実録外伝 ゾンビ極道 2007/11/29[Thu] ゾンビ観察

＞借りて来たゾンビ。

いわずもがな
抗争物はこうでなくては!!と言う技法を駆使し
ゾンビを死の使い、破滅因子として描ききった怪作ですね♪

人肉を喰わずとも人に食らいついて離さない
意味は違うけれど食らうのには違いない
ユニークなゾンビの登場でした。
いわゆるゾンビのそれとは違いますが
よかったです。及第点はクリア。
無垢で一途な増田未亜さんの存在感は貴重。

☆以下、ネタバレあり。

戦いを好まないヤクザの主人公が
死しておっぱじめた戦いの無くなる世界へ導く戦い…。
闘争の鬼と化しながらも、復讐というよりは
そんな意味合いも受け止められて唸ってしまいました。
見せてくれましたね、監督さん。
最後はこの手でもう一度抱きしめたい…
そんな雰囲気も感じられて切ない事。

スローター 死霊の生贄 2007/11/24[Sat] ゾンビ観察

＞借りて来たゾンビ。

最近では観察前にある程度ウェブで
予告やら見られるものも多いので
ほんと便利な世の中になった物ですね。
予告見て気になった｢スローター｣は
日本語吹き替え版の方が話題になっている雰囲気ですね。
私はゾンビのうなり声を吹き替えで聞くとなぜか凹んでしまう
場合があるので、字幕の力を借りてみる事が先なのですが
ラストに近づくまで笑っていい所なのか
線引きがうまく伝わって来なくて首を傾げながら観ていたのですが、
ラストに向かうにつれこの作品のおかしな所が加速し始めます。
なんか、おかしいです。ネジがスポンと抜ける感じ、
そこ、楽しめました。内容は目新しくはなかったのですが
化物の造形はそれなりに好みでその時点でプラス評価。
ラストのおかしなところで及第点クリア。

THE SLAUGHTER TRAILER↓

Get More The Slaughter Trailers at TerrorFeed.com

吹き替え版はそのラストの破綻のギャップを無くそうと
苦心の作でしょうか、その心意気は伝わりましたf(^^;)
それぞれ楽しみ方が違う仕上がりになったのは
この作品では仕方ないのかな？(^_^;)>"

ぱりぱり感がなかなか素敵な絵面。
→About The Slaughter(海外)
→The Slaughter(海外)

デッドマンズ・プリズン 2007/11/23[Fri] ゾンビ観察

原題｢DEAD MEN WALKING｣、
この言葉を聞くとやはり
スーザン・サランドン、ショーン・ペン両氏の
｢デッドマン・ウォーキング｣を
思い出してしまいますね。
｢受刑者が処刑室へ向かって歩き出す時に
刑務所の看守が口にする言葉｣と言う含みだと
その時に知ったのですが、その辺の意味も
あるのかなと思いつつ観察してみました。
猛進系ゾンビの好きな方は楽しめるかも。

☆以下、ネタバレの可能性ありです。

オープニングは好きです。
内容も悪くはないと思いました…が
なんだか全体的に黒いです。

目新しい印象が希薄に感じてしまった所も評価しにくかったり…。
ゾンビとしても描きかたに説得力が弱く
ゾンビじゃなくて｢暴れているおっさん達｣と言う
見た目を強く感じてしまい、きっと私が見方を誤った。
おっさん達存在感ありすぎたのかな？
やはり黒いからでしょうか。
さらっと観れてしまった所も存在感が弱い印象を
後押ししてしまったのかなぁ。

嘔吐祭りは別の意味でなかなか気持ち悪いです。
臓物は黒いけれど結構出していましたね。
子供の臓物だと赤過ぎは危険なのかな〜？
そこを描く為に黒いのかな？
だとしたらタブーに挑戦した作品なのかも!?
最後ヒロインの末路も雰囲気好いし
囚人罪人皆殺しも人権云々どこ吹く風で結構シビアで
設定は評価出来るのに及第点には
遠く及ばずの印象でした。

作品としては花開かなかった印象。
嫌いじゃないけど。



別物ですが
監獄ものの｢es｣も
違ったえげつなさで◎

DOOM [特別編] 2007/11/19[Mon] ゾンビ観察

＞衛星より受信。

WOWOW放送分、劇場公開版より10分長いそうです。
すっかり忘れていて劇場でもレンタルでも見ていなかったのですが
｢特別編｣だという事を知らずに見てしまいました。
劇場版とは何が違うのか…。とりあえずレンタルしてみようかな。
…順番間違えている気が(^^;)

及第点及ばず。とは言え、
ラスト15分前から俄然盛り上がりますね。
ゲームは未体験ですけれど、例の自分目線のシーンは
ちょっとしたお化け屋敷感覚にも近くて
楽しかったのが意外でした。
どこかで観た感は否めませんが良かったです。

ゾンビ率は低いものの倒しっぷりはなかなかでしたね。

DVDは劇場公開版と同じなのかな？
どなたか教えて。

ゾンビ3D 2007/11/10[Sat] ゾンビ観察

＞画像、チラシより。

いよいよ、本日より公開｢ゾンビ3D｣。
ゾンビ好きの方は、ぜひ足を運んで観客動員数を増やし
ゾンビ映画を流行らせる事に貢献しましょ(笑)。

ロメロ監督の｢NIGHT OF THE LIVING DEAD｣のリメイクとうたって
いますので、未見の方は(最終版の方ではなくオリジナルを)見て、
どういうリメイクか知っておくのも宜しいかと。
｢NIGHT OF THE LIVING DEAD｣ありき、です。

先日の｢勝手にゾンビ映画祭｣の時に書いた事とかぶりますが、
タイトルに｢ゾンビ｣と言う｢言葉｣を冠したくなるのも頷けるくらい
｢ゾンビ｣｢ゾンビ｣｢ゾンビ｣と沢山の｢ゾンビ｣が出て来て
文字通りまぎれもなく｢ゾンビ｣映画でしょう。
邦題に｢NIGHT OF THE LIVING DEAD｣を使わないのは逆に正解かも。

(追記11/11→シネマトゥデイにこんな記事がありました。)

☆以下、ネタバレありです。ご覧になった方はどうぞ。

結局、作品としても評価しづらい、珍品なのかなぁ。
3Dはそこかいっ!!と突っ込みたくなるくらい、
意外な場所で炸裂しますね。パンフレットを読みますと、
なぜその辺だけなのかという事が｢一言｣書いてあって
笑ってしまいました。そう言う理由なのですね。
お話はリメイクと言う事を忘れてしまったかのごとく
横道にそれっぱなしで戻りもせず、突き進み、
登場人物のお口もゆるみっぱなしで、いろんな事、
話してくれて、それが破綻し過ぎで、
笑ってしまいましたが…。でもこう言う破綻は
困りますよね。恐るべし｢ゾンビ３D｣。

…でもシド・ヘイグ氏は観ていて飽きません。凄い人だ。

バイオハザード3 2007/11/08[Thu] ゾンビ観察

＞画像、チラシより。

観て来ました〜♪
う〜ん、やはり世紀末的ニュアンスが強すぎて
夢物語に見えてしまった印象は拭えませんでした。
1、2を観ていないと解りづらいですね、多分。
1、2を観てから行った方が、より面白いので
見ていない人は観てからの方が良いですね♪

☆以下、ネタバレあり。

日頃から死のイメージのつきまとう砂漠に、
死んでいるゾンビを被せると相殺してしまうのではないかと、
懸念を抱きつつ、それでも白昼彷徨うゾンビを見たいと期待して
観に行った所、やはりゾンビは活き活き(笑)していない印象。
ゾンビ(アンデットと言っていますが)はやはり
文明社会に存在してこそ、不気味？
現実感から切り離しすぎてしまうと恐怖感が薄くなってしまうのかなぁ。

1、2を踏襲したイメージの使い方は巧いです…が、その分、
物語が予想範囲からずれる事無く、大団円を迎えてしまうので、
あっさりと終わってしまい喰べ足りなさも残りました。
俯瞰シーンやアクション、折り重なる死体、烏の群れ、
悲壮感もしっかりと描かれていて、所々、見応えはあっただけに
勿体ない気がしました。ラッセル・マルケイ監督作としては
復活を予感させる雰囲気も伝わって来て嬉しい。

続編をにおわすエンディングでしたがアリスの物語はここで終え、
噂のスピンオフに期待したいです。
やはり殆ど人間の死に絶えた世界は、
今ひとつ入り込めず怖がれませんでしたし。

それでもアリスの大活躍は痛快でした。
アンブレラ社の招いた惨劇を描くB級娯楽大作として、
1から3まで見応えはありましたし楽しかったdeath。
それには☆５つあげたい気分。

→バイオハザードIII オフィシャルサイト

シティ オブ ザ リビングデッド 2007/11/01[Thu] ゾンビ観察

観ました。｢シティ・オブ・ザ・リビングデッド｣
アニメながら及第点はいっていますね。
結構破綻していて、お話は好き。
ゾンビもワラワラしていて、絵ながら面白いです。
特殊ゾンビ物として話の種に観ておいてもいいかな、
といった感じです。

かなりグチョグチョしていて、気持ち悪いです。
減点してしまった所はゲームの横スクロール的な絵面が
本当にゲームしているかのような感覚に陥ってしまい、
現実感から切り離されてしまう印象を受けてしまったせい。
独特の動きがチラチラしていて見辛い所もあります。
慣れていないと酔うかもしれませんf(^^;)。
別の意味で気持ち悪くなるかも知れませんので、ご注意。
音楽は単調なのですが耳に着くとは慣れなくて意外に盛り上がる(笑)
特典のショートフィルム｢RISE ZOMBIE RISE｣もアリかな。

☆以下、ネタバレあり。

いきなりおじいさんが破綻していている所なんかは
気味悪さを増して、物語に華を添えています。(笑)
一番凄い所は、お爺さんが死んでしまってゾンビになっても
お話がまだまだ続いて行く所ですよね。破綻ぶり最高潮death(笑)


アニメゾンビで思い出すのは
｢ヘビーメタル｣の一編｢B-17｣ですよね♪

ゾンビーノ 2007/10/30[Tue] ゾンビ観察

TOHOシネマズ六本木ヒルズで
ファイド君に会おう(^^)/"

一言でいうとカワイイ作品でした。
コミカルな雰囲気も手伝って好いです。
個人的評価は及第点越えと言う感じ。
とは言え、見た目の恐怖感は殆ど皆無なのに
内包された恐怖感は絶大で面白いかと。

☆以下、ネタバレあり。

この作品、独特の世界観を築き上げている印象で
ヒジョ〜〜〜に怖さを醸し出して来て、興味深いです。

｢死｣は｢無｣に帰する…だけでは無くなった世界は
ゾンビ物の常ですが、恐怖ではなく身近な存在として
死後も形をなし存在し続けられる事が選択肢として加わると、
人々の死に対する恐怖も希薄になってしまうのか、
死に対する思いは実にあっけらかんとしていて、
そこが面白いながら、不気味。その辺も考えさせられて巧いです。
それ故かゾンビに対して親しみや恋心を抱くのは当然のごとく
それが純愛めいてくるから不思議でかわいらしく
そして、愛するが故の盲目は確実に悲劇を呼び込んでしまうわけですね。
そう書くとなんだか重厚な愛の物語な気配も感じて来ました(笑)。

ゾンビの群れが大挙して押し寄せて来るシーンは
弱いけれどそれなりに説得力はありました。
評価がそんなに高くならなかったのはたぶん
始めから破綻し過ぎで面白いので、
ラストの破綻ぶりが普通(笑)すぎる印象のせい。惜しい。
大笑い出来るというよりは、くすくす笑ってしまう、
そんな作品でした。タミーがキュンと来ます(^^)


→ゾンビーノWebsite

ミート・オブ・ザ・デッド 2007/10/24[Wed] ゾンビ観察

オープニングにおけるエンディングへの終末観は
個人的には巧妙なニュアンスに思えて及第点越えです。

パッケージでは女性が斧を持っているので
バッタバッタと斧でなぎ倒すのかと思いきや
そんな凄いシーンは無かったですけれど、まぁいいやf(^^:)

☆以下、ネタバレあり。

結構よかったです。墓掘りデズモンド、
シャベル１本でゾンビ達と闘う姿はなかなかですよね。
キャラがよい感じなだけに最後はなんだか残念!!(T_T)。

途中から出て来るコーチの妙な眼鏡キャラで
いっちゃってるぶり発揮もよいかと。
ゾンビメイクは何かしようとしたのは判りますが
ちょっと表現が解りにくくて惜しい。

オープニングの疫病の為に処分される牛達の行く末と
ラストの主人公の行く末、そう被せましたか。
行き詰まり感はやり場の無い不安をあおっていいな。

途中、夜に立って眠るゾンビ達が出て来て目を疑いましたが
そのシーン、けっこうハラハラして観てしまいました。意外。
眠るゾンビは私は初めて見た様な気がするのですが
他にはあったかなぁ？

真っ暗闇の中、ライトに照らされ浮かび上がる
お食事中のゾンビ達の姿は見た事ある絵面でも気味が悪いです。

ゾンビの帰郷 2007/10/21[Sun] ゾンビ観察

＞衛星より受信。

マスターズ・オブ・ホラーの一編｢ゾンビの帰郷｣、ようやく観ました。
入荷しなかったのか、返却されなかったのか
近所のレンタルには恐－１の｢インプリント｣
｢愛しのジェニファー＋虫おんな｣
｢チョコレート＋閉ざされた場所｣の三本しかなくて
すっかり忘れていましたがWOWOW放送版で鑑賞出来ました。

いや〜涙ぼろぼろ出ますね、これは。
ゾンビ達でこんなに泣いたのは初めてかと。
ドーン・オブ・ザ・デッド(リメイク)では
最後あまりの悲壮感に目頭熱くなりましたが、
これはそれとは違いました。

人間ドラマとして置き換えられるテーマ的要因も多く、
深く考えさせられる一編ですよね。
間違いなく自分史上屈指の傑作ゾンビ作品に認定です(^^)>"
まさにゾンビを描けるホラーだからこそ
こういった作品も登場出来るのかなぁ。
やっぱりホラー映画ってすごい。おもしろい。
敬礼!!☆="<(￣-￣)


ゾンビ映画ぞくぞく公開に乗って
｢ゾンビの帰郷｣単品化してくれないかなぁf(^^;)

こんなに完成度の高いシリーズ観ていなかったなんてかなり迂闊ですね。
全編観賞後、ビックリしました。
｢ゾンビの帰郷｣の他、中でも好きなのは
｢世界の終わり｣｢ムーンフェイス｣
｢ディア・ウーマン｣｢ハンティング｣
｢虫おんな｣と言った所です。

→｢マスターズ・オブ・ホラー｣オフィシャルサイト