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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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なんとなくつぶやいています。



手持ち無沙汰に一コマゾンビつぶやき
「TWITTER OF THE LIVING DEAD」
などと気がむいたらやってたり(苦笑)
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ひとまず秘かに裏道へと進みます。
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ジョージ・A・ロメロ監督作。
☆ゾンビ新時代到来の息吹を最後に…
ロメロ監督の思惑は果して…?!



当ブログ的ロメロゾンビ考察一覧

☆2017年7月16日に肺ガンで
他界されてしまいました…
この世にゾンビを放ってくれて
ありがとう・・・
新着ゾンビ小説紹介。
☆「ゾンビ百人一首」
作者の青蓮さんのご厚意で拝読中です。
百人一首から紡ぎ出される
ゾンビ物語の数々。
一節が非常に短くちょっとした合間に
読めるので、育児の傍らにも最適(笑)
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プロフィール。
HN:
死霊の南瓜金助
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
自己紹介:
ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
私的暫定ゾンビランキング(〜2014)

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ゾンビブログ紹介。
☆相互リンクさせて頂きました。




管理人DM様/「ポップでライト」なゾンビ
ファンサイトを目指し備忘録的にゾンビ
ワールドを紹介。ゾンビ愛好家ではなく
ゾンビと戦う事にスリルや興奮を感じる
仲間を募集中との事。因に↑設置バナー
は私(カボチャスキ)が納品致しました。
最古記事。
ゾンビと歩こう…


ゾンビ、ぞんび、ZOMBIE…
ゾンビの事だけ考えて暮らして
みたいなぁ(笑)。…でも年に
一度のカボチャイベントは
外せないけれど(苦笑)

×

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>借りて来たゾンビ。

首狩コックリ」じゃんか!!(笑)

素敵なラインナップを掲げながら惜しくも休止してしまった
G-COREスタッフさんが準備していたタイトルが地味な題名で出て
いましたね。でも見たかったタイトルなので見られて良かったです。
(首狩コックリの詳細は右プラグインのリンクにて。動画は閲覧不可)

しかしながら殺人鬼シードの狂乱を描ききった「SHOCKER/ショッカー
よりシリーズを引き継いだタイトル表記はこの作品内容からも
非常に興味深く見る事が出来、並べて飾りたくなりました。

交通事故で死んでしまった父親の遺品を回収していたクリスは、
父親が執筆していた殺人鬼企画の参考資料に縁ある閉鎖された炭鉱を
仲間達と見学する事になるが見学後エレベーターが動かず
閉じ込められてしまう。時間つぶしに父親の書斎から回収した
ウィジャボードでいわゆる降霊占いを始めるが仲間が具合が悪くなり、
その様子を捉えていたカメラは異常事態を映し出していた!!


まずは憑依系ゾンビものに新しい仲間が加わりましたと。
西インド諸島でブードゥーに出会ったとの事で
その辺からもゾンビニュアンスが伺えますね。

最後があっさりした終わり方なので観賞後の印象が薄いけれど、
攻防シーンがしっかり作ってある印象で感触は良かったです。
仮面の殺人鬼テイストもあったり、心霊的な雰囲気もあったりで
いろいろな見方が詰め込まれていてお得感覚。展開は強引ながら
小道具も使いこなしつつ伏線も交え、物語として成立しているし、
造形面も見応えあり。なかなか楽しめました。

登場する殺人鬼アンドリス・マルティンス。
この殺人鬼の件が特に興味深い。

☆以下、内容に触れていますので、ご注意。

アンドリス・マルティンスは冷酷な両親の元で育ち
そこから逃げるかのように軍隊へ入るが、両親の死後に
家にもどると遺産らしきものが全く無く、
遺産を聞き出したいが為に心霊について調べ始めるとの事。

なんか凄い執念です。そして彼の辿り着いた答えは八人のいけにえを
捧げれば地獄へ行っても帰って来れるとか言う殺戮の儀式。
それを子供たちを誘拐して捧げるとんでもない狂気の沙汰。
この辺もしっかり描いているもんだからかなりショッキングな
スタート。今ではなかなか見られ無いでしょう、このシチェーション。

その後、殺人鬼マルティンスは捕まり処刑と決まるが刑の執行に、
炭鉱のメタンガス爆発係を無事生き延びれば無罪放免と言う方法を選択。
濡れたぼろ切れを体中に纏い松明を手に炭鉱へ…。
(この無罪放免の件がSHOCKERシリーズ第1弾の
「SHOCKER/ショッカー」の殺人鬼シードを思わせるので
シリーズを掲げてみたのかな?だとすると死刑無罪放免シリーズ、
ぜひ後継者を見つけて欲しいものです。)

炭鉱に残る言い伝えとして最後の火付け人がこの殺人鬼マルティンス。
爆発で死んでしまったマルティンスの霊は今も炭鉱で彷徨っているとも
言われ、炭鉱ツアーの催し物に。しかし真実は闇の奥へと封じ込め
られていて、ウィジャボードによってか憑依霊として現われ
事態は再び惨劇の儀式へと変わってしまう。
…この一連の展開がしっかり軸になっていて面白い。


近年稀に見るショッキングなエピソードの描かれ方も
SHOCKERシリーズとして継承していそうです。

及第点は軽々クリア。未見の方は是非。

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>借りて来たゾンビ。

合格です(笑)

大抵、事態が飲み込めない一般人…正解。
傾れ込むように襲われ千切られ喰われる人間…正解。
ひたすら逃げ惑い行き詰まってしまうとゾンビの群れに突撃する…正解。

この主人公達が、無謀にもまぁ突っ込む事突っ込む事。
潔いよ、君たち。その勢いにも合格点あげときます。

仲良し男三人組の通う高校で噛み付き騒ぎがあった。
しかし周囲はとくに気にも止めず普段通りの生活に。
仲良し三人組は車でライブハウスに向かうも普段はラッシュ時間で
込んでいるはずの道路に車一つない。不信に思いながらも
ライブハウスに向かうと突然ゾンビの群れに襲いかかられ、彼らは
事態を飲み込めないまま家路を急ぐが、そこに待ち受けていたのは…


粒子の粗い画面にめまぐるしいカメラワークは
荒っぽさと勢いを増し、全体に具合の悪い感じを醸し出す。
おそらく造形面のフォローの為の処置と思われますが、
“ずっと悪い夢の中にいる”…そんな雰囲気にも感じる。
ゾンビを破壊する様も結構激しいですが
生きた人間を破壊しまくるひたむきさが痺れた。
そう、ゾンビ映画にはこのアプローチもあるだろうと言わんばかりに。
弱く脆い人間×化物然としたゾンビの群れ、群れ、群れ。
群れ感も大事にしている。そしてゾンビ達の存在理由は
まるで自分の好きなゾンビ像を告白しているかの様。
描きたい事がこれだけ明白で伝わる爽快感も好ましい。
さらにソリッドでエッジの利いた続編を見せて欲しいと期待。

☆以下、内容に触れています。ご注意下さい。

ゾンビの分類はウイルスで蔓延するタイプ。
ベトナム戦時下に不死身の兵導入を目指し政府と軍が結託し、
なんとゾンビ兵製造に着手。しかし当時は技術不足で計画を封印。
その後、最近になって目まぐるしい技術発展により実験が再開され
そんな中軍が強引にウイルスを奪い、町一つを試験区域と隔離し
ゾンビを発生させ制御出来るか実験を始めた。しかし実験で
出た答えは“不可能”。ゾンビを止める手だてはないと解り
人々に出来る事はただ身を守る事だけだと。

面白い。お膳立てまでしっかり出来ている。
そしていきなり“続く”とテロップが出て終わる。
足りないんだ…まだまだやりたいんだ、監督。
いいよ、伝わったよ、その意気。
作品の続編は一応準備段階ではある様ですが、万が一
続編が完成しなくてもいいじゃないですか。

だって、主人公の戦いは
明らかに続いているのだから!!


パッション迸る、良作。…見事でもある。感心。

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>画像、捕獲DVDより。(右は旧版)

今回装いも新たに登場しました特別版DVD。
個人的に何が素晴らしいかって全てと言いそうなんですが(笑)
特に特典ディスクで撮影時のフルフレームフォーマット版を
収録してくれている所でしょうか!!

旧版のDVDに収録されているものはブラウン管TV画面用4:3に
トリミングしてあるものだと思い込んでいましたが
フルフレームフォーマットが4:3だったんですね。
私はVHS版は持っていませんのでそちらとの比較は出来ませんが、
旧DVD版とどこか違うのか見比べて見ると
オープニングのクレジットの形状が違っていたり、
旧DVDでは見られないカットやスロー編集されている場面があったり、
特に後半のキャシーが防護服達に囲まれるシーンの辺りから
ワッツ博士の階段シーンまでのトリミングが激しかったりと
印象の違う編集のされ方で、旧DVD版の編集にロメロ監督が
どう関わっていたのか、その辺気になって来ました。
ご存知の方、いらっしゃいますか?
とにかく良かったですフルフォーマット版の隅々まで見られた感。
おかげで旧DVD版もヴァージョン違いとして面白くなりました。

前回、旧DVD版のレビューを書いた時はブログをどう展開して
いいのか試行錯誤の最中で走り書き程度で締めくくりましたが
最近当ブログも思い込みぶりが板について来たようなので(笑)
改めて考察していきたいと思います。

火事の通報で消火活動に出向く消防隊。放火した男は
その家に住む男で、大人しいかと思えばわめきちらしの変貌ぶり。
そんな中、軍隊がこの町にやって来て何かが始められていた。
町で何かが起きている。住民達は突然不気味な防護服姿の軍隊によって
集められ、緊迫した異常な事態に発展。軍の手伝いとして呼び出された
女性の看護士は秘かに抗生物質を持ち出し婚約者と町から
逃げ出そうとするが…


☆以下、内容に触れています

「ザ・クレイジーズ」を初めて見終えた時に真っ先に浮かんだのが
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や「ゾンビ」との相対する存在感
でした。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」で動く死体を描き、
すでにゾンビの行動は“本能”によるものだと定義付けていた感のある
ロメロ監督が、相反する存在を自らが産み出したのが
このトリクシークレイジーズの様にも感じました。

生きている人間のウィルス感染による“思うがまま”ゾンビの発現。
(ゾンビという表現は人それぞれ取り方があると思いますが
当ブログでは人間性を失った存在も括っていますのでご容赦のほど。)
片や“本能”と言う思考に頼らない行動によって死者が人間に迫る姿に
片や相手見境なく“思うがまま”に体が動いてしまう行動によって狂人が
人間に迫る姿…相反しながらも共に欲求という形で人々を混乱に導く
この両極とも感じらる位置付けも面白いと思いました。

後にロメロ監督の描き出すゾンビ達は思考し始めるわけですが
“思い”のままに人々を殺しまくるとなれば生きていても死んでいても
これはもう存在としては同等とも言えそうな気もします。
このクレイジーズの、自分の“思い”だけに支配され人間性を失う様は、
“思い出”や“記憶”によって行動するゾンビ達のそれにも匹敵しそうで
相反する存在を描きながらも“思考”を思わせる一致もまた非常に
興味深かったです。

思うがままの行動が状況にそぐわなければ異常。
いわゆる“人間”が成立するのは個ではなし得ない反面、
他や道徳、常識、法律、規則と言った状況に
個がどれだけ圧縮形成されているかも
もどかしくシビアな側面として伺えます。

その狂った思考に対抗するのがこれまた狂った指揮系統の制圧部隊。
事件発生から六日後に始動し、詳細を明かされぬままなにがなんでも
封じろと言われる現場、闇雲に科学者をさらいろくに器機のない場所で
解決方法を探させ、しかも軍上層部は生物兵器を隠す為に放射能汚染を
掲げ、果ては住民に兵士もろとも町一個消え失せさせる程の兵器を
撃ち込もうという思考に行き着きそうな連中に、それを容認しようと
待つ大統領まで登場。町は既に不信を募らせた住民と制圧部隊との血の
流しあいを始め、隔離収容された住民達の中には明らかに感染している
者がいて非感染者を助ける気など毛頭無いような状況。
なにからなにまで正気の沙汰とは思えない体たらくの極み。

クレイジーVSクレイジー。


全てが狂って行く世界で
正気のまま常軌を逸しざるを得ない
主人公デビッドの姿こそが最も…。


今だ色あせない傑作。


>画像、劇場公開時チラシより。


>VHS鑑賞。

湖の中を移動するゾンビ達が次々と全裸女性を水中に引き込む!!

小鳥のさえずりがのどかなとある町で人々が何ものかに襲われる
事件が起きる。死因の調査を依頼するも野獣の仕業ではないかと言う
回答に苛立つ町長はその真犯人を知っている様子。町には古来より
いけにえを捧げて来た湖があり、今では呪われた湖と呼ばれ、
戦時中にはドイツ兵士を殺害し湖に沈めたと言う忌まわしい過去も
あった。知っているものは近づこうとはしないが、若者やよそ者が
おかまい無しに湖に近づくと、死んだ兵士達が湖底から現われ次々と
餌食にして行く。次第に被害は湖周辺では収まらなくなり
町の中にまで及び始め…。



☆以下、内容に触れています。

化物として蘇ってしまったドイツ兵士は、人々の抱く憎悪によって
凶行を繰り返すと汲み取られる呪い的ゾンビ。ゾンビ達が彷徨う
姿はウイルス感染でもなければ復讐心や怒りでもない珍しいタイプ。
自ら抱いた憎しみが自らを襲うゾンビ達を産んでしまうと言う
負のスパイラル的存在感を醸し出すゾンビはちょっと思い出せない。
憎しみは自らをも蝕む行為だと示すかのような憎悪ゾンビ達は
一部の町民達の罪悪感により蘇らせてしまった自責の念の具現化か?
どんな攻撃にも屈しないゾンビ達の凶行を止められる方法は、
灰と化す程の、あるいは安らかな眠りへと導くとも考えられる
炎で送る事…。なんとも不思議なおとぎのような話です。

敵兵と恋に落ちた女性…兵士と愛し合い娘を身籠るも出産後に他界。
その兵士は町民に銃殺され湖に放り込まれるもゾンビとして蘇る。
ゾンビパパが成長した娘に会えた件は切ないですよ。
死んだパパと歩けた娘、娘を護る為のゾンビ対ゾンビも見所。
さらに折角会えたのにパパゾンビとゾンビ達は血のバケツに
おびき寄せられ強引に火炎放射器で燃やされ弔いの灰に帰されて
しまうと言う、なんともやるせない仕打ち。

悪いのは誰だ?戦争?憎悪?欲?
…そんな事を考えながら観ました。


いい話ですよ絶対、本作は。

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>画像、チラシより。

さて、今回はゾンビ観察の番外編と行きます。
観たのは字幕版の方で超吹き替え版ではありません。
“超”ってどんな吹き替えだったのかなぁ。
DVD出たら確認してみましょうか。

いわゆるゾンビが出て来るわけではありませんが
台詞訳に“ゾンビ”と言う言葉が何度か出て来て
劇中でも1度だけオリジナル音声で施設の院長が言っていた
気がしますが最近自分の耳を信じられなくて、それは気のせいかも(笑)
その施設と言うのが精神を病んだ犯罪者が収容される所でして、
“ゾンビ”と呼ばれてしまいそうな結果を招く行為をした
故の表現です。ゾンビという表現が的確だったかは
ご自身の目でお確かめ下さい。

行方不明になったの女性患者がいるという事件の真相を
調べるべく、精神を病んだ犯罪者の収容施設のある孤島に
到着した連邦保安官のテディ。その島は周囲を崖に囲まれ
桟橋も一つしか無く、厳重な警戒態勢まではられた脱出不可能な
怪しげな場所。真実を追い求めるテディに、この島に潜んだ
本当の姿を暴く事が出来るのか!!


しまった、見誤った(笑)…どうなんだろうかこれは。
過剰すぎた宣伝おかげで先入観持ちすぎてしまい、
冒頭から構えて観たせいで、完全に見方を誤った気がします。
ちゃんと堪能出来なかったので評価対象外に(涙)

これからご覧になる方は予告やらTVCMはお忘れ下さい。
と言っても上映前にもご丁寧に説明があったっけ(汗)
あそこまで過剰にしなくても…どうすれば(凹)


>借りて来たゾンビ。

ここ数日で始まった死人が蘇る現象。
墓から蘇る事は無く死因はなんにせよ老若男女全てここ何日か以降で
死んでしまうと必ず蘇る事態に。とどめを刺すには頭部を粉砕するしか
無い事は解っているが死人達は痛みも感じ話す事も出来意志もある。
しかし腐敗からは逃れられない様で不潔がられ仕事も失い、
次第に生ける者からは資源を食いつぶし文化を破壊させ生活領域を
侵害するとして存在を危ぶまれて行く…。


珍しい存在感のゾンビ映画。
内容も見せ所もしっかりしていて作りも好み。

☆以下、ネタバレありです。

このゾンビ達は死んでいる意外人間と同じ様です。
容姿は死んだ時の状態のままで、手の施しようが無いらしく
駆けつけた救急隊員達は死後処置無しと捨て台詞でその場に
置いて行かれたりします。故に顔に穴が開いていたり、
腐りかけ状態で生活する様も涙ぐましく、ゾンビ同士が
集まってセラピーを開いたり、生きている人間に見える化粧品も
売られたりする。ゾンビ達の有志で自ら赴くゾンビ処分処理をする
施設もあるが、ゴミ同然の酷い扱い。とある国ではゾンビ達を
集め収容所で抹殺したり、郊外へ連れ出し焼却処分しているらしい。

辺りは敵視する人類で囲まれ、存亡を危ぶまれればゾンビ達も
黙っちゃいない。ゾンビは新種で人類より優れていると訴え、
人肉を喰らう事で麻薬に似た作用から死後の苦痛を逃れられると
知れば、それこそ食物連鎖の頂点と位置付け、主の再臨に習って
神はゾンビの起源と唱えるものも現われたりと、人類VSゾンビの
戦いはすでに始まっていた。

ゾンビを忌み嫌う女隊長率いるゾンビ撲滅集団は次々とゾンビ達を
排除していたけれど、ゾンビ達の反撃にあい組織は全滅。
一人生き残った女隊長は復習を開始する為に自ら命を絶ち
ゾンビとなって適地に潜り込むと隙をみて大暴れ、たちまち血の海に。
ゾンビ同士の肉の喰らい合いも見られ、人肉エキス過剰摂取から
ゾンビ大爆発など、なかなか壮絶だったりする。

死んだ人間の生き様、我思う故に我在り。…お見事。


世界観や展開もなかなかで意外と楽しめ及第点は軽く上回る。良作。

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>画像、捕獲DVDより。
引き続き、ゾンビDVD3種レビュー最終回。
第2回ゾンビアンケートを実施中です。

以下、内容に触れています

このダリオ・アルジェント監修版が他2種と明らかに違うのは、
ソンビ損傷シーンが目に見えて多く、またそれぞれのゾンビ登場
シーンでもゾンビをしっかりと恐怖対象とする見せ方、
押し寄せる様、迫り来る様子に重きを置いている部分が強調されている
所でしょうか。“やらなければやられる”と言うゾンビに対する
ストレートな人間の真っ向対立。しかもモールに押し入る略奪者まで
もが狂暴さを増した様に見え終末観を焚き付けて来ます。

事在る毎に鳴り響く気持ちを煽り立てる音楽も素晴らしく、
米国劇場公開版、ディレクターズカット版で用いられた
給油所で飲み物を飲むピーターと言った落ち着いたシーンは
モール内まで無く、ヘリの翼で頭をちょん切られる笑ってしまいそうな
ゾンビも無し。フラン一人で待つ部屋にじっくりと近づいて来る
ゾンビにスティーヴンがやたら撃ちまくる跳弾のシーンも短く、
間延びする気配はスパッと割愛する展開の早さが気を抜かせず、
また、ゾンビ襲撃に項垂れるSWAT隊員の参っていそうな状態や
ヘリに乗って飛び立った後、おいて来た身内を語るシーンも活き
余裕の無い切羽詰まった鬼気迫る世界の到来の滲み出る示唆が
常に緊張感を保つ作りにもなっていて、構成が見事ですよね。
前回行ったゾンビ3種アンケートでも独走首位なのも頷けます。

「生きている者同士が殺し合っていては人間に勝利など無い」と
言った雰囲気の台詞がDVD3パターンで出て来て、殺し合えば
ゾンビの数を増やす可能性があるだけだと言う堂々巡りにも繋がり、
人類の恐れる存在=ゾンビを、弱肉強食の食物連鎖から孤立し
言わば天敵のいない状態で増加する人間に対しての天敵の誕生と
思わせ人類が危機に晒されている状態を煽って来てはいましたが、
このアルジェント監修版でのみ唯一語られる
“巧い事やれば生き延びられる”という意味合いの楽観的台詞を
スティーヴンが言い放つ場面からそれを払いのけるピーターの
「ツイていただけだ」と言う台詞が、さらに人類の無力さを強調し
“この世の地獄”感を重く募らせ、後にピーターが銃口を自らに向ける
シーンが3パターン中で最も嵌り相当シビアに感じます。

店内アナウンスや呑気な雰囲気の明るい曲を使い滑稽さや
POPさを強調した感のある他2種とは全くの別世界が構築されて
いるのにも驚きました。絶望の中にあってどこか希望を持てそうな
他2種とは間逆のスタンスで際立った絶望感が最高に痺れます。
どこまで逃げても待つのは地獄…そんな気さえ頭をよぎる程に。

…最も終末観漂う究極的構成の逸品。

編集によって異なる世界を感じさせたソンビ3パターン、
どれもそれぞれ微妙なニュアンスで異なった印象を与え全てが面白い。

とりあえずこれで「ゾンビ」の個人的な復習は済みました。
長々とお付き合い頂き有り難う御座居ました。
それではゾンビ新世紀完全版DVD-BOXの到着を待つ事にしましょう。


>画像、捕獲CDより。


>画像、捕獲DVDより。
前回に引き続き、ゾンビDVD3種レビュー中です。

以下、全てのロメロゾンビに関する内容に触れています

前回のゾンビ米国劇場公開版のレビューにて
スティーヴンの行動についてあまりよくない例え方だったかも
知れませんが、その行為自体個人的には啓蒙と受け止めて
いますので、失敗例を伝えてくれた事として非常に尊敬しています。

ことゾンビ主要キャスト4名に関してはその人間臭さが大好きで
このディレクターズカット版は4人に一番長く接していられるので
DVD3パターンの中では一番好きだったりします。


☆軽はずみな行動でヤキモキさせながらも
気持ちに素直な一番人間臭い“スティーヴン”

☆妊娠をしていながらも特別扱いされる事を嫌い
常に学習し適応しようと努力する“フラン”

☆不安げなSWAT隊員に心遣いを見せる
一番優しいお調子者“ロジャー”

☆常に状況を理解判断し誰にも対等なスタンスで接する
諦めない男“ピーター“

兎に角この死者蔓延る世界に在って
“人間性”を感じさせる4人が大好きです。


前回の米国劇場公開版のレビューは既に長かったので
ここで取り上げますが“ただ死んだだけでも蘇る“設定の他に
もうひとつの特徴として「ゾンビ」の死者達に、
より複雑な存在価値を付けた“生前の習慣からの行動”という
設定が、ただの化物然としない“まだ人間がいる”状態を醸し出し、
ゾンビをかろうじてどっち付かずの存在にしたところも
素晴らしいですよね。

これも事態に収拾をつけられない混乱の原因で、
特に身内であったりすれば生きているかもしれないと言った
可能性を信じたくもなります。この生前の行動の習慣性は
沢山ある追従するゾンビ映画の中でもあまり見かけません。
扱い辛い設定なのか、または聖域か。
この設定が後に記憶と学習という新たな局面を迎える
展開へと変わり“生前の習慣性”は薄れて行くのですが
“時期”としても非常に面白いです。私事ですが現在進行形の
自作ゾンビ物語はこの部分を条件反射として扱っていて
最も影響を受けた箇所でもあります。

米国劇場公開版に10分程度の追加シーンを含めた作りのDC版。
「ドキュメント・オブ・ザ・デッド」や「死霊のえじき」の
コメンタリーでも監督自らの口から語る「ゾンビ」の主題とも言える
“物が溢れた社会が裕福とする消費社会”への風刺から転じ
非生産性を醸し出す中にあって、追加されたシーンにある
“フランが植物に水をあげる”という生産的で
生命を明日に繋げると言うニュアンスが米国劇場公開版よりも
深い希望的観測を息づかせている雰囲気があります。
フランの妊娠という事からでもその未来への“希望”を
託したくなるのですが、追加シーンからの、育児書を手にしたり
隠れ部屋に観葉植物を運んで“ちゃんと育てていた”という
意思表明のような含みには、“希望”を抱えつつも
“絶望の中に飛び込んで行く”米国劇場公開版とは異なった
“未来ある”印象が強まっていると感じています。

…まぎれも無く秀作。

次回はラスト「ゾンビ ダリオ・アルジェント監修版」です。




>画像捕獲DVDより。
スマイルBESTが出た時にDVD揃えました。ご存知だとは思いますが私がゾンビ熱を発症したのは2004年からで、それまでは基本レンタルだった事もあり(汗)。スマイルBEST発売まではダリオ・アルジェント監修版もディレクターズカット版も未見の状態でした。

「ゾンビ」…とうとうこの回が来ました。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」宜しくきっと意見も出尽くしているほど大勢の方がレビューされいて、これまた今さら書きにくいですが、BOX発売の前に整理しておこうとDVD3種見始めました。思い出話も含め相変わらず思い込みも多い感想だと思いますが一例としてお読み頂ければ幸いです。

>画像、チラシより。
公式サイト→「 デッド卍スノウ

今年初めての劇場に現われたゾンビを観察!!

雪深い山にある恋人の小屋へ遊びに来たその彼と医学生グループ。
恋人は別ルートから合流する筈が到着する様子もない。
突然小屋に現われた男から、恋人の来る筈のルートに伝わる
ナチス残党の山の言い伝えを知らされるが彼らは怖がる様子もなく
小屋で騒いでいると、次第に何者かが小屋の周りにいる事に気が付き…


バイオハザードIII」でキーワードとして出て来るじゃないですか、
アラスカ。アラスカと言えば「30デイズ・ナイト」でも解るように
極寒の地ともなれば…まさかゾンビが凍って動けなくなって
安全だからアラスカを目指すのか!! なんて憶測も楽しく、
ゾンビが凍る様を想像してみたものですが……凍らない、
ノルウェーの凍てつく雪山ではゾンビ凍らないよ。
しかもフレッシュで雪などものともせず恐ろしく俊敏!!
いや、これは悪魔そのものと言われるナチス残党の執念が成せる技か
はたまた怨念の仕業か。口から出すよ、絶対霊気!! ほうら神秘的!!

面白い。いや、可笑しい!!
底抜け脱線お笑いネタ満載の雪山ゾンビ襲撃作、
ただならぬ迸るパッションを体感しないと勿体ない。
劇中、かの「死霊のはらわた」や「ブレインデッド」が
顔をのぞかせはするものの、解ってあえて描く笑かしネタは
雪山に鮮烈に浮かびあがり新鮮でシュール感いっぱい。

バラされた肉片は飛び散り、
内臓は目の前でもしゃもしゃ食べられ、

白銀世界を流血く染めて行く。

雪にまみれるせいでナチス軍服感は弱いながらもこれでもかとわんさか!!
アイデア勝負B級映画の秀作にしてゾンビ映画の珍品。
原因も理由も一応は語られてはいる。
理屈は語るまでもない。
ただそこにゾンビが現われてしまった!!…それでいい。
それだけでこうも楽しいか!!(笑)。

うん、素晴らしい。合格。



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