羽田あいさんの容姿と能天気であっけらかんとしたキャラ設定が合っています。友松監督作では「ステーシー」のカナちゃんに絆されましたが、ここでまたもやゾンビに恋させられるとは…。激烈に可愛いバラバラガーリィキューティゾンビ。しかも口の中を血で真っ赤にしながら血を垂らしブツブツ言うの反則です(笑)こう言うゾンビ娘に痺れてしまう。ヒトミちゃんは私の中では指折り名ゾンビキャラの確定です。ラストがまた可愛気発揮でタイトル通り、私もゾンビに恋してしまいましたとも(笑)
幸いにも友松監督とツイッター上でお話をさせて頂いたので、その辺りも交えて感想等まとめてみたいと思います。
☆以下、内容に触れています。
ゾンビ好きだったヒトミちゃんがジェイソン系に気が行ってしまったのは、ジェイソンが死体だからだと思っていたのですが、友松監督曰く「そこまで考えていなかった」との事(汗)。個人的な思い込みで感想を述べますが、ヒトミちゃんは13金にも精通しているようですので、山田のあのホッケーマスクの下に心のどこかでジェイソン・ボーヒーズの腐乱死体を思い描いていたに違いない筈なんですよ(笑)。友松監督に「今の所気付かれてていなさそうなのでそう言う事にしておいて下さい」とお願いしてみた所、「じゃあそういうことで!」とあっさりした返答を頂きました。友松監督、潔すぎの心意気。という事ですので、その辺りの“死体繋がり”はそう言う事にしておいて下さいね、皆様。
ジェイソンマスクの下に腐乱死体を思い描いていたと思ったのには理由がありまして、“汗だくベッドシーンでもバックショットで一瞬目の輝くが見られる以外ずっと目を瞑っていた”と言うシーンからそう感じました。体では生身の相手でも心では別の相手を感じながらというのはよく聞く話ですから。個人的にはジェイソンはゾンビに入れてしまっているので“ジェイソン=ゾンビ”ってすぐ繋げてしまったのですが、友松監督はそう言う考えからではなく「やっぱり女はスポーツマンに惹かれるのかよ!」と言った感覚だったようで、ジェイソンのマッチョぶりにモテ系スポーツマンをイメージし、ダウナー引きこもり系ゾンビとの対比のように捉えていたとの事らしいです。ホッケーマスク=スポーツマンとは考え及びませんでしたが、ダウナーとマッスルから死と生の対局を暗示を彷彿とさせ、あのヒトミちゃん×山田の汗だくセックスシーンの生々しい生を謳歌していそうな勢いをもって、“好き”から“全否定”は女の子常套手段としてよく耳にしますが、その手の平返し転じ表裏一体の本質から生者のアンチテーゼの先に死者=ゾンビを感じられたのもなかなか味わい深いです。友松監督ご自身でも「確かにだいたいそのような構図を想定しつつ、究極は可愛いゾンビカップルを描きたかった感じ」と最後に仰っていました。
ジェイソン山田がスポーツマンタイプとは思いもよりませんでしたが(笑)、単なる殺人鬼のアイコンとして考えても、ラストシーンの腐乱&バラバラの今世紀最高のベスト死体カップル誕生に一役買う人物ですので、物語りの展開上でも殺人鬼として非常に解り易くてよかったです。
ゾンビ映画史上最高に可愛らしいゾンビカップルの登場する本作。個人的には同じく友松監督作の傑作邦画ゾンビ「ステーシー」に匹敵するくらいの素晴らしさでした。これはまことに至極感服。お見事でした。
>画像、捕獲DVDより。
唖然とする展開と突拍子もない設定が素晴らしい。タイトルにも有りますように“ゾンビ特急地獄行き”は相当に素敵な邦題だと思います。登場するゾンビ達も白目剥き出し(には理由がある)で目、鼻、耳、口元から鮮血を垂れ流している形相でかなり怖い。クライマックスの暗がりでうごめく姿はなかなかに見事な絵面で引き込まれます。
◆1906年、中国のとある氷壁から氷づけのミイラが発見される。発見者のサクストン教授はシベリア横断鉄道で移送を始めるのだが、ミイラに近づいた者達が次々と変死を遂げ、いつしかミイラも行方不明に。乗り合わせていたドクター・ウェルズとの調査でミイラの謎に立ち向かうのだが…
☆以下、内容に触れています。
氷壁から発見された類人猿の死体…これをを列車で運ぶと言う内容なのですが、道すがら次々と転がる死体。しかも白目をむいて目と鼻と耳そして口元から血を流しながら。これがなかなかに気味が悪い。地球外生命体が思考力(?)で人間の脳をいじくると血が出るらしいですが「28日後…」へと繋がる出血系ゾンビの系譜と言えるでしょうか。
しかしながら当の白目むきゾンビ達、襲い来るだけで登場する場面もクライマックスのみと、もっと浸っていたかったというのが正直な所ですが、それでも死者が蘇ると言ったゾンビたる不気味な存在感はしっかり発揮していてムードのある音楽の中で暗がりに浮かび上がるコントラストは見応え充分でした。
この地球外生命体、太古の恐竜が生息していた頃から地球に来ているエネルギー体の様で、言わば歴史の生き証人。類人猿のミイラから抜き出した目玉より採取した液体を顕微鏡で覗くと、恐竜の姿が見られると言う画期的な生物。その中には当ブログで注目の翼竜(笑)のプテロダクティル(ス)の姿もあり感慨深く、更には生命体から記憶を奪う事が出来、その上思考力で類人猿のミイラから人間にそしてゾンビの群れを操ると言うかなり驚異的な存在。
そこへ神父も絡んでくるから追放された悪魔が帰って来た等と悪魔的ニュアンスも含み、ミイラに地球外生命体に悪魔にゾンビと、何でもありの盛り沢山ホラーの様相が形成されて圧巻。文字通りクライマックスに向けて突っ走る“暴走”ぶりは感動に匹敵するものでした。
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>衛星より受信。
WOWOWにて「トーチウッド 人類不滅の日」が突然の放送開始。突然というのは「ドクター・フー」のスピンオフにして「秘密情報部トーチウッド」の第4シーズンが1〜3の放送なく開始となったからです。私を含め全くの知識なし視聴者はどう捉えるのか若干心配ではありましたが、元々謎多い組織ですから謎だらけでもそう違和感なく(笑)、見始めた第1話での掴みは見事でした。大掛かりな大爆発で1話を締めくくった強引な力技は大それた出発地点、まず面白かった。
当ブログ的にはやはり死ななくなった人類を“いわゆるゾンビ”と当てはめる事が出来るのか否かに刮目しつつ鑑賞しました。第4シーズン全10話見終えたわけですが、死んでいてもおかしくない状態の人間が死なないと言う凄まじさはご覧になって頂いた方がわかりやすいですが、これはこれで“いわゆるゾンビ態”を凌駕してしまいそうな存在感はあるかと。これには至極感服。“死んでいると言う事はその体に宿す様々な弊害をもたらす”という“いわゆるゾンビ”作品ではそう見受けられないニュアンス。生ける屍は存在するだけで爆弾になりうると言う描き方。私はゾンビ映画に精通する程作品を観ているわけでは無いので、そう言った設定を踏まえたゾンビは現時点では思い出せず。“いわゆるゾンビ”に食人のみならずそれらの要素を組み込んだら増々恐ろしい存在にレベルアップしそうだと感じ非常に興味深かったです。
☆以下、内容に触れています。
ゾンビニュアンスの記録として物語の順を追いながら記してゆきますと、まずは「人間が死ななくなった世界の違和感の発生」…個人的にゾンビ態としてダメージ体ゾンビが最も恐ろしいビジュアルなのですが、死んでいてもおかしくない状態の人間が動いているのはやはり相当に凄まじい。初めて「サンゲリア」を観た時に次ぐ驚異の再認識かも知れないと言えるかも。
次は「人間が死ななくなった事により巻き起こる弊害が露呈」…“生ける”屍たちの驚異が発覚する。伝染病などのウイルスや細菌が死者の体の中で増殖しまくるらしい。これは死者を細菌兵器として適地に送ると言ったニュアンスでも語られ、相当とんでもない存在。死者が蘇り人を喰らう“いわゆるゾンビ”とは相反する喰らわない動き回らない物静かな存在感ながら“死んでいる筈の人間が生きている人間を蝕む”と考える事も出来、ゾンビニュアンスは高まりを見せてきました。
やがて死者は死者と「生者は死んでいる筈の人々を拒絶し始め、生ける屍への驚異をあからさまにする」…激痛、苦悩、保菌、不治の病への異様な不安。襲っては来ないけれど存在しているだけでも襲いかかるこの驚異…ニュアンスは“いわゆるゾンビ”作品と増々重なり感慨深い展開に。この時点では生者に憤る“死者”の逆襲は起こるのかと期待をしてしまう程。
根本的な医療のあり方もひっくり返る。放っておいても死なないので治りそうな人から優先して治療といった診察順位の逆転。さらに「死んでいる筈の人間が死なずに存在するだけで驚異を感じ巻き起こる騒乱」…生者も相当まいって来ています。増え続ける圧倒的な“生ける屍”達を手に終えなくなった一部の国の政府がやり始めた隔離そして焼却処理。とうとう行き着く所へ行き着いてしまいます。頭を打ち抜くなどして動かなくなった“いわゆるゾンビ”に対する焼却と言う最終的手段を、ある者は意識もあり痛みを感じるであろう状態で焼却処理。苦しみながら焼かれる火焔地獄とはまさにこの事でしょうか…死の線引きが出来なくなった世界で政府の決めた死者達の無害化の線はあまりにも痛烈でした。
しかしながら物語はゾンビ態に固執しているわけでは無いので、展開も終盤になれば人類不滅の究明に向かう様で、「生者VS生ける屍」の様子は殆ど描かれなくなってゆき、蔑ろにされた生ける死者の反乱は描かれず個人的には残念ではありましたが、“いわゆるゾンビ”と照らし合わせて観た事で「生ける屍達が生者に及ぼすであろう影響」の考察が広がり当ブログには大収穫の内容でした。
個人的に他に特筆したいエピソードは最終回の大流血の件でしょう。物語の要となるのはもともと“不老長寿”だった(シリーズ4内では詳細は不明/他シリーズは未確認)主人公キャプテン・ジャック・ハークネス。世界が不死となった際に彼自身も生体が逆転してしまい、なんとこの世でたった1人の“死ぬ人間”になってしまう(!)のですが、その辺りも強引な解釈で最終回に見事に回収。不死の世界を直すため、プログラムを変えるが如くある場所に死んでしまう人間の血を記憶させなければならないのですが、その方法が死ぬ人間の体中の血液をぶちまけると言うなかなかのぶったまげ展開で非常に満足。死んでしまう人間の血を巡ってトリッキーでどえらい保管方法をかますのですがこれも物凄く好きな解釈で感動しました(笑)。
突然のシーズン4からなので細かなキャラ設定や組織構造等は理解出来ていないのですが、それを補ってありあまる強引SFも非常に気持ち好かった。何より不死となった人間の世界を垣間みた気になれ物語を堪能出来ました。相当面白かったです。ゾンビの好きな方は参考までに御覧になるのも一興かと。
>借りて来たゾンビ。
劇中に出て来る警戒標識の意味を調べてから改めて感想を書こうと思っていてすっかり忘れ(笑)ていました「コリン LOVE OF THE DEAD」。先日Twitterで本作の話題が出まして思い出しました。セルDVDを捕獲して監督コメンタリー等を聞く前にひとまず初見で感じていた事を羅列しておこうと思います。劇場公開及びDVD発売から随分と経っていますので、出揃っている感想でしたらご容赦下さい。
物語は単純。死者が蘇った世界でゾンビになってしまったコリンの、友達の家らしき場所から恋人の下へと赴くロードムービー的仕様。個人的にはなかなかよく出来た秀作に思えました。ゾンビを主軸に取り巻く環境や立場等目新しい部分も見られユニークでした。
☆以下、内容に触れています。
当ブログ的に特筆したい所はコリンが落ちた地下倉庫にいた数名の女性ゾンビが監禁している男を恐れている様子でしょうか。ゾンビを捕獲して地下倉庫に匿うとはちょっと考えられないので、彼女達が生前どれだけ惨い仕打ちをされて息絶え、それが行動に出る程深層に入り込んだのか…連続監禁殺人鬼だとするとゾンビ禍の事態も構わずそれを続けているイカレ野郎。「パキスタン・ゾンビ」とはまた違ったニュアンスで恐ろしい気違い人間ではないでしょうか。その監禁女性ソンビ達は視力の弱そうな者もいてどうやら暗闇など見えない様子で視覚に頼っている感じも興味深かったです。ゾンビの頭を水につけるとおとなしくなると言う態も気になりました。
家族が記憶を蘇らせようとする様子ももの悲しいシチュエーションで好みでしたし、とある家の中に押し寄せたゾンビ達とその中にいた人間達のぎゅうぎゅう詰めの攻防が目新しく感じすばらしかった。処理部隊が咬まれた人間を生きたまま処分する雰囲気も強烈で世界観が引き締まっていてその辺りもよかったと思います。
さて主人公のコリン、悲しきゾンビ。
旅の途中では心無い人間に靴を盗まれそうになったり、袋被せられて捕まったり、変な地下倉庫に落ちてしまったりと、思うように動かせない体で歩き続け、最後は処理部隊の投げ込む爆弾にさらされてしまい、顔半分はずる剥けになってしまいますが、そうなってまでもただひたすら進む彼女の家に何があるのでしょうか…
彼女にかかって来た電話の相手は?
彼女の気持ちはコリンに向いていたのだろうか?
ダミアンに会いに行った理由は?
本編を見終えて振り返る。途中、道路の警戒標識を見つめるコリン。印象に残る横向き矢印が二本別の方向を指している警戒標識。調べてみると、どうやらこれは“2車線道路と交差”の意らしい。彼女とダミアン二人の間に割って入るコリンの状況か?さらに彼女の家では矢印が立て向きが二本別方向を指す警戒標識が。こちらは“前方対面通行”の意らしい。すれ違うように描かれた矢印はコリンと彼女の状態か?
ゾンビに咬まれた彼女に「蘇らせないで」と頼まれたコリンだったけれど手をくだせず彼女をゾンビにしてしまった事/どうしてすぐに言われた通りにしてあげなかった?/ゾンビになった彼女に咬まれてしまい彼女を仕留めようとした時に躊躇したがトドメをさしてしまった事/自分もゾンビとなるのが決定しているのにも関わらずなぜその時点でとどめをさせた?/咬まれた事でコリンも死にゾンビとなったけれど彼女への思いが消えなかった事/ゾンビ化したコリンが動かなくなってしまった彼女の傍らで何を感じていたのか?…
とどめをさした事への、失った何かへの馳せる思い?
愛するがゆえか、あるいは後悔の念か…
言葉を失いました。
同じゾンビになってまでもすれ違い続けるベクトルの
壮絶にもどかしい様…
絶望の中の更なる絶望…
コリン、どれだけ悲しいんだよ、お前。
動かなくなった彼女の傍らでどうしたいんだよ…
ラストにたたみかける不穏感は巧かったです。斬新さに感心しました。
これでDVD捕獲した時の準備は出来ました。私のもった感想にニュアンスの近いものなのか、答合わせが出来るか…さて、コメンタリーを聞く日を楽しみにしておきます。
amazon→レイプゾンビ LUST OF THE DEAD [DVD]
「STACY」「ゾンビ自衛隊」「君はゾンビに恋してる」…数々の和製ゾンビを輩出し続けるの友松直之監督が送る本格的“世も末”ムービーの決定版。
◆突如男たちが女性をレイプする暴徒と化した事件が各地で勃発。頭を切り落としても心臓を撃ち抜いても死なず、チンポ切り落とすかタマを打ち抜かなければ倒す事が出来ず、射精する毒液を膣内に受けてしまうと女性は死んでしまう。事態をかいくぐりとある寺に逃げ延びた女性4人だったが、その内の1人に異変が起き…
今回嬉しい事にTwitter上にて友松監督とお話しさせて頂く事が出来、それを踏まえて、感じた事等まとめさせて頂きました。
かたや女の子ばかりがゾンビ化する「STACY」そして今回描くは男ばかりがゾンビと化す「レイプゾンビ」。共通点とニュアンスの合致は両作観た方はお解りになっていると思いますが、貪欲にも両極を極めんとする友松監督流アンチテーゼ。監督自身も「STACY」は特別な作品と仰るくらいで本作のシナリオを書く際にもずっと念頭にあったそう。当ブログでも邦画ゾンビN0.1推し「STACY」の同監督が産み落とした姉妹編とくれば推さないわけにはいかないでしょう。
「STACY」へのアンチテーゼと記したもののお話を伺えば、監督が高校生時代に“食欲を伴い人を喰らうロメロゾンビから転じて性欲から殺すゾンビ像”を思い浮かべたそうで、何十年も経て本当に作るとは思っていなかった様子でしたが、そうこうして世に放たれた「レイプゾンビ」はズボン半分降ろして向かって来る呆れるほどバカ状態にも関わらずその淀みない気違い沙汰が甚だしく絶望的絵面。しかも劇中の若い女性の会話の中でチンポ/サキッチョだけ/中出し/公衆便所と耳にすれば世界観は“世も末”の雰囲気が滲み出るものだなと気付かされ目から鱗です。これほど絶望的絵面で世も末な作品はまず思い当たらないでしょう。完璧過ぎる終末の出来上がり。食欲から喰い殺すかわりに繁殖行為で毒殺するゾンビ態は一考すべき対象。喰らう態よりもおぞましく酷い害獣度は当ブログ的には新たなゾンビホラー要素として歓迎したい所。「レイプゾンビ」予告編にロメロ激怒的な煽りもありますが、本編でも“有害な放射線云々”と語られ「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を思い起こすその曖昧な基本設定はいちゾンビ好きとして嬉しく、ワクワクした所でもあります。
☆以下、内容に触れています。
何故、世界中の男性半数以上が女性を犯すゾンビと化したのか…蔓延する凄まじい怪物どもの「レイプゾンビ」せしむる起因はどこにあるのか…。性交せずに身籠る受胎告知から天の岩戸伝説と“女性”に念頭を置いた伝説復古、女性中心で世界が成り立っているという思想を絡め、果ては環境変動から進化する生命体の繁栄をぶちこめば、友松監督流終末が描き出され振り幅広いながらのひとまとめに感服しきり。そして物語は男性を死体と化し女性を死滅させる世に放たれた息吹きを伝えてくる。なんらかの意志か単なる自然のなせる技か…“そうまでして”何故死滅させるのか…終わりと始まり…進み行く故の淘汰は正解のないまま歩み続けるのかもしれないと、そんな気にさせてきました。
ミサイルぶちこまれチキュウすら陵辱、男性は死して害獣、女性は死して臨終、みんなみんなオカサレル“世も末”ゾンビ禍叙事詩。友松監督でなければなし得なかったと言いきれそうな崩壊世界“世も末”終末観は貴重な気配でしょう。当ブログ的には非常に見応えあり見甲斐のある作品でした。
「レイプゾンビ2」を製作中だそうなので、次なる一手とその手腕に期待は高まります。肯定派否定派入り乱れ物議を醸し出し続ける問題作「レイプゾンビ LUST OF THE DEAD」セル&レンタル中です♪
>借りて来たゾンビ
前作「ミートマーケット ゾンビ撃滅作戦」から1年後の話。特殊な世界観と登場人物で展開するスタンスは変わらずで白塗りゾンビも前作同様しっかりとした存在感を見せていました。内容的には屋内が中心で行動が制限され狭苦しい感はありましたがそれを補って有り余る程のおかしくなった世界は奇怪。廃墟をロケーションに選んだ事も雰囲気作りは抜かりない感じ。施設の支配者に研究者そしてその取り巻きが見せる異常ぶりは強烈な印象。前作を見ていないと何が何だか解らないエピソード有り。観ていても唖然としましたが(笑)
◆病原体が蔓延し死者が蘇り人々を喰らい始めて1年が過ぎていた…前作で大惨事を生き延びた一行はゾンビに襲われている女を助け避難所の話を聞くと女と共にそこへ向かう。到着した施設は警察官や軍人が警備して体勢が行き届いている様子。だが避難して来た彼らを待ち受けていた事態は…
☆以下、内容に触れています。
前作でゾンビは寒さに弱いとされたものの冬を越え1年経っても死滅しなかった模様。ゾンビ達の動きも速くなり危機感も増した世界。政府は消滅し警察官や軍人で構成された新しい組織が人間達を管理し始めていた。ナノテクノロジーによって発生したゾンビ態は健在。もはや要である吸血鬼の生き残り二人と光線銃、そしてなんと前回首を引っこ抜かれ死んだと思われたアズールも復活したりと奇妙な世界観満載は相変わらず。さすがアズールです。仲間の危機に突如現れゾンビ達を薙ぎ倒し消える荒技は驚きと笑いに唖然…前作で悪魔を名乗っただけの事はあります。この何でも有り感は個人的には楽しい。
今回の描き所は性と食の欲望に満ちた喰らいつきでしょうか。施設で暮らすイカレ研究者が肉の塊や頭皮剥がした頭蓋骨にファックする姿の異様さは直接描写はないものの抜群。肉に突っ込む、淫行へ誘う、引っこ抜くといったポコチンに向けた刺激で展開するスタンスも興味深いです。加え警官や軍人達のバラバラ生人肉お食事シーンもかなりの気違いぶりで狂気もお腹いっぱい。食糧難はやはり人肉食べちゃいますか。さらに自分の内臓を自分で食べるゾンビも現れおかしさも振り切ってます。なかなか極まったシーンの連続で見応えは充分でした。どうしてもやりたかったエピソードたちに心意気をヒシヒシと感じ、ポコチンに執着する姿勢も恐れいりました。
ゾンビ率は前作より下がって人間側の話が主ですが個人的には前作より狂気ニュアンスが高く行き詰まった感は伝わって来て満足の行く作品でした。