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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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なんとなくつぶやいています。



手持ち無沙汰に一コマゾンビつぶやき
「TWITTER OF THE LIVING DEAD」
などと気がむいたらやってたり(苦笑)
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☆ゾンビ新時代到来の息吹を最後に…
ロメロ監督の思惑は果して…?!



当ブログ的ロメロゾンビ考察一覧

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作者の青蓮さんのご厚意で拝読中です。
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死霊の南瓜金助
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自称ゾンビ画家
自己紹介:
ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
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最古記事。
ゾンビと歩こう…


ゾンビ、ぞんび、ZOMBIE…
ゾンビの事だけ考えて暮らして
みたいなぁ(笑)。…でも年に
一度のカボチャイベントは
外せないけれど(苦笑)

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2010/10/10
この記事は別ブログに投稿したものの再録です。
そちらは削除したので転載しました。
西部劇にl興味を持ち始めたばかりで詳しくはないので
走り書き程度ですが記して行ければと思います。
作品中よく目にする「棺桶」や「墓標」に「首つりの紐」など
死を連想させるアイテムやらニュアンスに
「始終“死”がうろついていそうな世界観」がゾンビ映画にも
通じそうなので、コチラで地味に投稿して行こうかと。
それでも当ブログの本筋からは外れた内容かも知れないので
更新はトップページに現われないように記して行きます(笑)
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言わずと知れた豪華キャスト共演の
サムライとガンマンが繰り広げる異色の組み合わせ西部劇

メモ#8 「レッド・サン」

アメリカに渡り大統領に友好の証として宝剣を
贈るはずの日本人お侍一行は乗っていた列車が強盗に遭い
宝剣まで奪われてしまう。強盗団もその場で仲間割れし、
一人裏切られ金を奪われたガンマンは一人残った侍と共に
強盗団の後を追う。ようやく強盗団に追いついた場所は
野蛮な部族の徘徊する土地で…。

☆以下、内容に触れています。

異国に在って物怖じしない侍姿の三船敏郎氏の
凛とした存在感は背筋を伸ばさずにはいられない。
ふわふわしたチャールズ・ブロンソン氏と
ピリピリしたアラン・ドロン氏の抑揚も雰囲気が良く、
アクションも目を見張る驚きのシークエンスがあったりで
面白かった。

サムライとガンマンの異色コンビを同じ舞台でどう生かすのかと
期待していたら、背の高いすすきの生い茂る土地が両者をしっかり
浮かび上がらせていました。完璧な融合。これまた興味深い印象で
素晴らしかった。


良作。
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>画像、チラシより。
公式サイト→「 デッド卍スノウ

今年初めての劇場に現われたゾンビを観察!!

雪深い山にある恋人の小屋へ遊びに来たその彼と医学生グループ。
恋人は別ルートから合流する筈が到着する様子もない。
突然小屋に現われた男から、恋人の来る筈のルートに伝わる
ナチス残党の山の言い伝えを知らされるが彼らは怖がる様子もなく
小屋で騒いでいると、次第に何者かが小屋の周りにいる事に気が付き…


バイオハザードIII」でキーワードとして出て来るじゃないですか、
アラスカ。アラスカと言えば「30デイズ・ナイト」でも解るように
極寒の地ともなれば…まさかゾンビが凍って動けなくなって
安全だからアラスカを目指すのか!! なんて憶測も楽しく、
ゾンビが凍る様を想像してみたものですが……凍らない、
ノルウェーの凍てつく雪山ではゾンビ凍らないよ。
しかもフレッシュで雪などものともせず恐ろしく俊敏!!
いや、これは悪魔そのものと言われるナチス残党の執念が成せる技か
はたまた怨念の仕業か。口から出すよ、絶対霊気!! ほうら神秘的!!

面白い。いや、可笑しい!!
底抜け脱線お笑いネタ満載の雪山ゾンビ襲撃作、
ただならぬ迸るパッションを体感しないと勿体ない。
劇中、かの「死霊のはらわた」や「ブレインデッド」が
顔をのぞかせはするものの、解ってあえて描く笑かしネタは
雪山に鮮烈に浮かびあがり新鮮でシュール感いっぱい。

バラされた肉片は飛び散り、
内臓は目の前でもしゃもしゃ食べられ、

白銀世界を流血く染めて行く。

雪にまみれるせいでナチス軍服感は弱いながらもこれでもかとわんさか!!
アイデア勝負B級映画の秀作にしてゾンビ映画の珍品。
原因も理由も一応は語られてはいる。
理屈は語るまでもない。
ただそこにゾンビが現われてしまった!!…それでいい。
それだけでこうも楽しいか!!(笑)。

うん、素晴らしい。合格。


>借りて来たゾンビ。

人里離れた森の中、人々を連れ去り世界を破滅に導こうと企む
科学者が日々人体実験を繰り返していた。ある日、凶暴化した
実験体を制御出来ず逃亡を許してしまう。夜中に森でパーティを
楽しんだ若者達は車で移動中近道を通ると病原体に感染した人を
撥ねてしまい事故で車は動けない状態に。気が付けば辺りには
実験体を喰らい凶暴化したハゲタカが次々現われて!!!


…なんだこのポテンシャルの高さは(笑)
のっけから飛ばしますね。勢いも楽しくバタバタと騒がしくて
面白かったです。 ハゲタカ達もアナログ感でなんかおかしくてよい。

さて、こちらのゾンビ態ですがワシリエンコ博士の拵えた
激しい怒り爆発ウィルスの作用で死んでも蘇って怒りまくり。
「28日後…」でお馴染みRAGEウィルスとの違いは、副作用で
皮膚が変形を起こし原型を留めない程歪んでしまう事と
がんばれば人格を保てる(笑)という点ですかね。
それに加え、感染した実験体をハゲタカが食べてしまい
こじんまりとした怪獣に変貌して人々が襲われまくる八方ふさがり。

肉片飛び散り刻んでくるスピード感ある強引な演出、
惨殺死体ゴロゴロの血まみれ研究所、内容的にはよくある
マッドサイエンティスト復讐劇に巻き込まれた若者達の
お話でしたが、ドタバタと暴れまくる勢いだけとっても
充分楽しめました。

及第点以上、満足のB級ハチャメチャムービーの珍作。


>画像、チラシより。
コンセプトも好みでビジュアルブック
Coraline: A Visual Companion」も気になります。


古びた家に越して来た一家は両親が仕事まみれで
一人娘の相手も侭ならない状態。退屈な娘は家の中の探索を
命じられ仕方なく家中を探索すると、扉の上から壁紙が
貼られ隠されていた小さなドアを見つける。
そのドアの先にあった別の世界は次第に娘を魅了して行き…。


コマどりされた人形劇はそれ自体好きなジャンルなので楽しかったです。
ヘンリー・セリック監督の描き出す、迷い込んだ不思議空間、
湿った見世物小屋感は、相変わらず独特の気配。
所々垣間見える歪なイメージは個人的には微妙な毒気を孕んでいて好み。

3Dは立体と言うより浮き上がって見えるタイプに近い印象。
到頭ここにもCGが侵蝕して来た感はなんだかもどかしい気配。
顔に入る線を消すくらいでも、どうも態としてニュアンスが
ずれる感じがする。

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」はティム・バートン色、
この「コラライン」はコンセプトアート上杉氏の色濃い印象、
なかなかヘンリー・セリック監督にスポットが当たらない結果
なのは寂しい気も。先にも述べましたが既出作品でも
感じ取れる見世物小屋的な世界観に湿った雰囲気を描ける
演出家ではないかと思うのですが。ヘンリー・セリック監督作では
「モンキー・ボーン」のイメージが暴発する雰囲気が特に好きで、
ゾンビ好きの私にも興味深い作品です。

余談ですが情報バラエティ番組「スッキリ!!」内で、コラライン紹介時に
なんと番組恒例の「」の人文字をコララインがやっている映像を
監督が持って来てくれて、ファンなら大喜びの物凄いレアケース!!
首がくるっと回るお馴染みのポーズで映像保存版にしましたよ!!



>画像、「医学と芸術展」案内配布物より。

ダヴィンチの書き残したメモや
昔の医療器具の展示されている映像が
TVで紹介され興味を持ち向かいましたが、
予想外に死がそこかしこから顔をのぞかせる展覧会でした。


2月28日で終了との事なので行ってまいりました、医学と芸術展
興味深い品ばかりで非常に有意義な時間を過ごせました。
今程医術の発展無き昔の人々が描いた医学に通ずる絵画やメモ、
昔の手術用具に医療機器、筋肉や内臓の構造の模型、義手義足等の技巧、
そして医療や生命を主題にした芸術作品が展示。どれもが感慨深く絶品。
「鉄の肺」の現物は映像で見た以上に感慨無量。

中でも圧巻なのは「どこからでもない議論」と名付けられた
59.5×243cmの乳白色の帯状の作品で人間の頭蓋骨をサンドペーパーに
2週間擦り続けたというパネルとその製造過程のドキュメント映像。
人間の死の中のひとつの末路が目の前に“展示”されていると言う
本物感は身震いした。

さらに「ライフ・ビフォア・デス」シリーズの死の際に立つ人々の
生前と死後のモノクロ写真に込められた魂を垣間みれば、
「ゲーム・ボーイズ・アドバンス」なる一見すると子供2人が
携帯ゲーム機で遊んでいるいち風景の等身大人形が、
よく見れば老人のように皺だらけで、クローン技術での、
採取した細胞の劣化情報までも忠実に秘めていた驚きを再認識させ、
「ヴィクティム・レザー:テクノサイエンス的【身体】で育てられた
縫い目のないジャケットのプロトタイプ」と言う作品では
人の細胞培養から自らの服を作れば動物を殺す必要もなくなるだろう
と言った意味を込めた終焉的生産技術の結実を夢見させて来る。

終盤では遺伝子組み換え作品蛍光ウサギ「アルバ」の醸し出した
物議を取り上げ、生命体の作品化と医療進歩に於ける動物実験での
命の線引きについて考えさせられたりもした。

それぞれ素人考えながらの個人的感想ではありますが
その充実感は計り知れなかったです。

今展示物は平凡社から出版された
医学と芸術:生命と愛の未来を探る」として
書籍でも堪能出来ますので興味のある方は
ぜひお手に取ってご覧下さい。


>画像、森美術館プログラム表紙
30 Days of Night [Soundtrack]

> 画像、捕獲CDより。

いやぁ、なんてサントラなんだ…。
 
非常に耳当りが悪い!!(笑)…とは言っても褒め言葉なのですが。
映画「30デイズ・ナイト」自体が様々な嫌悪感の羅列で精神的にも視覚的
にも嫌ぁな雰囲気が漂い作品の見せ所と認識しているのですが
そのサントラを聴いて驚きました。音まで耳障りを意識していそうな
作りだったとは。どうりで映画も嫌悪感あったわけです。

…何で捕獲したのか?
それは気に入ったから捕獲したのですけれど(笑)
 
劇場での印象はここまで耳が痛い程のノイジーな印象は無くて
研ぎすまされた硬質感がかっこいいと思っていたのですが
これはしてやられた感でいっぱいです。
 
 
黒板を爪で引っ掻いたり…
 
金属のパイプでコンクリの壁を叩いたり…
 
室外機の前に座ってモーター音ずっと聞いていたり…
 
 
そんな感じなのです、このサントラ。
実際の騒音は当然心地悪いですが、サントラに関しては割と
ノイジーやら具合の悪そうな音作りのものが好みだったりします。
…が、ここまで正直な騒音に近い作りは初めて出会ったかも。
映画の世界観に一役買っているのは間違い無しでしょう。
そう言った意味でもサントラとしても傑作です。見事。

30 Days of Night (Score)[amazon]







>画像、捕獲DVDより。

さて、ゾンビの観察を始めて101回目。
独断でカテゴライズしたゾンビ態ですが
重複タイトルがあってもまだ100です。
どんだけ蔓延っているんだろうかゾンビ達よ。

…面白いな、ゾンビは!!

今回は101回目と言う事で気持ちも新たに
当ブログタイトルの参考にもなった
「私はゾンビと歩いた!」を取り上げてみます。
「生と死のはざまで」「ブードゥリアン」と言ったタイトルでも
世に出てる、愛しすぎた故の悲しき不幸の連鎖のものがたり。

こちらのゾンビは人間の肉を喰らう死んだ人間ではなく
ブードゥー呪術によって産み出されたらしい存在が登場。
らしいと言うのは誕生する瞬間は描かれていない為ですが
それでも始終漂うようなブードゥー儀式の太鼓の音が響き渡り
異様なブードゥーの浸透する気配を醸し出していて
なかなかの不思議空間。

雪降りるカナダからヤシの木茂る憧れの地ハイチの島へ
派遣された女性看護師は、働き始めた屋敷で夢遊病患者同然の
美しくも生ける屍と告げられた屋敷の主人の奥方と会う。
どうらや奥方は屋敷の主人とその弟との関係から心の病になったと
思われていたが、治療も侭ならず看護師はやがてはこの地に根付いた
ブードゥー教の司祭に診てもらうまでに…次第に病の元凶に
近づくにつれ、真相は意外な方向へ。


看護師、屋敷の主、その弟に母親…示したベクトルが絡み合い、
それぞれに抱いた思いは事態をただ悲しい結末へと導く。
縺れる思惑、ブードゥーに翻弄される様と、虚しいに尽きる。

不思議なブードゥー呪術に触れてみたい方はどうぞ。
太鼓の音が耳から離れなくなりますよ。

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>画像、チラシより。

14歳で殺された女の子スージー・サーモンの伝言。
ピーター・ジャクソン監督が撮り上げた比類無き剥き出しの塊。
私の人生に於ける指折り数える傑作映画に含めてしまった逸品。

悲しくも儚い残酷な物語の中から導かれた息吹く現実。
少女の思いと大切なものを奪われたある家族を知る事になる。
こんなにもストレートなそれぞれの存在感を溢れ出させた映画は
私の観た映画史上初めてかもしれない。

演じた役者さんも見事。
シアーシャ・ローナンさんの儚さと勇敢な姿、
マーク・ウォールバーグ氏の迷走感、
そして妹役のローズ・マクワイヴァーさんの見せた決心。
殺人鬼役を演じきったスタンリー・トゥッチ氏の技量も賞賛したい。
忌む存在ながら彼無しでは成り得なかったアンチテーゼと、
その姿を真っ向から描いたピーター・ジャクソン監督の示した
コントラストの鮮やかさは見事。私は満点付けたいです。

基本的に映画の感想は個人の受け止めた印象で
成り立つ部分が多いので私も感じたまま書き綴ってみます。

☆以下、ネタバレありです。未見の方はご遠慮下さい。

年端の行かない命が奪われてしまう作品は様々ありますが
死後の天国とこの世の狭間から残された家族を見続け
なおかつ自らの決意と成長を描いた作品は初めて見ました。

殺された女の子スージーが殺人鬼に向けて放った言葉を聞いた時は
胸が締め付けられましたが、その言葉を聞けた事も凄い経験でした。
そうでしょうとも、スージー。

妹は殺された姉を知るや、おもむろに腕立て伏せを始め
体を鍛え上げようとしている所も残酷な現実。

父親はなんとかして犯人に辿り着こうと四苦八苦のあげく漸く
犯人に気付き復讐の鬼と化するも、第三者に“殺人鬼同然の
恐るべき存在”と認識され大怪我を負わされる様も紙一重で危うい。
復讐を果たす善し悪しではなく、その状態を第三者から見せた暴力性。

殺人鬼がそれはもう憎い。怒る。憤慨させる。
姑息で卑怯で力任せな破壊力を投げつけて来る。
金庫を一画一画転がす様は、もうやめてくれと悔しくて仕方なくなる。
こんなにも痛烈な怒りを感じさせた殺人鬼はいなかったかも。
最後まで“捕まる事が無かった”終わらせ方も現実に起きているであろう
児童殺害事件の今だ未解決の多さへのせめてもの切実なる思いに
重なって来る。

やり残した事があると言ってスージーが天国行きを先延ばしにすると
知り合いの体を借りて大好きな男の子の前に現れ、
キスをしてとお願いする。
…やり残した事、だらけだろうに。
殺されずに生きて、恋をして、ときめいて、
その歳特有の幸せも、もっと感じたかっただろうに。
生きたかっただろうに…最後のキスはそう思う以外無かった。

執拗なまでに負に囚われた刻み込みと
あらゆる涙涙のエピソードばかりで心動かされっぱなし。
深く考える事無く観たままだけでもホント凄まじい作品でした。
浮かばれない内容でしたが思う事の多さから支持したいです。

ラブリーボーン、本来備わるべきものじゃないけれど
スージーの伝言として、受け取りました。


なんて書いていたら
「ラブリーボーン」からスタンリー・トゥッチ氏が
第82回アカデミー賞助演男優賞ノミネートですか。
彼無くしてこの作品は成立し無かったかもしれない。
監督が何人かの役者さんにオファーしたところ、
この役で数ヶ月過ごすのは堪え難いと断られ続けたと言う
そんな役に挑み、役作りのためその筋に取材し精神的にも
辛かったと情報がありましたが、この存在感は憤りを
感じさた故の素晴らしさがあったかと。


祝・第82回アカデミー賞 助演男優賞ノミネート!!

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>衛星より受信。

去年観た「マイ・サマー・オブ・ラブ」に感動し
またそう言った感覚の作品に出会いたいと思いながら
過ごしてまいりましたが…出会えました。
DVDは去年の4月に発売されていた様ですね。
しかもその前の劇場公開時は立ち見が出る程の
盛況ぶりだったとか…知らなかった(汗)
この度、衛星受信で鑑賞しました。
本来ならば6回に1回はゾンビネタと決めているのですが
これは書かずにはいられなかったのでお付き合いの程。

お気に入り断絶映画紹介第9回目、「BOY A」
…感服しました、傑作と言えそうです。

幼い頃に重大な罪を犯し
悪魔の少年と呼ばれ収監されていた少年A、
刑期を終え新たな人生を歩み出そうとする。
犯した罪を巡る暗い過去に
新たなめまぐるしくもまばゆい生活の対比から
やがては過去が再び混乱を呼び込んでしまい、
悲劇は少年Aの潜んでいた姿を浮かび上げる…。


…こういうのは弱いや、泣いた。

以下、内容に触れています。未見の方はご遠慮下さい。

名を変え過去を隠しソーシャルワーカーのもと
真っ当に生きようと懸命な元少年A、
仕事の途中で、事故に合い瀕死の少女を見つけ助け出す。
恋に生き、幸せな時間を過ごす日々が続くが長くは保たなかった。
ソーシャルワーカーの所に別れた妻と暮らしていた実の息子が現われ
父親と関係のいい元少年Aを疎み正体を世間にばらしてしまう。
元少年Aは再び悪魔として脚光を浴び家から飛び出す間際
玄関先に届けられた一通の手紙を手に取り逃げ回る。
行く宛のない元少年Aは行き詰まり持って出た手紙を開き
読み始めると差し出しは助け出した少女のもので
書かれていた内容は少女の見た
もうひとつの少年の姿を浮かび上がらせた。

…号泣。

確かに少年は最悪な事件をおこして服役し
取り返しのつかない傷と過去を刻む。
その事で憤る観客もいると思し、私も感じる。
道を踏み外してしまった少年達の環境や行動から
何を得られるかは各個人の見解にゆだねられるも
しかしながら生の息吹を感じられた時間から
全て奪い取られる様はいたたまれない。
救った少女の手紙の内容も残酷さを煽り、
悪魔と呼ばれた少年の中にも宿ったもうひとつの姿に
なぜそう生かされなかったのかと
ただただ悲しくもどかしい。


生きるって難しいよ、A。


賛否が分かれそうな作品だとは思いますが
私はこの感覚は支持したいです。

>画像、チラシより。

かいじゅうとは何ぞや。

例えば私が子供だったとして、これを見て果して
気持ちに入るかというとたぶん入らなかったと思う。
原作絵本の印象とは真逆のスタンスな気がして
原作の冒険テイストとかいじゅう騒ぎに夢抱いた私には
痛々しく重すぎました。かいじゅうの性格分けと少年の心情に
かいじゅうの何たるかを秘めた作りは確かに原作にもありましたが、
個人的にはかいじゅうたちの王様になって暴れまくる時間が
非常に羨ましくある意味憧れを抱いていたので、
このニュアンスはしっかりと届いていませんでした。

以下、原作と映画の内容に触れています。

ななつのかいじゅう。
怒る、
力任せ、
妬み、
寄り添いたがり、
聞く耳もたれず、
孤立し、
逃げたがる。

…シビアすぎる。

戦争、傷害、暴挙…
現代社会のまどいとの重なりも垣間みてしまった。
断絶極まりない行き詰まった感情の果ての塊、築かれた垣根は頑丈。
子供ながらに“じぶんのいるせかいじゃない”事を感じ取ってしまった
主人公の原作とは違うかいじゅうたちの王様になれなかった悲しさを
感じてしまいましたが、かいじゅうたちに“担ったそれ”を少年に
伝える為の存在なのかもしれないと思うと、別れ際の
そうする事しか出来なかった悲しみに満ちた立ち姿は
大人になった今でこそ忘れない。

一見すると少年の成長譚にみえましたが
子供らしい無邪気さとかいじゅうの性格分けを同じものとしながら
実はかいじゅうの理不尽さに子供は太刀打ち出来ないだろうと言う
解決策の浮かんで来ない真実の影を浮き彫りにして行くように
感じられた脚本は問題定義としてみると優れていると思う。

今回子供の頃抱いた世界に行けなくなってしまったのは
大人になった私自身の思考が邪魔をしているせい?
…そうか、私がいけないのか…これはかなり寂しい。

かいじゅうたちのいるところはほんとうはどこだろう。
少年の居場所、守りたい。

大人になった今だからこその
かいじゅうたちに出会えた事、
それはそれでしっかりと響いた。


「マルコヴィッチの穴」「アダプテーシュン」に続く
内向滑り台スパイク・ジョーンズ監督作とは言えそう。
…そうきちゃったか。かなり予想外。
まさかこの作品が断絶袋小路第8回目としての紹介に
なるとは思いもよらず。


かいじゅうたちの動く姿に、心は踊った。



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