“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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めざせ!! ゾンビ小説家!!
ゾンビが好きすぎて自作のお話なんか
拵えております。興味のある方は寄って
みて下さい。とは言え、なにぶん素人の
書く物語なので大目にみて下さいね〜。
ひとまず秘かに裏道へと進みます。
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読めるので、育児の傍らにも最適(笑)
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プロフィール。
HN:
死霊の南瓜金助
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
自己紹介:
→私的暫定ゾンビランキング(〜2014)ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
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>画像、チラシより。衛星よりHV受信。
一風変わった吸血鬼物に観え「渇き」と言うタイトルに反して相当汁気が
多いです(笑)。生き甲斐であれ、生き方であれ、生活環境であれ、自らの
“潤い”を求め望みを優先させたが故に全く相反する方向へと進まざるを
得なくなってしまった男と女。シュールでコミカルである意味ばかばか
しさがどうしようもなさを叩き付けてくる怪作でした。血まみれの
堂々巡りにいたちごっこも映画的に面白い描写だと思う。
人妻役の表情の目まぐるしく変わる様も良いです。
自らの意志で、とある伝染病ウィルスへの実験台に身を投じ図らずとも
バンパイアとなってしまった神父と、いいなりで暮らしている日々から
脱したい人妻。神父はそんな人妻を解放してあげたいと夫の殺害を
決意し、人妻との幸せな日々を夢見たはすだったが…
☆以下、内容に触れています。「REC/レック」にも言及しています。
人の役に立ちたかったのに、死を目の前に祈る事しか出来ない様に
やりきれず、とある研究所でウィルス感染の実験台になる決意をし、人の
役に立ちたいと願うも結果的に原因不明で吸血鬼(と同じような存在?)に
なってしまった神父は、自らの快楽を求めてしまう衝動に駆られながら
生き倦ねていると、地獄から抜け出したいとせがむ人妻の出現によって、
事態はさらに悪化の一途をたどるしかなくなる。血はドクドク流れるは、
死体がゴロゴロ作られるは、愛の示し方は増々バイオレンスで、全てが
裏腹で滑稽。最悪ながらもそれが異様に虚しくて痺れる。
当ブログ的に最も気になった件は、吸血鬼体質になってしまったまでの
散りばめられたセリフ。かく言う私は訳を頼りに感じ得るしか無く、
吸血鬼にも詳しくもないのですが、「バチカンから認められていない実験
を行っているエマニュエル研究所」、「自殺はサタンへの殉教」、「宣教師の
致死率80%」、「“未亡人の神”である【“バジラ”の呪い】と呼ばれる
伝染病」、さらに血を輸血された結果…といった辺りはまず奇妙に
感じました。
あくまでも素人考えと言う事をご理解頂いた上で、吸血鬼化の理由を
私の脳味噌の片隅にあった記憶から考察しますと、“神に背いたから”
もしくは“自殺したから”と言う定義付けが思い出されるのですが
Wikipediaにも原因として同じような事が記載されているので
代表的な例として考えるに、神父が吸血鬼になってしまったと言う
結果からは、バチカンに認められていない実験に参加した部分や自らが
死に赴いた事が、この神父の場合の神へ背く行為だったからとも考えられ
そうで、それを例にすると吸血鬼化は当然と言えば当然なのですが、単純
ながら他の作品ではそう見かけないプロセスだったのでユニークに感じ、
エマニュエル・ウィルス×神に背く行為=吸血鬼(=血を飲むと不死身)だ
とするとエマニュアル研究所はウィルスを使って不死(=吸血鬼/悪魔?)
の研究をしている可能性もありそうで実に興味深いです。吸血鬼化が謎の
血を輸血されたからでも問題ないのですが、それだとバチカン云々に自殺
か否かの件は特にいらなそうだし、ましてや“それに背く存在の誕生が
それをも浮かび上がらせる”状態が個人的には興味が沸き物語の核心でも
ありそうなので、その辺が非常に気になりました。その辺りの詳細を
ご存知の方がいらっしゃいましたら是非ご一報下さい。
かつて憑依系ゾンビ映画「REC(レック)」では悪魔の撃退方法を抗体の生成
から科学的な解決策を摸索していたなんて凄い事していましたが、こちら
の研究所も負けず劣らずだとしたら、いやはやみなさん一体何を研究
をしているのでしょうね(恐)。
あれこれとまたもや思い込みの激しい感想になってしまいましたが、
ラストに人妻から「死んだらおしまい」という台詞を吐き出させた、
自ら死に赴き一度死んだ神父がもう一度死ぬと言う始めから終わりまで
“おしまい”の物語は、望み望まずに関わり無く多くの死体を突きつけ、
終盤に神父の語った“人命軽視”と言う皮肉めいた言葉を鮮烈に思い
出させる…そんな印象が強かったお話でした。
とにかく凄まじい内容ではありました。映画的には好みです。
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>画像、捕獲DVDより。
13歳になり初潮を迎えた少女ヴァレリエ。
少女の身に降りかかる不可思議で歪な恐怖と
幻想的な映像で美しくで描き出しされた物語。
思春期からか多感な時期故の性への憧れと肉欲への不安は
腹部からこぼれ落ちた血により吸血鬼を招き
甘美と暴力渦巻く怪奇幻想的な世界へと引きずり込む。
…だいたいそんな感じ(笑)
ちょっと前のヴァンパイアブーム(?)に乗っかれ企画の時に
扱おうと思っていてすっかり忘れていました。
血なまぐさい吸血鬼のエピソードも描かれますし
少女にとっては恐ろしくも気になってしまう魔物なので
吸血鬼ものとしても充分成り立つでしょう。
現在では扱いの難しい禁忌的な題材も含まれ、
貴重な作品でもあります。
物語をどうあらすじ立てようかと考えましたが無理でした。
ストーリーが無い訳じゃないのですがなかなか奇天烈な展開を
見せて来るので私にはまとめられそうに無いです(笑)
ゴシック・ロリータのバイブルとされていると言う本作。
白と黒とあわい肌色さえあれば美しさは成立すると言わんばかりの
独特の世界観は不可思議な浮遊感へと誘い陶酔させて来る。
なんかフワフワしているんですよ、地に足が着いていない感じ。
そして気付けば突然ポツンと映画の中に取り残される…
そんな奇妙な感覚に陥る作品。
>画像、チラシより。
同級生に虐められ心に闇を抱えた少年オスカー。
ある夜、住んでいる住宅の中庭でナイフを木に突き立てていたところ
最近引っ越して来た不思議な雰囲気を持った少女エリと出会う。
夜な夜な2人は中庭のジャングルジムで出会い、意識し始めれば
お互いを引き合う存在へと発展させてゆく。しかしエリには人には
知られてはいけない秘密があり…。
公式サイト→「ぼくのエリ 200歳の少女」
闇に息づく孤独な魂ふたつ…悲しくも壮絶な秀作。
これより先はあくまでも私個人の思い込みによって
振り回された感想である事を念頭に置いてお読み下さい。
いやはや、驚きました。劇場本編観賞後と購入したパンフレットの解説を
読んだ後で感想が180度覆った作品は初めてで、その経緯も含め面白い
体験ではあったのでそのまま書き記します。
私にとっては劇場版は内容が読み取りにくかった作品で、
考えようによっては極めて不可解な扱いをされて公開となった珍しい作品
なのかも知れません。一体どんな経緯でこういった「副題」と「ぼかし処理」
を施されたのか…担当者に真意を発表していただきたいと思ってしまった
くらいです。私は全くの情報無しで鑑賞して後、パンフレットで
“その実態”を知ったのですが“その実態”を知った後の方が、
作品に一層の深みを与えてくれたので教えて頂いて良かったです。
ヴァンパイアブームに乗っかれレビュー第6弾
劇場公開作は残すところ「ニュー・ムーン/トワイライトサーガ」
のみでしょうかね?なかなか多かったですよね、吸血鬼物。
先日録画したVHSを漁っていたら出て来ました「ヴァージニア」
吸血鬼ブーム(?)だし懐かしいタイトルで吹き替え2ヶ国語だったので
見直してみる事に。テレ東の「サンデー・ロードショー」なる
深夜番組から録画した物で96年頃の放送のようです。
ジュリアン・サンズ氏の声を山寺宏一さんがあてていました。
「エコエコアザラク」の佐藤嗣麻子監督が
描いた怪奇幻想的吸血鬼物語。
アドガー・アラン・ポー氏原作の
「アナベル・リー」を元にと言う事ですが、
私は原作未読のですのであしからず。
確か「エコエコアザラク」を観た後に
本作を観たと思います。
2人の謎の男に翻弄されてしまう一人の女性の運命…。
女性の近辺で起こり始めた連続殺人、次第に男2人の不可解な行動が
女性を追いつめ、導かれてしまった行く末。不死と苦悩と渇望と狂気。
愛を知った2人の愛すればこそ出した決断は…。
収束して行ったエネルギーが最後一気に大爆発を起こす印象の演出は
「エコエコアザラク」のニュアンスと被って、繊細さから運ぶ
爆発的な破裂は佐藤嗣麻子監督の真骨頂なのかな?と思ったり。
血なまぐさそうな鮮血も異様なコントラストを醸し出して目を引きます。
近作「K-20 怪人二十面相・伝」は未見ですがなかなかの娯楽冒険活劇との
評価が。こっち系もまた描いて欲しいと思いました。
DVDは発売されていないみたいですね。
>画像、VHSパッケージより。
吸血鬼故の苦悩。
劇場公開作は残すところ「ニュー・ムーン/トワイライトサーガ」
のみでしょうかね?なかなか多かったですよね、吸血鬼物。
先日録画したVHSを漁っていたら出て来ました「ヴァージニア」
吸血鬼ブーム(?)だし懐かしいタイトルで吹き替え2ヶ国語だったので
見直してみる事に。テレ東の「サンデー・ロードショー」なる
深夜番組から録画した物で96年頃の放送のようです。
ジュリアン・サンズ氏の声を山寺宏一さんがあてていました。
「エコエコアザラク」の佐藤嗣麻子監督が
描いた怪奇幻想的吸血鬼物語。
アドガー・アラン・ポー氏原作の
「アナベル・リー」を元にと言う事ですが、
私は原作未読のですのであしからず。
確か「エコエコアザラク」を観た後に
本作を観たと思います。
2人の謎の男に翻弄されてしまう一人の女性の運命…。
女性の近辺で起こり始めた連続殺人、次第に男2人の不可解な行動が
女性を追いつめ、導かれてしまった行く末。不死と苦悩と渇望と狂気。
愛を知った2人の愛すればこそ出した決断は…。
収束して行ったエネルギーが最後一気に大爆発を起こす印象の演出は
「エコエコアザラク」のニュアンスと被って、繊細さから運ぶ
爆発的な破裂は佐藤嗣麻子監督の真骨頂なのかな?と思ったり。
血なまぐさそうな鮮血も異様なコントラストを醸し出して目を引きます。
近作「K-20 怪人二十面相・伝」は未見ですがなかなかの娯楽冒険活劇との
評価が。こっち系もまた描いて欲しいと思いました。
DVDは発売されていないみたいですね。
>画像、VHSパッケージより。
吸血鬼故の苦悩。
>画像、前売半券より。
応援して来ました、30デイズ・ナイト。
残暑見舞いなんか書いてる余裕無いんじゃ?と思っていたら
流石30日間と言いますか、書く時間はたっぷりあったみたい。
ポスト投函はさぞ命がけだったんでしょうね…って冗談はさておき(笑)
この作品をストレートに好きだと言える方はなかなかの強者かも。
吸血鬼はいわゆるドラキュラの紳士的で魅了させるそれとはかけ離れた
というか全く真逆のスタンスと言えそうな人間を貪り喰う
獣じみた雰囲気を醸し出す見た事の無い種族でした。
なんか嫌だなぁと感じる様をとにかく延々と拷問の様に流し続ける印象。
個人的には嫌いじゃないです。こう言う作りは珍しいと思う。
以下、ネタバレではないけれど映画を観た印象で
内容が解ってしまう場合もありそうなので、それでも
構わないと言う方はお進み下さい。
邪悪、険悪、憎悪、嫌悪…それに加え耳障りな奇声。
間の悪い展開の違和感がそれらに拍車をかけ、見る物に拒絶を誘う。
もしこれを狙っていたなら策士だし、狙わずとも出た結果でも
思い出したくなくなるような記憶を植え付けるには効果あり。
映画としては致命的かもしれないけれど存在としては突出している。
耳慣れない言語は種の違いをまざまざと感じさせ
異なる種族の存在を懸けた殺し合いを見続けるに
世に蔓延る受け入れられない故の争いに似た
全く進展しない断絶まで気付かせて来る。
これは相当シビア。
結果、観た方の評価が低いのも頷けます。
>画像、チラシより。借りて来た吸血鬼。
「30デイズ・ナイト」公開間近ですね!! 期待し過ぎ?(笑)
アラスカの極夜とヴァンパイア、寒くて怖そう。
凍てつく世界と冷感ホラーで夏を涼しく?!
そして更に「ニュームーン/トワイライトサーガ」の
オフィシャルサイトがオープンしたもんで、さぁ大変。
(追記:前作の「トワイライト〜初恋〜」を未見の方は
ニュームーンのムービー見ない方がよいようです!!)
まだまだ続きますね、ヴァンパイアブーム!!
前作はホラーテイストではなかったけれど
個人的にはかなり楽しめたので続編も期待してます。
☆オフィシャルサイト→ニュームーン/トワイライトサーガ
で、ヴァンパイアブームに乗っかれレビュー再開?第5弾。
極夜は極圏の話かと思っていましたが他にもいくつかあるんですねぇ。
アラスカ然り、同じく日中でも太陽が昇らない状態がひと月続く
“極夜”のあるスウェーデンは雪深いラップランド地方が舞台との事。
スウェーデン初のヴァンパイアホラーとの紹介でしたね。
ご存知ヴァンパイアさんは主に太陽が苦手ですから、
活動するのにこんな打ってつけな場所では
きっと棺桶に入る間も惜しんでせっせと血ぃ吸いまくる筈。
…成る程ねぇ、こういうのは好み。
本作は極夜メインと言うわけではありませんが
地の利を生かした設定はエッセンスもひと味違って頂けて
杭に槌、ニンニク、十字架…とお決まりの小道具に頬が緩みます。
吸血鬼化における様々な混乱の羅列は散漫な気もしますが
客観的にいろいろと楽しめましたのでそれはそれで良かったかと。
「30デイズ・ナイト」の前哨戦として見直そうかな。
☆以下、ネタバレありです。
ゾンビも多様化の変貌を遂げて来ていますが
ヴァンパイアも随分と多種多様ですよね。
時代と共に進化変貌を遂げ脈々と生き続けているのでしょうね。
言うに洩れず、コチラの吸血鬼さん達も
かぶりつき喰い散らかし系で絵面はもうゾンビ態。
蝙蝠ならぬ化物に変身して暴れる様もあり、増々
吸血鬼イメージからは遠ざかっていますが
条件によって多様化するのはダーウィンの進化論宜しく
存在の常として楽しみたい所です。
やはり心臓に杭は絵的にハラハラしますね。
私的に吸血鬼映画の醍醐味はそこなので及第点。
本作は落とし所に“極夜”を使うという手法で
引きの強いB級ホラーエッセンスを味あわせてくれました。
メイキングが気になるのでDVD捕獲したい所。
主演の女のコ、あの“ロッタちゃん”がハタチ!!と
成長した姿で銀幕に登場も話題にもなりましたね。
↑バムセがいい味出してますよね。
>画像、捕獲DVDより。
ヴァンパイアブームに乗っかれレビュー第3弾♪
「アンダー・ワールド ビギンズ」から始まった
ヴァンパイア(勝手に)ブーム。邦画の「BLOOD/ブラッド」まで登場し、
残す所「ラスト・ブラッド」の公開を待つばかりでしょうか。
私は「トワイライト」は見に行けました。
ホラーではないのですが、王道純愛ラヴロマンスな様相を
醸し出しつつも秘めた荒々しい情熱に絆されて結構良かったです。
さて、今ではブラム・ストーカー原作の初映像化とも
うたわれる事のあります「吸血鬼ノスフェラトゥ」
ブラム・ストーカー著作「吸血鬼ドラキュラ」を許可無く
映像化してしまったと言う判断が下され、一時は関係するもの
一切を焼却され闇に葬られてしまったはずでしたが
どこからとも無く再び世に現れ、“不死なる者”の意味のあると言う
タイトルを語るには充分過ぎるエピソードも有名な話でしょうか。
私はブラム・ストーカー著作の原作は未読で
ビデオでは観ていたものの、画像のDVD(アメリカバージョンと記載)が
手元にあるのみでそれよりの感想です。吸血鬼ノスフェラトゥ 新訳版や
他のDVDとは見比べていませんのであしからず。
ドラキュラと名のつく映画をすでに数本見てからの初鑑賞でしたが
それらのイメージとは異なった抗いにおののきがありました。
やはりノスフェラトゥの人間然としない
ひょろ長い身長に、なで肩で棒の様な足と長い指と爪、
見開かれたぎょろっとした目と言った
異様な風貌が魅力なのは皆様ご存知の通り。
☆以下、ネタバレありです。
犬歯の様な牙を持たずネズミの様なげっ歯と言うのも
愛嬌がありそうでいて異様。加え鼠にまつわる疫病の蔓延と言う脅威の
死のイメージを携えながら移動するのも化物としては充分すぎる魅力。
自らの棺を脇に抱え徘徊する姿も滑稽に見えて
実は相当気味が悪く素敵。
ブレーメンの著名な歴史家、ヨハン・カバリウスの日記よりと
始まる物語は、ヨハンが1838年にブレーメンを襲った疫病の原因を
調べるうちに辿り着いた、若夫婦の身に降り掛かった傷ましい事件が
関わっているのではないかと言う展開で進んで行き、
凶悪に献身的と挑む、か弱い女性の存在がなんとも悲劇的な末路で
その最後が本作に際立った存在感を与えていますよね。
その辺は原作にも描かれているのでしょうか?
気になる所ではあります。
白黒故昼夜の区別がつきにくく“ドラキュラの書”なる本も
突発的で少々面喰らうのですが、それを補って有り余る
驚異的存在に挑む悲愴感は秀逸。
古典にして怪奇の真骨頂。素晴らしい感性の息吹。
>CSより受信。
今年の劇場公開は吸血鬼の当たり年ですか?
アンダーワールド、トワイライト、ラスト・ブラッド…
そろそろゾンビいませんか?寂しすぎで、
なんだか胸に穴が開いていそうですよ(笑)
とは言え、吸血鬼も結構好きで、
中にはなかなかゾンビ態な奴がいろいろといるし、
そんな楽しい奴らに出会えるのも嬉しい限り。
ヴァンパイアブームに乗っかってレビューと行きましょう。
イノセント・ブラッドは見るのをすっかり忘れていたのですが
去年CSでたまたまやっていたのを見る事が出来ました。
ご覧になった方は多いと思いますが、面白いじゃないですか。
吸血鬼と言うと紳士な風格で魅力的、蝙蝠に変身、鏡に映らない、
大蒜と十字架、太陽光に弱く、杭を心臓に打ち込むと滅ぼせる…
と言うのが定番でしょうか。不老不死的なニュアンスも魅力的ですね。
私は杭を打ち込むスリリングが単純明解でかなり好きで、
そのシーンにはいつもワクワクします。
本作はいわゆる吸血鬼のそれとは随分違っていましたが
定番の処理もありつつで魅せて来る辺り巧いかと。
公開当時は斬新な解釈だったのでしょうか?
滑稽に見えてその実、今見ても充分な迫力がありました。
☆以下、ネタバレありです。
…で、いつからなんでしょうね?死んだ時の姿のまま徘徊して、
口の周りは血だらけ、血を吸うより肉に食らい付き始めたのは。
本作のその辺のゾンビ態は相当楽しいです。
ジョン・ランディス監督のとぼけた味わいの演出に
ツボを押さえた描写が頬を緩ませますよね。
吸血鬼もののお約束(?)日光で灰になる件も迫力ありました。
見所は吸血鬼になったマフィアのボスの乱暴ぶりでしょうか。
死なないと解っていて暴れまくる強引な存在感が
爽快で気持ちがよかったです。火だるまになっても
話続ける様は、可笑しくも豪快。死に様はあっけないですが
そのお粗末ぶりも含めてボスには充分楽しませてもらったので
満足しきりでした。ボス…肉枕、似合ってます。
前作の意表をつく登場の仕方の人物や、意味の無さそうで
実は異界の異常さを伝えてくる雰囲気の荒唐無稽な映像は
若干影を潜め、吸血鬼ものとして不気味なのイメージも弱く、
役者も揃ってしまっているせいか、少し表現が変わって
全体的にこじんまりとまとまってしまった様な気もしますが、
前作程ではないにしろ、やはりこの大袈裟っぷりは
面白いです。愛と欲望と憎しみが交錯しぶつかり合い弾け飛ぶ
世界の行く末は、のちに「誕生」するであろうさらに強力な「物語」を
期待せずにはいられません。
英語字幕のお遊びは嫌いじゃないです。
☆以下、ネタバレありです。
運命のチョークを巡る闇対光の壮絶な戦いを
期待して見ると、主人公のアントンをめぐる愛情の三角関係が
街を破壊する程の引っ張りあいの発展に。
何でしょうこの作品は(笑)
この思いもよらない展開がものすごく好きです。
しかし、前作でも強烈な「呪いの女」ですが、考えようによっては
とんでもなくたちが悪い存在感でよいですね。
タイガーや熊は活躍しませんでしたので次回期待。
前作はラストでなる程の展開でしたが
今作のラストは違った意味でなかなか唸りますよね。
今までのは「なし」(笑)
こうも、ストレートに「なし」なのは初めて観た気がします。
しかし、誕生する子供が闇側につくと言う
言い伝えも戻った所から繰り返されるわけですよね?
ラストのカップルが成立すると
えらい事になりそうな気さえする、落ち。
どうなる?作るのか続編「トワイライト・ウォッチ」!!!
(ダスク・ウォッチ?)
デイの前にナイトを是非。