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“ゾンビと楽しく過ごそう!!” を標語に日々ゾンビとの接し方を摸索しているブログです。「ゾンビ保護区」を目指し出会ったゾンビ達の観察記録や創作ZOMBIEまんが&すけっち他、好きなホラー映画やお気に入り断絶映画の事等気まぐれに更新しています。
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なんとなくつぶやいています。



手持ち無沙汰に一コマゾンビつぶやき
「TWITTER OF THE LIVING DEAD」
などと気がむいたらやってたり(苦笑)
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☆ゾンビ新時代到来の息吹を最後に…
ロメロ監督の思惑は果して…?!



当ブログ的ロメロゾンビ考察一覧

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この世にゾンビを放ってくれて
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プロフィール。
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死霊の南瓜金助
性別:
男性
職業:
自称ゾンビ画家
自己紹介:
ホラ〜映画は好きでゾンビにも興味はあったのですがリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)を見てからというものモノスゴク好きになってしまいました。好きと言うだけでマニアックという程の知識はありませんけれど。そんな訳でゾンビ熱発症からは日が浅いのですが、以来、ゾンビ漫画家になるのが夢です。「南瓜金助」と言うペンネームでちょっとした漫画を描かせて頂いたりもしていました。
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最古記事。
ゾンビと歩こう…


ゾンビ、ぞんび、ZOMBIE…
ゾンビの事だけ考えて暮らして
みたいなぁ(笑)。…でも年に
一度のカボチャイベントは
外せないけれど(苦笑)

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>画像、捕獲DVDより。

女子高生売春にバラバラ殺人…しかしすごい題。
でもそう言うタイトルだし。取り上げて大丈夫かな?
やばい単語は引っかかるでしょうが。
長さよりそっちが気になりすぎ。R-15。
最近、最後の劇場公開とかで上映もしていた様ですね。

韓流ブームの波に乗って上陸したらしい
2003年の劇場公開作品。
内容もまんまタイトル通りですが
なんだかもの悲しい悲劇的末路を醸し出し
正味50分くらいなのにスローな展開が
妙な不安感を煽って来て不思議。

荒唐無稽なのに地味に見えて、
派手な演出や描写は無いけれど
でもやっている事は結構どきついと言う
摩訶不思議インディーズセンス炸裂。
女子高生がセーラー服で拳銃構え
そのミスマッチに迸るパッションの息吹を感じられれば
異様な勢いのお気に入り作品になる事間違い無し。

なかなかトンでもない代物。


以下、ネタバレあり。

お年寄りのぼやきに きっつい顔の教師、
変な始末人3兄弟、謎のミシン職人組織…
なんだろうこれ…見るスタンスが判らなくて硬直。
ゆるーいダンスに脳みそやられて
青春サイクリングに微笑み返し。
夜景に響くオペラに羽交い締めにされれば
身動き取れずに世界に没頭(笑)
強引に納得させられる大団円に
植え付けられる何とも言えない爽快感。

女子高生の目力に存在感も雰囲気好し。
ありがとう、イ・ソユンさん。
全身全霊ブッ放せ!!!
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>画像、捕獲DVDより。

ようやく見る事が出来ました。映画史上初登場のゾンビ達。
ゾンビ好きを語るなら見ておかないといけませんよ〜きっと。
…って、観たから言えるのですけれどねっ(汗)

ハイチの伝承から成る秘術ゾンビの姿はなんとも屈辱的な様相。
俗物的な卑劣極まりない男共に弄ばれた女性の愛おしい物語。
なるほど、なかなか興味深いゾンビ達。楽しめました。
引きや俯瞰の映像が多く全体像が見て取れるのも面白かったです。
十字架と墓石が乱立する山の斜面は気味悪い雰囲気が出ていて
ホントにあったら平たい墓地よりなんだか怖そうです。

以下、ネタバレありです。

ホワイト・ゾンビは純白な生ける屍でしょうか。

美しすぎるゾンビはどす黒い欲望渦巻く男共に弄ばれながらも
まっ白で純粋な存在感を浮き上がらせB/Wのコントラストも象徴的。

城に軟禁されている(?)メイド達の“死”に触れたがらない様からは
悲しみや恐れ、不吉、等の死へのおののきも伝わり、
秘術によって生ける屍と化した人々の中には、
非道な術師に敵対し殺され蘇らされたものの姿もあり、
配下へと落とされ奴隷として扱われる、
死後さえ屈辱的な扱いを感じさせ、
後にロメロ監督の描き出した生ける屍達と心ない人間の姿を
垣間みた気がしました。ゾンビの原点ここにありと言った
風格さえ滲ませ、非常に良かったです。拍手。

>画像、捕獲DVDより。

ヴァンパイアブームに乗っかれレビュー第2弾!!

…え?ズレてますか?

ヴァンパイアって名前のついた吸血映画ですよ?

VHS版のタイトルは「ブラッディ フリーウェイ」です。
地味ですがサスペンス風のノリに荒唐無稽な展開が
個人的には心地よかった作品。

エネルギー問題を抱えた現代への究極の資源調達か?

☆以下、ネタバレありです。

だ…騙されたのか!? 私まで(笑)
VAMPIREという名の血を燃料にして走る車に
生命をもてあそばれる企業サスペンスな仕上がり。

エネルギー問題を解消する為の資源が人間の血液って
“代償は自分達で補えって”聞こえるセンスが今以て渋い。
現在でも充分皮肉めいて良いですよね。
製作は1982年とありますが、VAMPIREが70年代中盤の
スーパーカーっぽい雰囲気とそんなマシンあったら
スゲーなーって言う感覚で観ていたので結構楽しめました。

ちょこっとだけ血なまぐさいシーンもあったり
ボンネットに腕を突っ込む機械と肉の融合的な絵面は
なぜか妙な生々しい高揚を感じて不思議なシーン。

結局は結論は観たものにゆだねられる放り投げムービーですが
すっとぼけぶりもそこからかって言うくらい潔く、
なんだか頬を緩ませてしまいました。

いわゆる吸血鬼は出て来ませんが、吸血鬼に噛まれた人間が
自らも吸血鬼となり、人々の血を吸いに徘徊する様を
生きてもいない死んでもいない生ける屍=“ゾンビ”と
表現し言い切る辺りも個人的には興味深かったです。
となると本作は、VAMPIREに生き血を吸われ生気を失った
生ける屍ゾンビ映画って事ですよね!!!
…無理がある?(笑) 当ブログ的にはありで!!

>借りて来たゾンビ。

さて、予告していた「チルドレン・オブ…」でも。
レビューに挑戦しようと決めてから投稿まで
非常に困難を極めたルッソ氏絡みの珍種ゾンビ登場。

パッケージには「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の
後日譚と記されていて、ならばと見る事に。
続編としてはどこか違う印象でした。初めて観た時、
出来不出来はともかく、ゾンビホラーとしての
説得力も弱いにしても、物語は私なりに把握出来たのですが、
主役格のゾンビの風貌に首を傾げずっと理解出来ない
ままでいて、その何年か後に意を決して見た
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 最終版」から、
本作の主役格ゾンビの風貌への答を垣間見た様な気がしました。
ジョン・A・ルッソ氏プロデュースの下と言う事で
「ナイト・オブ…最終版」からの流れと見ると
スタンスはなんとなく相通ずるものが見出せますよね。

本作は「…最終版」とセットで見てみるのも一興?
あくまでも「…最終版」の方です。
とは言っても、決してオススメしている
ワケではありませんので、あしからず。

>画像、DVD捕獲より。

劇場公開時は見逃しました!!…無念。
衛星受信で観たものの劇場公開版なのかは解らず。
このディレクターズ・カット版とも見比べてはいません。
ヴィン・ディーゼル氏主演のバビロンA.Dが近日公開ですね。
ヴィンさんと言えば、当ブログ的にはこれでしょうか。
「ピッチブラック」はみなさんも、間違いなく好きでしょうけれど(笑)

以下、ネタバレありです。

暗黒惑星サバイバルSFな装いに怪獣わんさか映画でしたね。
二本足とシッポに翼、こう書くとありがちな風貌に聞こえますが
ギザギザの牙、錨の様な超硬い頭。見た事無いバランスの作りで
極めて狂暴な怪獣の登場に、期待以上の興奮と衝撃でした。
光に弱く、22年間明るいままの惑星の洞窟で生きながらえて来た
ようやく訪れる闇こそは彼奴らの待ちに待った晴舞台。
小さいのから大きいのまで、ただただ食べる。
大人も子供も、同種でさえ容赦なく食べる、食べる。
頭ガンガンぶつけ合いで戦い合う姿も驚異的。
しかもなんかカッコイイ。何でしょうね、彼奴ら。
最後のかまされっぷり迫力あってなかなか凄い。
彼奴ら以外誰もいないのは食べ尽くしてしまったからでしょうか。
トンでもないですね。もっと見たかったな、彼奴ら。
私にはこの強烈な怪獣が素晴らしすぎなので
怪獣映画としてインプットされています(笑)

とは言え展開も好みで、暗闇の中、僅かな光をまとい、
脱出出来る宇宙船までの道のりは、闇という単純な世界故に
解りやすい緊張感を伝えて、絶望と希望の交互に重なり合い続ける
演出も緊迫感を煽って見応えがありました。

リディックの存在感は見た限り良い奴か悪い奴かもハッキリしない
のですが、本能的身体能力に自分本位の行動力がアウトロー的で
そこが肝心ですよね。このリディックの存在があったので、
副操縦士の、1度は見捨てた宇宙船の乗客への贖罪への奔走が
垣間見えて来て作品に重みも加え、非常に面白かったです。
「ピッチブラック」、カンプク。




「宇宙に存在しているのは私たちだけではないんだよ…」

 「どんな存在がいるの?」

「お友達みたいな存在だよ…」

 「お友達はどうして遊びにきてはくれないの?」

「それはね………。」

以下、ネタバレあり。

道路上を飛び回る光の追いかけっこと
きらびやかな巨大シャンデリアで、私たちに
素晴らしい光と音の祭典を経験をさせてくれて、
自転車に乗って空を飛ばせてくれる友達まで紹介してくれた、
地球外生命体にただならぬ愛情を抱き続けるスピルバーグ監督の
教えてくれた、お友達すら地球に来れない理由…。
完全オリジナルではないにしろ、前回、置いてけぼりを
喰らってしまったお友達も同じような状況に陥っていたし、
地球上に生きる事って過酷なんでしょうね、相当。
そんな地球は気付かないウチに
悪者までやっつけてくれるワケですから、
恐ろしい所で暮らしていますね、私たち。

スピルバーグ監督版「宇宙戦争」、
先日TVでやっていましたね。何度見ても面白いです。
高画質は初めて見ましたが驚く程綺麗という感じでは無かった印象。
でも、その辺は最近TVによって違う様だと判明したので
ご自身でご確認下さい。私としてはBD化の際は
是非捕獲と行きたいところです。

物語は結構えげつないですよね。
普段、家族の事を全く知らない通じ合わない父親が、
自分の家族を守りたいが為だけに盗みを働いてしまい、
娘を守る為だけに人を殺める(?)まで至るという、
印象が植え付けられ破綻をきたしている筈なのに
まともに見えてしまう極限状態の暴走ぶりも相当怖いです。
一番自分の事しか考えていない息子が助かっていたのも
個人的には恐ろしかったです。

劇場で観たときからトライポッドの凄まじい姿に敵ながら
痺れてしまいました。けたたましい咆哮、垂れ流し排出物、
容赦ない攻撃とデカさ、造形もたまらなくカッコイイし、乗りたい。
人間の血を吸い出し、奇怪な未知の植物に霧吹きなんていう
えげつない芸当で地表を真っ赤に染めあげる惨状は身の毛もよだつ!!
冒頭の人間灰といい、血霧吹きといい…浴びたくないなぁ…。
宇宙人の乗り物としても群を抜く存在感を感じます。
DVDでも何度と見ましたが、あの5本の手足を持つエイリアンの
何処となく可愛い顔つきなのに、気味が悪い雰囲気も秀逸かと。

そんな、恐ろしい地球と、怖い人間と、凶悪な宇宙人が
登場する「宇宙戦争」…ホラー好きにはたまらないはずです。
私ももちろん、嫌いな筈が無い。


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この記事は削除した別ブログに投稿したものを再録したものです。
断絶袋小路番外編とします。
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>画像、半券より。

賛否両論、全体的な評価は低い方寄りの印象が強かった、
期待の「ウォッチメン」ようやく観て来ました。
個人的には秀作と呼んでしまいます、本作。


【ヒーローは、犯罪です。】

条例で“ヒーロー”すると悪行と見なされ監獄行きと言う
すなわちヒーローが“悪”として扱われる事となった、
考えようによってはそれこそが現実的な側面を持つ世界にて….

☆以下、ネタバレありです。

作品内ではヒーローは存在はおろか描かれ方すら“蛮”として
暴力的かつ驚異的…より“悪”と見まごうかのような位置付けとされ
破壊力の現実味とそれ故の悲劇的能力差も胸を締め付けて来ます。
したがって、この作品にヒーロー然としたヒーローは存在していない事が
一般的イメージのヒーローと期待すると真逆のスタンスなので
観客に混乱を招いて、見る者を選んでしまいそうです。

超人は生りを潜め、内在する能力の否定に意味を持たせられない自尊心。
その抑圧された存在から乗じた様々なジレンマの中に於いて
自らの信じる“善行”を貫く姿勢がもどかしく切ない。

人類の暴力的側面と被せ自らの体現をパロディ化したコメディアン
悪と称され存在意義を失った抜け殻ナイトオウル
脅威に対する脅威としての抑止力DR.マンハッタン
人類の平和の訪れは自らの征服こそなし得ると考えるオジマンディアス、
憎むべき暴力への許しから生まれ出た“奇跡”の超人シルクスペクター、
そして、虐げられた守るべき弱者達とのバランスが取れるのは
犯罪者に対する制裁と言わんばかりの行動に、左右対称の顔へ
シンメトリーの天秤を垣間見せてくれたロールシャッハ

“悪”とされながらも、それぞれの存在が導いた結末は
人類が手に手を取った争いの無い世界、いわゆる和平…
世界を結ばせ一つにまとめあげる事が出来たヒーローがここに。
血塗られたスマイリー・フェイスが全て物語っていた、
多大なる犠牲のもとに得られた矛先だけが変わった世界平和と
そしてそれが果して末端の人々にとってまで良い結果をもたらしたのか、
何を持って良かれと出来るのか問われている気がしましたが
私自身は答えは出せそうにない気がします。

作品的には絵的にも精神的にも相当バイオレンスで
降りしきる雨に晴れ晴れしくないハードボイルド感を抱かせ
ロールシャッハはカッコイイし目頭熱くなるしで、
ザック・スナイダー色も健在だし満足の出来でした。
迫力ある映像も良かったですが、
人の凡たる位置から観たヒーロー=脅威と
描ききっていそうな部分ばかり考えさせられた面も
意義のあった時間だったとも思えます。
凄かった…ウォッチメン。
ロールシャッハ…イカレているけど、愛してやまない。


さて、映画を観ただけの印象なので
これからようやく購入した原作を初めて読みます。
原作ではどういった印象を持つのか楽しみです。




>画像、捕獲DVDより。

“凸やん”が装いも新たに帰って来る!!

「殺しても、殺しても、死なない友達がいます。」
映画版「鈍獣」は5月16日より公開ですね。
説明で終わっていた舞台ではなし得なかった
犯行シーンが映画でどう表現されているのか
どこまで描ききっているのか
非常に楽しみ。


ボンジュ〜ル♪どんじゅ〜る♪
舞台「鈍獣」、WOWOWで放送され初めて観た時は
打ちのめされた程面白くてDVD捕獲してしまいました。
舞台ながら見事に寒イボ(笑)

語るも難し“凸やん”とは一体どんな人物なのか?
宮藤官九郎氏の綴った恐ろしい日常の異常。
過去と現在を巧妙に舞台上に築き上げ
また言葉巧みにまくしたてられれば
揚げ足取りがいつしか揚げ足になっている(笑)
いや、ホント、なんかそんな感じなんですって。
役者、装置、時間をこね回して現われた
鈍獣という回答はいかに。

古田新太さんと生瀬勝久さんの演じる
ふざけているのか本気なのか曖昧で絶妙な
掛け合いがほんと面白くてしかたない。
それに何と言っても時間が経つにつれ実際に
凸やん化していそうな池田成志さんの怖さは絶叫もの。
そこへ刻み込んでくる女性陣お三方
(西田尚美さん、乙葉さん、野波麻帆さん)の
強かさといじらしさもなかなか見事でした。

常にそこここに潜み顔を覗かせる鈍い獣鈍い獣鈍い獣…
そして凸やんはやはり凸やんでしか語れないのか。
凸やんスパイラル、お試しあれ。


☆オフィシャルサイト→「鈍獣」
☆パルコ劇場オンラインショップ→「鈍獣」【DVD】
☆単行本→「鈍獣」

>CSより受信。

今年の劇場公開は吸血鬼の当たり年ですか?
アンダーワールド、トワイライト、ラスト・ブラッド…
そろそろゾンビいませんか?寂しすぎで、
なんだか胸に穴が開いていそうですよ(笑)
とは言え、吸血鬼も結構好きで、
中にはなかなかゾンビ態な奴がいろいろといるし、
そんな楽しい奴らに出会えるのも嬉しい限り。
ヴァンパイアブームに乗っかってレビューと行きましょう。

イノセント・ブラッドは見るのをすっかり忘れていたのですが
去年CSでたまたまやっていたのを見る事が出来ました。
ご覧になった方は多いと思いますが、面白いじゃないですか。
吸血鬼と言うと紳士な風格で魅力的、蝙蝠に変身、鏡に映らない、
大蒜と十字架、太陽光に弱く、杭を心臓に打ち込むと滅ぼせる…
と言うのが定番でしょうか。不老不死的なニュアンスも魅力的ですね。
私は杭を打ち込むスリリングが単純明解でかなり好きで、
そのシーンにはいつもワクワクします。

本作はいわゆる吸血鬼のそれとは随分違っていましたが
定番の処理もありつつで魅せて来る辺り巧いかと。
公開当時は斬新な解釈だったのでしょうか?
滑稽に見えてその実、今見ても充分な迫力がありました。

以下、ネタバレありです。

…で、いつからなんでしょうね?死んだ時の姿のまま徘徊して、
口の周りは血だらけ、血を吸うより肉に食らい付き始めたのは。
本作のその辺のゾンビ態は相当楽しいです。

ジョン・ランディス監督のとぼけた味わいの演出に
ツボを押さえた描写が頬を緩ませますよね。
吸血鬼もののお約束(?)日光で灰になる件も迫力ありました。
見所は吸血鬼になったマフィアのボスの乱暴ぶりでしょうか。
死なないと解っていて暴れまくる強引な存在感が
爽快で気持ちがよかったです。火だるまになっても
話続ける様は、可笑しくも豪快。死に様はあっけないですが
そのお粗末ぶりも含めてボスには充分楽しませてもらったので
満足しきりでした。ボス…肉枕、似合ってます。

>借りて観た殺人鬼。

やられたっ!!
巧い、面白ーい。観た方の評判が割と良いので
ようやく貸しDVD屋で発見し、勇みつつ見る事に。
…期待以上でした。

怪電波が突如発生し、その信号のせいで人々が
突然殺し合いを始める、そんなぶっきらぼうとも思える事態を、
怪電波の特性に微妙な意識下の自覚と惑わせる混乱を持たせる事で
観る者を絶妙な曖昧さに浸らせ、現のバランス感覚を失わせ
納得させてしまう事に成功していると思える秀作かと。
…私、本気で何度か騙されました(笑)
そのくらい見入っていたという事でしょうか。
最後の最後、なんだか涙ぐんでいましたよ。

三人の監督の名の挙げられた、とある三人を中心に描かれる
理不尽サスペンス、パラノイアホラー、サイコスリラー的
三様の1本の作品。この合致は見事。
登場人物の入り組んだ脚本も巧く群像劇的な
物語としてもなかなか面白くて興味深い。

海外サイト→「The Signal Movie

目を引かせる為か、パチ邦題がかなりマイナスな印象。
タイトルでスルーしている方、いませんか?
私はかなりお気に入りですよ、これ。DVD捕獲予定筆頭かも。
と言っても私はかなり偏っている見解だとはお解りの事と思いますが。

以下、ネタバレありです。

まず始めはいきなり暴力的になり殺戮を始める件。
これは淡々した狂気がワケが分からずに、冒頭流れる
劇中の映画仕立ての内容の緊張感も含め、気味が悪くて良い。
大丈夫と信じた知り合いと車で逃げようする途中、
聞こえる怪電波の影響か、いきなり殴られ、
護身の為に車をゴミ置き場(?)に激突させ倒すといった場面に
間の良さと痺れ具合からただならぬセンスを感じます。

続く展開では怪電波の持つ正気と狂気の微妙な
バランスによる、妄想と偏執と現実の坩堝。
禍々しくも滑稽で醜悪なコンパクト地獄絵図に踊らされ
これまたセンスの良さを醸し出します。

そして最後は妄想と現実が混同した嘘塗れの幻惑に
戸惑わされ、自らを怪電波に晒し怪電波妄想合戦へと傾れ込む
異様な事態はただならぬ迫力で圧倒して来ます。
そんな中でようやく終わったと油断していたら終わっていなくて
また緊張した中で、ふと流された涙に、思わずコチラも
涙ぐんでしまいましたという様相。これにはやられました。
まったくなんてセンスが良いのでしょうか。
加え俳優さんたちの演技も良かったんでしょうね。

結局、怪電波の原因は明かされず発音媒体が全てと言う所に
ある意味人為的作為も感じられますが、システムの不具合による
可能性の範疇でまとめた雰囲気もあり、その曖昧さが
人為的な仕業ではなく単なる事故を匂わせる要素で、
発展と滅亡が同義語に思えて終末観を煽って来て良かったかと。

…感服。


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